晴、28度、91%
この一年、お知り合いの方が急に病気で亡くなったり、重い病気だとお聞きすることが多くなりました。あんなにお元気だったのにと気持ちが沈みます。テレビをつけると健康、病気の番組、新聞の折込も健康食品やサプリメントの広告ばかりです。健康志向、高齢化に伴う健康維持への関心が高い日本に驚きます。
2年前初めて半日ドックを受けました。日本を離れていた30年、大きな病気も小さな病気もほとんどしませんでした。健康が心配でドックを受けたわけではありません。健康状態を知っていたいと思います。3回目のドックの結果を昨日聴きに行きました。主人は「何かあっても、隠さずに話してくれ。」息子は「何があってもおかしくないからね。」と言います。体調が悪くないのに本人の私まで病気が見つかるかもしれないと緊張します。
62年も生きていますから、完璧ではありません。体力の衰えは自分が一番知っています。動物性脂肪の吸収が弱っています。時に好きなものを偏って食べたりもします。数値自体は多少の変化があるものの二、三の注意事項を言われただけの院長先生との面談でした。暑くなる前に、待つのも嫌ですので朝一番に出向きました。診察室に入ってものの2分後には出てきました。側から見ると私は横着に見えるようですが先生に注意されたことは守ります。臓器の異常もありません。麻酔でまだ一度も見たことのない胃カメラも結果も以前より胃の中が綺麗になっているそうです。
ありがたいことと思います。嬉しいという感情はありません。いつまでこうして生きていられるやら、知人たちの急な他界や病気の知らせにいつかは自分もとそうなるのだろうと思うようになりました。
今朝も寝苦しい一夜から目覚めました。この数日は連日の高温傾向です。まずは今日一日を元気で過ごそうと思います。一日一日の積み重ね、今私が出来ることはこれぐらいです。
3年目に入った健康手帳、よく見ると「総合精密検査成績表」と書かれています。「成績表」の言葉にひと時代前の日本を思い一人笑いました。