晴、28度、84%
生麩、もっちりした歯ごたえは焼麩とは全く違ったものです。生麩を焼く、乾燥すれば普通のお麩になるのかと思っていましたが材料からして違うそうです。小麦粉のグルテンを絞るようにして作るお麩の製造過程をテレビで見たことがありました。何でまたお麩などを考え着いた人がいたのやら。生麩はこの生のグルテンにもち米の粉や白玉粉を加えて作るのだそうです。だからもちもちとしています。
モミジや花の形をしてた生麩もありますが、かまぼこ型の大きな生麩が好きです。ちょいと高級なお弁当に一切れ添えられている煮物の生麩より、かまぼこ型の生麩をそのままお醤油をちょっぴりつけていただくと最高です。揚げるとあられのようになります。
そんな生麩をグリルしてリコッタチーズと一緒にパスタにしました。生麩は冷凍してあった残り物、リコッタチーズもハンバーグに入れたものが残っていました。つまり冷蔵庫の整理です。パプリカも生麩と一緒にグリルしました。トマトジュースを煮詰めたトマトソースとリコッタチーズを茹で上げのパスタと絡めました。 リコッタチーズの酸味が全体をよくまとめてくれています。ほろりと崩れるリコッタチーズはおろす必要がありません。手でぐしゃっと潰します。生麩も焦げてまるでお餅のようです。パルリカのおこげ、生麩のおこげが微妙な甘みと香りを添えてくれました。
残り物で作るパスタは数限りなく作れます。そして残念なことに同じ物が2度と作れません。こうして書き留めて置くといつかまた作る機会があるかと思います。お腹持ちのいい生麩とリコッタチーズのパスタでした。