マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

嵯峨野から清滝

2011-05-09 | Weblog
一昨日の朝早く、京都の西の方へ用事があったので夫の車で出かけました。
ついでに足をのばして久しぶりに嵯峨野方面へ、
広沢の池は変わらぬたたずまいで、ゆっくりした時間が流れていました。
レンゲ畑も健在です。



無人の販売所で朝堀タケノコを買って帰りました。
糠をたっぷり入れてさっそくゆでて置き、夜仕事から帰ってから料理して食べましたが、抜群に美味しくて感激しました。
驚くほど安かったのに…もっとたくさん買ってくれば良かった!

清滝隧道(トンネル)は車一台がやっと通れる幅しかなくて、すれちがえないので信号で通行が指示されるようになっています。意外と長くて、おまけに曲がっていて、向こう側がなかなか見えないので、スリル満点でした。
トンネルを抜けるとそこは清滝、愛宕社への登り口、愛宕山(あたごやま)は京都で一番高い山です。全国の愛宕神社の本社で多くの人が訪れますが、私は登ったことがありません。


愛宕(おたき)念仏寺に寄りました。ここでは愛宕(あたご)をおたきと読みます。
有名な化野念仏寺(あだしのねんぶつでら)とは別の寺です。
門には鎌倉時代の仁王が建っている由緒ある寺ですが、何度か引っ越しをしてこの地にやってきて、
荒れて廃寺になりかけていたのを、近年1200人が、1200体の石仏を彫って復興させたそうです。
たくさんの石仏の中には、ウオークマンを聞いているのや、トウモロコシをかじっているのや、ギターを弾いているのや、逆立ちしているのや、バルタン星人のようなのやいろいろあります。シャガの花が満開の境内に、山の斜面にも所狭し並んでいる石仏を楽しんできました。
写真には清滝へ行くバスが写っています。



帰りに20数年振りに嵯峨野の観光ストリートも少し見てきましたが、
ここは様変わりしていました。かつてのような街道の趣がなくなっていて残念でした。
仕方がないことかもしれませんが、美しい物を並べても趣は出てきません。
人が暮らし、行き交って、産まれたり、死んだり、汚れたり、お化けが出たり…
そういうものを取り去って綺麗に整えてしまったら、
セットのようになってしまいます。
日本中そんなことになってしまったところがたくさんあります。
コメント
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