
4年前に20~30センチ位のナツミカンの苗を植えました。
2年位はさっぱり伸びなくて葉も増えず、この木は駄目かなあと思っていたら、
去年から急に伸び始め今年は新しい柔らかい葉がツンツン伸びて、
花をいっぱいつけました。
なんともいえないいい香りが辺りに漂っています。
「せっせせー~♫」をしながら歌ったミカンの花の唄、
正確な題名は「ミカンの花咲く丘」だそうです。
穏やかな風景が写生するように唄われています。
素直なメロディ、ワルツのリズムに乗って作者の「懐かしい」きもちがそのまま伝わってきます。
私は小学生の頃、5年間、瀬戸内海に面する町に住んでいました。
工場地帯で、高い煙突が林立して黄色い煙や白い煙が立ち上り、
火を燃やし続けている煙突もあって、喘息の子どもが多い町でした。
海も汚れていて魚や貝も食べられず、水泳は禁止されていました。
でも、小さな山に登れば、遠くの島々、行き交うポンポン船が見えました。
「みかんの花咲く丘」
作詞:加藤省吾、作曲:海沼実、
1 みかんの花が咲いている
思い出の道丘の道
はるかに見える青い海
お船がとおくかすんでる
2 黒い煙をはきながら
お船はどこへ行くのでしょう
波に揺られて島のかげ
汽笛がボウと鳴りました
3 いつか来た丘母さんと
いっしょに眺めたあの島よ
今日もひとりで見ていると
やさしい母さん思われる