マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

ひどい文科省

2011-05-18 | Weblog
精神科医の抗議

文部科学省が4月20日付けで出した教育現場への通達がひどい!
一見、親切な文章に思えますが、結局
「放射能のことなど忘れて、毎日明るく元気で暮らしなさい、放射能を怖がりすぎるとPTSDになりますよ…」
と言っているように読めます。
犯罪者が責任はあたかも被害者の側にあるかのように言いつのるのと全く同じです。

相変わらずTVなどで言われていることの一つ、「CTスキャンなど医療でもこんなに放射能が使われています…」という説明がここでも使われています。
病気で必要になる時のリスクと、福島で普通に暮らしている人が受けてしまう放射能とを並べて比べることの不思議に納得いきません。

また自然界にも放射能は存在しているけれど、「どんなに少しでも、放射能は生き物にとって受けないほうがいい」というのが長い研究の歴史の中で判っていることなのです。
それなのにそこの部分を省いて数字を並べてたいしたことがないように言うのは基本的に何が大切かというスタンスがないからだと思います。

大切なのは「命」である、と考えているなら、上記のような文科省の文章やTVの放射能の解説はあり得ません。
コメント
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