著者の山本美香さんは2012年8月シリアで砲撃を受けて亡くなりました。
45歳でした。154センチという小柄な体でアフガニスタン、レバノン、コソボ、
ウガンダ、イラク、アルジェリア、チェチェンなど、
世界の紛争地で取材を続け真実を伝えることに全力を注いできました。
一貫して子どもを見つめて来た著者ですが、
この本も子どもたちのために書かれています。
紛争地の悲惨で残酷な現実、
また複雑な社会の矛盾や混乱や欺瞞を
著者のように易しい普通の言葉で語る人を他に知りません。
終りに著者は言います。
「…平和を維持するにはたゆまぬ努力がいる、
そうしなければあっという間に失われる。
…戦争はいったん始まってしまうと止められない…
『無知』は戦争の引き金になる…」
中でもヘイトクライム(人種、民族、宗教などへの偏見が元になって起きる犯罪・
憎悪による犯罪)に言及し、9.11以降アメリカをヘイトクライムが覆って
一気にイラク戦争へ突き進んでいったことを、
自身の当時のアメリカでの体験を元に書いています。
この本の主人公は子供たちです。
これから先の世界をつくっていくのも子供たちです。
今はまだ平和な社会に住んでいる日本の子どもたちに読んでほしい本です。
『戦争を取材する・子どもたちは何を体験したのか』
山本美香 著
講談社 2011年
45歳でした。154センチという小柄な体でアフガニスタン、レバノン、コソボ、
ウガンダ、イラク、アルジェリア、チェチェンなど、
世界の紛争地で取材を続け真実を伝えることに全力を注いできました。
一貫して子どもを見つめて来た著者ですが、
この本も子どもたちのために書かれています。
紛争地の悲惨で残酷な現実、
また複雑な社会の矛盾や混乱や欺瞞を
著者のように易しい普通の言葉で語る人を他に知りません。
終りに著者は言います。
「…平和を維持するにはたゆまぬ努力がいる、
そうしなければあっという間に失われる。
…戦争はいったん始まってしまうと止められない…
『無知』は戦争の引き金になる…」
中でもヘイトクライム(人種、民族、宗教などへの偏見が元になって起きる犯罪・
憎悪による犯罪)に言及し、9.11以降アメリカをヘイトクライムが覆って
一気にイラク戦争へ突き進んでいったことを、
自身の当時のアメリカでの体験を元に書いています。
この本の主人公は子供たちです。
これから先の世界をつくっていくのも子供たちです。
今はまだ平和な社会に住んでいる日本の子どもたちに読んでほしい本です。
『戦争を取材する・子どもたちは何を体験したのか』
山本美香 著
講談社 2011年
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