車で海へ向かって走っている時、道沿いに、小さなお寺があるのに気付きました。
梅花観音・第81番札所・西方寺 阿彌陀寺と書いてあります。
本堂は修繕されて屋根もすっかり新しくなっていましたが、
鐘楼も兼ねた、ちょっと珍しい山門は昔のままのようです。
梯子を上って行って鐘をつくようになっています。
鐘はどんな音がするのかなー?
古い瓦の屋根を見ると積み重なった年月を感じます。
鬼瓦などの飾りにはユーモアがあって暖かみがあります。
↑ 手前の歯をむき出して笑っているような鬼瓦、暗くて見えなくて残念。
昔の建物はおおらかで、
人が住んでさえいれば、そしてあちこち修理をしていれば、年を取れば取るほど魅力が増す!
いいなー。
お寺の横に石碑がありました。
「・・・ここは昔入り江だった・・・永保2年(1082年)櫛田川が氾濫する大洪水があって、
川筋もすっかり変わり、浜の位置も変わって、現在のようになった・・・」
というような内容でした。
櫛田川は、三重県の中央構造線沿いに発した流れが伊勢湾に注ぐ1級河川ですが、
何度も何度も氾濫を繰り返し、そのたびに流れが変わり、それに伴って群境が変わって、
紛糾になる、という歴史があるそうです。
それにしても、洪水でめちゃくちゃになった土地に、再び田畑を作り、家を建てる、
大きな石や小さな石を積み重ねて土手を築き、海辺には港をつくる・・・
全部人力で!
現代人は、昔の人とは、首も、腕も、肩も、腰も、手も足も、すっかり変わってしまったんだろうな。
おはようございます。
そうですね、いつの時代も、
自分は体を動かさず、狡く立ち回って、威張ってるだけの悪い奴がいますね。