マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

183系「しおさい」「あやめ」

2008-02-15 01:18:24 | 特急型電車(直流)
最近は毎日の様にフィルムからスキャニングを起していて、かなり寝不足な日が続いております。なかなか中途半端にしかネタが揃わないので、アップする記事についても苦悩の日々といった感じです。

さて、今後ネタがカブってしまうのか不安なところもあるのですが、久し振りに房総特急です。
今日のネタは、183系特急「しおさい」と「あやめ」です。

房総特急では、3番目4番目として誕生した、当時では珍しい短距離特急です。
東京地下駅が開業以来、房総方面各線には快速列車が運転されており、急行ですら乗車率が悪かった時代に、特急列車を運転することに当時は疑問を持っていました。今でさえ、銚子や鹿島神宮程度でしたら快速列車でも十分な距離・所要時間と思われるのですが、成田空港までの特急がこれだけ多数運転されている時代背景を捉えると、距離に関係なく車両グレードの問題なのかな?とも思うわけですが・・・。

そんな「しおさい」「あやめ」が誕生したのは、新幹線が博多まで開業した昭和50年3月のことです。偶然ですが、ちょうどその頃に成田山新勝寺に連れて行かれたことがあり、その存在をいち早く知っていた訳です。ただし、特に思い入れがあるというわけでもないので、あまり写真を撮ったことがありませんが、スキャニングしたものが数枚準備できましたのでご覧いただきたいと思います。


昭和54年頃 総武本線 錦糸町駅にて 183系「しおさい」

総武本線用のATCを搭載した特急型としてデビュー。一部は東京地下駅に入らず、新宿まで足を伸ばす列車も存在しました。この頃はまだ非貫通型の1500番代は誕生していません。


昭和57年8月23日 総武本線 佐倉~南酒々井間にて 183系「しおさい」

マミヤ645を買って写真を撮りに行きました。間もなく急行が全廃になるということで、急行「犬吠」を撮りに行ったときに撮影したものです。
この場所は、比較的に南酒々井駅から近いところだと思いました。


昭和57年8月23日 総武本線 佐倉~南酒々井間にて 183系「しおさい」

同じ日に撮影したもので、かなり佐倉駅寄りまで歩いたところ。こちらは平らな田園地帯です。少し離れたところには、佐倉駅で分岐した成田線も見えた記憶があります。



昭和51年頃 総武本線 錦糸町駅にて 183系「あやめ」

こちらは、どうも唯一残っているらしい「あやめ」の写真。まだ文字マークの時代です。
ポケットカメラでの撮影で本来はネガカラーですが、プリントにした際にかなり変色して見栄えが悪いため、敢えてモノトーン加工しました。房総特急の中でも一番本数が少なかったからでしょうか、本当に撮影したコマが見つかりません。


現在でも「しおさい」「あやめ」の名称は残っていますが、183系0番代は既に全滅してしまいました。中学~高校生の頃錦糸町で何回か撮ったくらいで、あまり追いかけることが無かったので、良い写真も残っていません。今になっては、歴史のページに穴をあけてしまったような無念さが残ります。
コメント (8)
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