マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

キハ58系800番代:修学旅行色(こっちが本物じゃ!)

2008-02-24 01:05:10 | 気動車(急行・その他)
別に怒っているわけでも威張っているわけでもありません。ただ言ってみただけ・・・。

JR東日本仙台市支社で、「南三陸」に使っていたキハ58系を何と修学旅行色にしてしまった。もう直ぐ全廃となってしまうキハ58系への最後のはなむけとしてでしょうが、なかなか粋なことをしてくれるな、と感心しちゃいました。

だけど、実物を知っているオジサンからすると、全く不満が無いわけではありません。
車内のアコモは、乗る人の立場を考えればリクライニングくらいなっていても良しとしましょう。ただ、外見で言わせて貰えば、電動サボは要りませんよ。それと、クーラーもあっちゃいけません。修学旅行列車に乗る生徒は、暑いのくらい我慢できなきゃいけないんです。私が「そうしろ!」というのではなく、昭和50年代半ばくらいまではそういうコンセプトだったんです。

じゃ、どんなんだったんだよ!・・・

こんなんだったんです。


昭和52年頃 東北本線 撮影場所不詳 キハ58800番代 急行列車

多分、宇都宮にEF57を撮りに行ったとき、途中駅での急行退避の際に追い越してくるディーゼル急行を115系の窓からカメラを出して撮影したものです。
駅の雰囲気からすると、白岡とか久喜みたいな感じなんですけどね。列車も今となっては「いいで」「ざおう」だったのか「おが1号」だったのか、全くもって覚えていません。



昭和52年頃 東北本線 古河~栗橋間にて キハ28800番代 急行列車

こちらの列車は、コマの前後から判断して下り「いいで」「ざおう」のようです。2両目に800番代が連結されていますが、こちらはキハ28のようですね。
当時使っていた中古キャノンFTbはシャッター幕の走行ムラを良く起し、出来上がった写真を見て泣かされたことが何度もありました。
グリーン車以外は全部非冷房車。同じ時代でも455系急行は全車冷房車でしたから、同じ料金払うのはシャクでしたね。



昭和52年1月 東北本線 大宮駅にて キハ28800番代を先頭にした急行「おが」(再掲)

こちらは過去ログでご紹介したことのある、秋田行き急行「おが1号」の先頭に連結された800番代車。
昭和51年11月に奥羽本線全線が電化したのに、昭和57年11月のダイヤ改正前日までディーゼルのまま走っていました。
右側は大宮操車場の北部入換えヤード。今では新幹線のホームがそびえたち、全く面影がなくなってしまいました。



昭和52年頃 東北本線 西川口~蕨間にて キハ58800を先頭にした修学旅行列車 

こちらは今までプリントしたことが無かったため、ネガを見たときからずっと急行列車と思っていたのですが、今回スキャニングしてみたら横サボが号車表記以外一切ありません。乗っている乗客をみると、どうも高校生のようですね。おそらく修学旅行の団体貸切列車でしょう。
ただ、登場時の修学旅行列車とは違い一般車と混用されており、キレイな編成ではありません。それでも、先頭に出た800番代を捉えることができたのは、当時としても非常に幸運だったと思います。


800番代は他車と共通運用であるため、構えているときに来てくれるとは限らない神出鬼没な車両。中間には良く入っており、場合によっては2両隣同士なんていうのも見たことがありましたが、当時はいつでも直ぐ写真を撮れるような便利でも安い時代でもなかったんです。今だったら、間違いなくもっとチャンスを掴めていたでしょうね。

復活したキハ58系修学旅行色も、せっかくお化粧直しをして貰ったのですから、故障せずに最後まで頑張ってもらいたいものですね。

コメント (8)
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