マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

20系「あけぼの」:総集編 カニ21・22 ナハネフ22・23

2008-06-14 00:17:00 | ブルートレイン:機関車・客車
いやぁ~、失敗しましたよ。
昨日アップしたトラコレ改造作品がナント800アップ目だったんです。鉄ネタじゃないヤツになってしまった。ショックぅ~!

ということですので、記念すべき801アップ目として、今まで大事に温めておいた20系「あけぼの」の総集編をド~ンと一気にアップしちゃいます。



昭和53年3月20日 上野駅にて カニ21(再掲)


昭和55年8月13日 上野駅にて カニ21

まずはカニ21です。20系の中でもっともポピュラーな電源車。
上野方に連結されているので、この顔を撮るためには夜の上野駅に行かないとなりませんでした。中学2年生になって、やっと夜の出歩きができるようになりました。
下の写真はお盆の入りですね。ホームは夜行急行の自由席に乗るための帰省客でごった返しています。こんな状況は、東北新幹線の開業する昭和57年まで続いていました。



昭和51年頃 東大宮操車場構内にて 洗浄線入れ替え中のカニ22(再掲)

再掲の写真ですが、フィルムスキャンからやり直して見ました。色が良く落ち着きました。それにしてもカニ22と高二区EF58の組み合わせ。違和感ありありです。



昭和52年頃 東北本線 蕨~西川口間にて カニ22をサイドから

「あけぼの」には、標準型のカニ21以外にも、オリジナルのマニ20やこのカニ22が共通運用で組まれていました。私のバヤイ、20系の流美なスタイルよりも、この無骨なスタイルのカニ22が大好きでした。
特にサイドから見た場合、屋根が低くなっている分、車体が長くスマートに見えます。
私的には、20系の中でも一番秀逸なデザインだと思っています。



昭和52年頃 上野駅にて ナハネフ22 「あけぼの」の並び

昭和50年代の上野駅では、上信越・高崎線が上のホーム、東北線は地平ホームの仕切りがありましたが、いくつかの例外もありました。下りの「あけぼの」は地平ホーム発ですが、上りは高架ホーム着で、時間が近いため隣同士で並ぶシーンが毎日展開されていました。
おそらく、早朝の地平ホームは、常磐線の夜行列車が多数到着しているため、本数の多い東北スジの夜行を飲みきれなかったんでしょうね。その割には「越前」が地平ホームに到着していたりしましたが・・・。



昭和52年3月頃 上野駅にて ナハネフ22とナハネフ23の並び

この頃になると、20系の特急列車からの撤退、急行への格下げ、状態の悪い車両の廃車など、動きが顕著になってきました。それが影響してか、本来は中間に封じ込められて、首都圏では末端に顔を出すことがなかったナハネフ23が付属編成にも登場するようになりました。
この頃日常的に見ることが出来たのは青森区のナハネフ21くらいのもので、「ゆうづる」や「日本海」にしか見ることが無かったように思います。



昭和52年3月頃 上野駅にて ナハネフ23(再掲)

上の写真のナハネフ23をチューボーカットで撮影したもの。
ナハネフ21「日本海」に逢って以来、この顔の虜になってしまったつばさ。嬉しくってこんなドアップで撮ってしまいました。
しかも、このピンク色に染まったテールマークに極限の魅力を感じました。



昭和55年頃 大宮駅にて ナハネフ23(再掲)

久し振りに撮ったナハネフ23「あけぼの」でしたが、異常なほど真っ赤なテールマークに違和感を感じました。もっとほんのりした色だったような・・・。
朝6時くらいで真っ暗なところを見ると、冬場に撮った写真のようですね。



昭和55年3月 青森駅にて ナハネフ23

こちらは初めての北海道撮影行で乗り継ぎの際に撮影したもの。青森着の「あけぼの」は、途中秋田駅で付属編成を落としてきますので、必然的にナハネフ23が顔を出すことになります。逆にナハネフ22は撮影できないと言うことですね。
写真のテールマークはひらがなが白地、ローマ字が赤地でガチャ目になっています。ひらがなの方は書体がおかしいので、盗難にでもあって手作りで作ったものでしょうか?だとしたら悲しいことですね。


こうして見ると、一番撮影できた筈のナハネフ22が殆どありませんでした。「いつでも撮れる」ヤツはいつもこうなっちゃうんですね。

「あけぼの」の20系は昭和55年10月まででしたので、最後まで残った特急運用ではありましたが、私的にはそれでも高校1年生だったことになりますから、有名撮影地などで走行写真を撮ったりするのは厳しい状況でした。
結果的に駅撮り写真ばかりとなってしまいましたが、大好きな20系客車を間近で見ることが出来て、記録に残すことが出来ただけでも満足に思います。

過去ログで、EF651000番代牽引「あけぼの」 http://diary.jp.aol.com/marutetsu/756.html をアップしています。また、同記事に板谷峠の「あけぼの」もリンクが貼ってありますので、よろしければご覧下さい。

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10 コメント

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Unknown (金太郎)
2008-06-14 05:46:13
電化区間では架線集電、非電化区間でディーゼル発電という発想が裏目に出てしまった可哀想な形式でもありますね。自重が60t近くあったみたいです。のちにPS16?を撤去、一部カニ25になったものもあったみたいです。
確かにこのスタイル面白いと思います。カトーでEF60500が発売されたときPS16が付いた原型の姿で発売されたと思います。
高二のゴハチが何故に・・・。単なる入れ替え中だったんでしょうか?それに編成を切り落とす訳じゃないのにナハネフ23とか21とかが最後尾にくっ付くと面白いですね。切り妻の最後尾もいいかも。
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Unknown (swallow angel)
2008-06-14 07:44:59
上野駅の20系ラッシュは東京駅に発着する列車が14系化し始めたあたりから本格化しましたね。ナハネフ23はどう見ても中間車、初めて見た時は何かの間に合わせかと思いました。やっぱり20系は頭がまん丸という固定概念があったのでしょう。
土日恒例朝ポチ一発注入!
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Unknown (シービー)
2008-06-14 10:01:09
ブルトレ、それも20系の中では「あけぼの」が撮ってる枚数が多かったですね。
上野駅地平ホームで、電源車のカニのエンジン音。窓から中を眺めたりなんてしてました。
カニ22は特に好きだった車両です。
それにしてもこの丸~いデザイン、秀逸ですね。

部下のPCからもで、本日はクールファイブ(5)ポチしましたよ~ん。
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Unknown (キハ181つばさ)
2008-06-14 14:24:13
金太郎様
カニ22の発想は20年位早すぎたのでしょうね。九州全線が電化されていれば、MGのみの対応が出来たわけですから、交直両用の設備を持った電源車で対応できた筈ですし、東北や日本海縦貫の転用のも耐えられた訳ですから。カマと4基のパンタを上げて走行するシーンを生で見てみたかったです。
KATOのカニ22は予約して買いましたよ。セット発売だったので、単品パーツも確保しました。パンタ無しを再現しようと思って。でも、まだ手をつけていません。
東大宮操の入換は、どのカマを使うのか決まっていたのでしょかね。EF57が20系を入換えているシーンも雑誌で見たことあるような気がします。
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Unknown (キハ181つばさ)
2008-06-14 14:36:05
swallow angel様
上野での20系は50・3改正からがピークでしたね。「ゆうづる」と「あけぼの」が2本づつに、「北星」「北陸」が居ました。さらに「ゆうづる」が置換えになると、「天の川」「新星」も加わりました。
しかし、今となっては遠い過去の思い出になってしまいましたね。
朝ぽちありがとうございます。今頃何処にいらっしゃるんでしょうかね。
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Unknown (キハ181つばさ)
2008-06-14 14:40:22
シービー様
そんなに入れてしまったんですか?後でなくなるときが怖い。
昔は1枚撮ってしまうと後は撮らないでも大丈夫なんて、フィルム代から来るケチさが出て、結果的に残っていないものが結構ありました。
カニ22のテールマークを狙って夜の上野駅にも何度か足を運びましたが、結果的にGETすることができませんでした。
ディーゼルエンジンの煤煙もあの頃は嫌な存在でしたが、今となってはあの匂いも懐かしいですね。
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Unknown (シービー)
2009-07-19 22:01:51
こちらからもTBさせていただきます。
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Unknown (キハ181つばさ)
2009-07-19 22:30:14
シービー様
ラージャー、ブラジャー!
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Unknown (宮オオ)
2010-02-11 11:07:42
2回目のコメント失礼します。
私は食パン顔のナハネフ23の正面顔を見ると、関西の近鉄電車のアーバンライナーの8連車にいる先頭車並みの運転台機器を備えた中間車=万一のさいにも使用できるように考慮してますが、常時中間にて使用なので先頭では仲々お目にかゝれません=を思い出してしまいます。
それでは、こゝら辺にて失礼いたします。
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Unknown (キハ181つばさ)
2010-02-11 16:57:09
宮オオ様
なんかこのスタイルが好きなんですよね。客車としてはカニやナハネフ22の方が異色のスタイルなので、23の方が本来の客車と同じ安定感があるのかもしれません。
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