蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

幸せは身近にある

2019-08-19 | 日々のこと
羨ましい人について考えてみた。

例えば、海外移住し、日本を離れ、楽園にソフトランディングした人。
日本の将来性を憂い、見切り発車したとか。
わたしは、日本のほうが良い。
日本のほうが好きなので、羨ましいとは思わない。
じつは、その前提に、わたしは外国語が満足に話せないため、外国在住は選択肢にないだけである。

娘に、「日本人の海外移住は既に始まっているらしいけれど、そんな動きはわたしの周りには全く感じない」と、疑問を口にすると、
「年に一度や二度しか日本を離れないような人は対象外。
日本と海外を行ったり来たりし、年の大半を海外で生活しているような人の話」らしい。
なるほど。
ライフスタイルが違う。

葉加瀬太郎一家のロンドン生活がテレビで紹介されていた。
子供たちもあちらの学校に通っているようだから、完璧バイリンガル。
羨ましいとかの範疇ではない。
奥さんは、東大卒の美人タレントであるし、もし、わたしが羨ましがっているとすると、爆笑ものだ。
元々の素質、素材、素養が違う上に、性格、能力も違いすぎる。
「来月、ロンドンの家でバーベキュー取材があるからね」なんて言われると、即、寝込むか、逃走する。
言われるわけもない、無駄で無意味なシュミレーションだが。
それ以前に、ロンドンに家などないし。

プロ野球、アメリカの大リーグで活躍するマー君の奥さんになりたいかと言えば、なりたくない。
トランプ夫人になりたいかと言えば、御免被る。
エリザベス女王になりたいか、なりたくない。
じゃあ、エリザベス女王の孫(次期王位継承者)の美人嫁になりたいか?なりたくない。

ぐっと下がって、デビ夫人になりたいか?
なりたくない。
瀬戸内寂聴には?
なりたくない。
じゃあいったい誰みたいになりたい?

親戚のおじさんの奥さんなら、多少羨ましいかも?
楽々人生。これは、姑も羨ましがっていた。
でも、おじ家族メンバーに抱える、あまり明るくない問題があるから、それもなあ、、、
全てスミからスミまで曇り一つなく、不安要素は一切なくハッピーなんていうことは、なかなかないようだ。

身近なところの人でも羨ましくはない。
ええいっ! いっそ、姑や実母は?

姑、、、全然、羨ましくない。
実母、、、少しだけわたし路線では理想的かも。
なんといっても、暗い未来を考えたり想像する頭脳がないのだから。
悪いように考えるにも考えようがない。
ぼけ勝ち。

同じ認知症でも、怖い顔の人もいる。
眉間にシワを寄せ、目が落ち込み、青白く、病的に深刻な顔をしている。
そういう人もいるのに対して、実母はいつも大きな口を開けて、ワッハッハと大笑いしている。
じつに明るい認知症である。
母みたいなのが、まだ、マシかなあと。
羨ましいとまではいかないが。

で、結局、羨ましい人はいないのか?

若い美人、有能な若い人、羨ましいか?
しかし、どれも将来を考えると今がピークかと思うと、なんだかなあ、、、もっともっと発展していくポテンシャルは秘めているのだろうけれど。

上ばかり出してみた。

下々の皆さんを例えに出しても、わたしは面白くはない。
極端な例を出すのがわたしの嗜好。
自分より下を見て安心するタイプではなく、上を見てギャップを感じて自虐スイッチを入れるのが好きのようだ。
だが、上から目線は嫌われる。


ちなみに、にわかに空が真っ黒、室内が暗くなったかと思いきや、土砂降りの雨と、雷。
映画や、アトラクションのよう。
途端に不安に思う。
わたし、怖がりなので。
やはり、日常生活が普通に行えることに最大の幸せを感じる。
突然の激しい雨、雷の出現で、いきなり理想ラインがガーンと身近に降りてきた。
空想タイムは、雨、雷で突如、中止、終了した。
わたし、単純細胞人間だ。