蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

鮭まるごと

2020-12-06 | 日々のこと
鮭をまるごともらった。

冷凍されているが、冷凍庫はめいっぱい詰まっていて困った。
一つ一つ、個別包装されていたら助かるのだが、、、。
とりあえず4つに分けられているだけでもまだ良かった。
が、解凍するにはワンブロックずつ、ということになる。
一切れ一切れ個別なら、解凍しやすい、取り出しやすい、使いやすいのに、、、そこまで取り扱い業者は手が回らないのだろう。
北海の豪快な幸なのだが、老人(予備軍)2人世帯には少し持て余し感がある。
しかも、賞味期限は来年1月末。ひと月半しかない。
それまでに食べきるのは絶対に無理。
半年ぐらい冷凍庫で寝ていそうだ。
近所に住む娘一家に半分あげるから、半分にはなるが、、、。
もし、本当に実質的老人世帯だとしたら、贈り物にも向き不向きがあることだろう。
何世代も同居して、どどっと食卓を囲む大家族のイメージが浮かんだ、、、が、都市部の小ロットで食の彩りを楽しむ小口世帯においては、、、。
食に対する価値観や好み、ライフスタイルが少し異なる。
しかしながら、いただいておきながら、不満を言うと罰が当たるというものだ。
有り難く感謝しながら、しばらく不自由な冷凍庫と向き合うことになりそうだ。

だが、感謝の気持ちを忘れてはいけない。
昨夜見た、NHKテレビのドキュメントで、コロナ禍の女性たちを特集していた。
今の女性は強いが、社会的に弱者になりやすい。
ひと昔前なら、子供がまだ小さいと離婚を思いとどまったりしていた。
今も思いとどまる女性もいることだろうけれど。
既婚でも、配偶者が働けない事情があり、女性が大黒柱にならざるを得ないこともある。
国からの援助、補助もあるとしても、やはりダブルインカムは強みだ。
子育てと就労を一人で背負うのは重荷過ぎる。
番組によると、高齢者の就労にもコロナの直撃を受けたようだ。
79歳女性。既婚。夫と二人暮らし。仕事減で家計費に暗い影を落とす。
夫の分も経済的に支える妻、、、。
すごいなあ、、、と。
受給する年金額の問題だろう。
働く老妻に大打撃ではあるものの、夫は働き口がないのか、働かないのか、よくわからないが。
もう80歳を超えているだろう人に、なぜあなたは働かないのですか?とは聞けない。

ちなみに、、、
生活費や食費をギリギリに抑える、、、というのにも個人差もあるように感じる。
しかし、趣味で節約、倹約するのと、必要に迫られてするのとでは、気持ちの質が違う。
そのあたりが微妙ではあるが、肝心なところだ。
日頃の生活を見直すキッカケになることもある。

今まで、気の毒な人もいるんだなあと思っていた自分が、まさか当事者になるなんて想像もしてなかった、と、取材を受けた女性が嘆いていた。
いつ何時、悲劇は起こるかもしれない。
そう思って毎日、地に足を着けて一日一日を感謝のこころを忘れずに丁寧に生きてゆこう。
と、感謝をキーワードに取ってつけたような、どこかの宗教パンフレットのような〆になってしまった。