あるテーマで思いを吐き出したいのだが、出来ない。
まだまだ時間がかかる。
「昔は70歳ぐらいで皆んな亡くなってたんだよ」と、小2孫Aに言った。
すると孫Aは、びっくりしたような顔で、と同時にちょっと顔を歪ませて
「じゃあ、ばあちゃんは、あと何年? まだでしょう?」
と答えた。
彼は、昨年、ばあちゃんばあちゃん(わたしの姑)を亡くしたので、死ぬという意味をそれなりに理解している。
幼い子供たちには、死と直面することはショッキングな出来事だったことだろう。
2番目孫(保育所年長)は、「ぼくも死ぬの? 死にたくない、、、」と、家でしくしく泣いていたそうだ。
日常と非日常のドッキングを日常として暮らしてきた育成環境、背景から生まれた、わたしの死生観。
このドッキングが芸術や国賓級VIPや超絶グルメなら、すごい文化人になっていたことだろう。
幸か不幸か、たいした能力もないおかげで片田舎の凡人になって、普通であることの幸せを噛み締めて毎日を送っている。