またまた天井を見上げながら仰向け、布団の中から、こんばんは。
忙しい元旦だった。
お正月は主婦が何もしなくていいようにお節料理が生まれたという説がある。
ほんまかいな、と疑問に思った。
バタバタ忙しいではないか。
長女一家が泊まる布団の準備をしていて、自分の小学校の頃からの成績表と卒業証書、花道(華道?)の免許を見つけた。
いずれも実態とかけ離れたものだった。
卒業したのは、事実、免許も事実だが、ペーパードライバーのようなもの。
本当に名目だけ、入れ物だけ、枠だけ、タイトルだけの、インチキパッケージである。
半世紀も前の見掛け倒しのわたしの経歴。
騙された人が悪いのか、騙した人が悪いのか。
ラベルと中身が同じだと思われたようだ。
が、経歴には一切詐称はない。
中身が追いついていないだけだ。
今からゆっくり中身を詰めていこう。
もはや手遅れ、持ち時間が明らかに足りない。
残り時間を全て使い切って一生詰めても、詰まりきれないだろう。
ではあるものの、やることがあって、暇が潰れていいかも。
さて。
お正月、あと何年迎えるのか。
時計の針は超スローモーションで回っている。
※写真は、伊勢の旧家で見かけた書。