『海月姫』
監督:川村泰祐
出演:能年玲奈,菅田将暉,長谷川博己,池脇千鶴,太田莉菜,
馬場園梓,篠原ともえ,片瀬那奈,速水もこみち,平泉成他
『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』を観たあと、しばしの休憩。
早起きして樟葉まで来たせいでおなかが空いているけれど、
晩の宴会で食べ過ぎることは目に見えているから、今は耐えなければ。
で、以前から気になっていたTOHOシネマズの量り売りのお菓子を
少しだけ試してみることに。
どこのTOHOシネマズにもあり、1g=3.5円。
ドライマンゴーとクランチチョコ、イチゴのフリーズドライチョコで50g。
175円でちょっとしたおやついろいろ、結構楽しい。
後日訪れたTOHOシネマズなんばでは、このお菓子売場で注意書きを発見。
「ケースに手を突っ込まないでください」。
そうか、なんば別館はトイレに、本館はお菓子のケースに注意書き。
長く劇場を営業していると、新しいくずはモールとちがって、
さまざまな問題が噴出してくるようです。(^^;
おなかも落ち着いたところで、楽しみにしていた本作を。
原作は東村アキコの同名人気コミックだそうな。
予告編からして楽しそうでした。
幼少のころからクラゲが大好きな女子、月海(能年玲奈)。
クラゲオタクが高じて、クラゲに特化したイラストを描きつづけ、
イラストレーターを目指して鹿児島から上京。
男子禁制の古びたアパート“天水館(あまみずかん)”に住んでいる。
天水館の住人は、ほかにこんなオタクたち。
和物オタクの千絵子(馬場園梓)、枯れ専のジジ(篠原ともえ)。
月海を含むこの5名は、自分の人生に男は要らないと“尼~ズ(あまーず)”を名乗っている。
その他、売れっ子漫画家の樹音が天水館にいるが、部屋からはいっさい出てこず、
男やオシャレ女子に怯えるオタクたちに助言を求められると、
扉の下の隙間から筆談で託宣を与えるのみ。
ある日、熱帯魚店でクラゲの飼育にあってはならない状況に遭遇した月海は、
意を決して男性店員(中村倫也)に忠告しに出向く。
変人としか思えない月海の態度に店員は驚き、月海を放り出す。
そこへ通りかかったのがどこから見ても女性の男子、蔵之介(菅田将暉)。
月海を助けた蔵之介は、天水館に入り浸るように。
まさか蔵之介が女装男子だとはほかの住人に言えず、
それを察した蔵之介も女子のふりをして住人とつきあう。
そんななか、天水館が取り壊しの危機に。
どんな手段を用いても地上げを完遂させようとする色気ムンムン女子。
天水館を取り壊すため、政治家の協力を得ようとする。
その政治家というのがなんと蔵之介の父親(平泉成)、
秘書を務めるのが蔵之介の腹違いの兄で、実は童貞の修(長谷川博己)で……。
何がどうってことはないですが、誰が観ても楽しめそうな1本。
今回も金髪の似合う菅田くんは、モデル歩きもさまになっています。
出演者がみんな楽しそうな作品というのはいいですね。
ひそかにオイシイ役なのは、運転手役の速水もこみち。
困ったときに都合良く登場して、みんなを窮地から救います。
長身イケメンでデビュー当時は主役を張れる人だったのでしょうが、
今はすっかりこんなおちゃらけた脇役がハマっている感じ。
オタクになるべくしてなったわけではない。
心の傷を隠そうとしてそうなった。
オタクみんながそうではないと思いますが、
特にまややが自信を取り戻す過程はよかったです。
能年玲奈ちゃんの可愛さは異常。(^O^)
彼女が白いクラゲの衣装をまとって登場したとき、
思わず「カワイイ!」とつぶやいてしまいました。
ほんとになんなの、この可愛さ。
さて、くずはモールからはこの2本で退散。
樟葉→淀屋橋→梅田へと向かったのでした。