夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ダイバージェントNEO』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の23本目@なんば)

2015年10月23日 | 映画(た行)
『ダイバージェントNEO』(原題:Insurgent)
監督:ロベルト・シュヴェンケ
出演:シェイリーン・ウッドリー,テオ・ジェームズ,ジェイ・コートニー,マイルズ・テラー,
   アンセル・エルゴート,アシュレイ・ジャッド,ナオミ・ワッツ,ケイト・ウィンスレット他

新人作家ながらSF三部作を書いて大ヒットを飛ばしたヴェロニカ・ロス。
第1弾の『ダイバージェント』(2014)は未見のため、
第2弾の本作についていけるかどうか心配でしたが、
どうせタダだし、ついていけなきゃそれでもいいやということで。

文明滅亡後のディストピアと化した世界。
全人類を性格ごとに5つに振り分け、それぞれが共同体を構成している。
その5つの分類とは、「勇敢」、「高潔」、「平和」、「無欲」、「博学」。
全人類を統率するのは、「博学」の指導者ジェニーン。
適性検査でいずれにも振り分け不可と診断された場合、
その者は「ダイバージェント(=異端者)」で、政府にとって危険分子とみなされる。
ダイバージェントと診断された16歳のトリスは、ジェニーンの標的に。
ジェニーンは「勇敢」の部隊を操ってトリスを追わせる。

というのが第1弾のあらすじだったようです。で、第2弾。

追われる身となったトリスは、恋人のフォー、兄のケイレブとともに「平和」を訪ねる。
一時的に匿ってもらえることになるが、ジェニーンの手先エリックが執念を見せる。
ふたたび逃げざるを得なくなったトリスたちは、なんとか平和を脱出、
どの共同体にも属さない「無派閥」と合流する。
無派閥のリーダーは、死んだと思われていたフォーの母親イブリンで、
ジェニーンが率いる政府に対する反撃の準備を進めているところだった。

一方、ジェニーンは、トリスの両親が命がけで守ろうとした謎の箱の解明に取り組む。
この箱を開くことができれば、未来永劫、自分が人類を支配できるはず。
しかし、箱の封印を解けるのはダイバージェントだけで……。

別に眠くなるほどつまらないわけではないけれど、
最近のディストピア(暗黒世界)SFって、どれも同じに見えてしまいます。
“ハンガーゲーム”シリーズも、この“ダイバージェント”シリーズも。
映像にのめり込んでしまうような世界観は感じられないから、
どれを観ても一緒、それこそ「ほぼほぼ」同じ(笑)な世界です。
『未来世紀ブラジル』(1985)みたいな作品が出てきたら楽しいのに。

そういえば、去年DVDで観て書きそびれたSFスリラー、
『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』(2013)はものすごく変で面白かったと、今ごろ思い出しました。
たまにはああいうヘンテコなやつが観たい。

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