夜な夜なシネマ

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『ファンタスティック・フォー』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の17本目@西宮)

2015年10月16日 | 映画(は行)
『ファンタスティック・フォー』(原題:The Fantastic Four)
監督:ジョシュ・トランク
出演:マイルズ・テラー,ケイト・マーラ,マイケル・B・ジョーダン,
   ジェイミー・ベル,トビー・ケベル他

マーベル・コミックのスーパーヒーローで、4人組の人気者。
2005年と2007年にも映画化された作品のリブート版
日本ではまだまだ知名度の高くない4人だから、ヒットは難しいと思われますが、
監督は『クロニクル』(2012)が相当おもしろかった新鋭ジョシュ・トランク。

発明オタクの小学生リードは、教師や同級生から常に変人扱いされてきた。
それでも彼にとって「変人」は褒め言葉。めげることはない。

唯一、彼の発明に興味を示したのが同級生のベン。
ベンの協力を得てリードは物質転送装置の発明に挑む。
誰にも相手にされないまま7年が経過したが、
あるとき、バクスター財団のストーム博士の目に留まる。

財団の学生研究員にスカウトされたリードは、
博士の養子スーとジョニー、トラブルメーカーだが優秀な研究者ビクターとともに、
本格的な転送装置を完成させる。
幼いころから「初めて転送される人物になること」が夢だったリードはウキウキ。
ところが、金儲けを企む財団幹部から快挙をかすめ取られそうになり憤慨。
リードはベンを呼び出すと、ジョニー、ビクターの4人で転送装置に乗り込み、
異次元空間へと移動することに成功。

それに気づいたスーが、大事にならないうちに4人を連れ戻そうとするが、トラブル発生。
ビクターは異次元で行方不明になり、帰還した3人と、装置を操作していたスーまでもが
異次元パワーによって超能力を身につけてしまい……。

リード役に『セッション』(2014)が素晴らしかったマイルズ・テラー。
なんと言っても嬉しいのは、『リトル・ダンサー』(2000)の子役、ジェイミー・ベル
ここのところ脇役であれいろいろな作品に出演していることでしょう。
ヤクや酒にまみれてハリウッドから消えてしまう子役が多いなか、
彼がちゃんと残っているのはイギリス出身だからということもないのかしらん。

フリーパスがなかったらスルーしていたかもしれない作品。
鑑賞後の今も、観ても観なくてもどっちでも良かった感じです(笑)。
キャスト控えめでストーリーとしても盛り上がりに欠けるから、
続編ありありな感じのエンディングにもかかわらず、これで終了してしまいそう。
4人には気の毒だけど、ほかの作品でがんばってください。

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