夜な夜なシネマ

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『ヒロイン失格』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の8本目@伊丹)

2015年10月04日 | 映画(は行)
『ヒロイン失格』
監督:英勉
出演:桐谷美玲,山崎賢人,坂口健太郎,福田彩乃,我妻三輪子,
   高橋メアリージュン,濱田マリ,竹内力他

中学高校時代に『別冊マーガレット』の愛読者ではありましたが、
これはまだたった5年前、2010年から2013年にかけて別マに連載された作品だそうで。
さすがにそんな新しい作品は知りません。
これもフリーパスがなければスルーしていたかも。
スルーしていても惜しくはなかったけれど、まぁそれなり。

高校生の松崎はとり(桐谷美玲)の意中の人は幼なじみの寺坂利太(山崎賢人)。
自分こそヒロインで、利太とは運命で結ばれているはず。
しかし、告白を先延ばしにしていた矢先、利太が別の女子とつきあいはじめてしまう。
よりによってその相手は、六角精児似のメガネ女子・安達未帆(我妻三輪子)。
どうしてあの子なのと問うはとりに、利太は「コクられたし、いい人そうだし」と答える。

親友の中島杏子(福田彩乃)から呆れられるも、もうなりふりかまっていられない。
利太奪還を目指して作戦を練るはとりだったが、未帆から王道のヒロインぶりを見せつけられる。
意気消沈するはとりの前に現れたのは、超イケメンのモテ男・弘光廣祐(坂口健太郎)。
廣祐からまさかの告白を受け、動揺するはとりは……。

上映前、お手洗いで遭遇した小学生女子3人連れ。
「めっちゃ楽しみやってん、『ヒロイン失格』観るのん」。
へぇぇぇぇ、そんなに人気があるのかぁ。
さらには、「どっちとくっつくんかなぁ」。
そら利太でしょう。なんぼ廣祐がいいオトコやからって、廣祐とくっついてはラブコメの王道とは言えん。
などと思いつつ鑑賞。原作が人気なのか出演者が人気なのか私には不明ですが、客席はとにかく女子でいっぱい。

桐谷美玲ちゃん、可愛い。何そのツヤツヤくちびると細くて長い手足。
山崎賢人くんも坂口健太郎くんもどこで見たのか記憶なし、でも出演作は観たことありました。
どちらも甲乙つけがたいカッコよさというのか可愛らしさ。

だけど。
劇場内の湧きっぷりにはついて行けず。
そうか、高齢層だけが共感能力が高いと思っていたけれど、
高校生だって高校生が主人公の作品を観れば胸がキュンキュンするんや、
いまキュンキュンしてへんのって私だけかと愕然としました。

みんなと同じようにキュンキュンはできませんでしたが、
普通のラブコメとはちがって、演出がかなり楽しい。
美玲ちゃんが中尾彬の声になったり、柳沢慎吾の顔になったり、
ホンモノの六角精児が出てきたり。

思った以上には楽しかったです。
観ただけで若返ったような気がしましたけれど、気のせいですよね。(^^;

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