『森山中教習所』
監督:豊島圭介
出演:野村周平,賀来賢人,岸井ゆきの,黒田大輔,ペ・ジョンミョン,
音尾琢真,ダンカン,根岸季衣,麻生久美子,光石研他
平日に休みを取って4本ハシゴ。
ハシゴ計画を練るさい、どうしても観たかった作品が2本。
そのうちの1本が梅田ブルク7にて、もう1本がシネ・リーブル梅田にて上映だったため、
ブルクとリーブルのハシゴをすることで決まり。
本命の2本目と4本目の隙間を埋めるべく、1本目に本作を選びました。
原作は真造圭伍の同名コミックだそうで、
『月刊!スピリッツ』に2009年11月号から2010年9月号まで連載。
名作の呼び声が高かったようですが、私はタイトルの読み方すら知らん。
ハシゴに適した作品を調べているとき目に留まり、
モリサンチュウは字がちがうか。モリヤマナカ。えっ、モリヤマチュウなの!?
観れば納得、舞台は廃校の校庭に設けられた非公認教習所でした。
適当に選んだわりにはかなり好きなタイプの作品。
監督は誰かと思いきや豊島圭介。『ヒーローマニア―生活―』より断然エエぞ。
夏休みを迎えた能天気な大学生、佐藤清高(野村周平)。
(おそらくコクられてつきあいはじめた)松田千恵子(岸井ゆきの)とドライブインで向き合う。
これまで何十回とデートを重ねたが、どうしてもムリ。
正直にそう告げると、キレた千恵子からヒドイとなじられる。
なじりながらも牛丼特盛りをがっつく千恵子に、車の免許を取りたいと話すと、
「なんでも最後までやり遂げたことのない清高くんには無理」と断言される。
その帰り道、自転車で走っていた清高はいきなり車に撥ねられる。
乗車していたのはヤクザの組長(光石研)と組員(音尾琢真)で、
運転手は下っ端で無免許の轟木信夫(賀来賢人)。
地面に伏してピクリとも動かない清高はトランクに投げ込まれる。
「人を殺さなくて済むように運転を覚えさせなくては」と、
組長は信夫に免許を取らせることに。即、教習所へと向かう。
夜も更けているというのにまだ営業中のその教習所は、
廃校になった中学校を利用した、家族経営の非公認教習所“森山中教習所”。
オーナーの上原一家は主(ダンカン)とその妻(根岸季衣)、娘のサキ(麻生久美子)という家族構成。
トランクの中で突然意識を取り戻した清高は、信夫に気づいてビックリ。
ふたりは偶然にも高校の同級生だったのだ。
死んだとばかり思っていた清高の復活に組長たちも驚き、口封じを画策。
免許を取りたがっている清高に教習所の費用を出してやると約束する。
こうして教習所にかようことになった清高と信夫。
対照的な性格のふたりだが、一緒に運転を学ぶうちに友情めいたものが深まる。
やがて清高は教官を務めるサキにほのかな恋心を抱くのだが……。
だらだらした男子ふたりの映画といえば『セトウツミ』が大当たりでしたが、
本作の主役のふたりも非常にカワイイ。しかもセツナイ。
能天気に見える清高だけど、帰宅すると家族に流れている不穏な空気。
信夫はワケありでヤクザになっています。
ところどころに挟まれる高校生のときのふたりのシーンがとても良くて、
これが繋がる終盤にはクスッと笑ったり胸がキュンとしたり。
自分が教習所にかよっていた頃も懐かしく。
青春っていいなぁ。
監督:豊島圭介
出演:野村周平,賀来賢人,岸井ゆきの,黒田大輔,ペ・ジョンミョン,
音尾琢真,ダンカン,根岸季衣,麻生久美子,光石研他
平日に休みを取って4本ハシゴ。
ハシゴ計画を練るさい、どうしても観たかった作品が2本。
そのうちの1本が梅田ブルク7にて、もう1本がシネ・リーブル梅田にて上映だったため、
ブルクとリーブルのハシゴをすることで決まり。
本命の2本目と4本目の隙間を埋めるべく、1本目に本作を選びました。
原作は真造圭伍の同名コミックだそうで、
『月刊!スピリッツ』に2009年11月号から2010年9月号まで連載。
名作の呼び声が高かったようですが、私はタイトルの読み方すら知らん。
ハシゴに適した作品を調べているとき目に留まり、
モリサンチュウは字がちがうか。モリヤマナカ。えっ、モリヤマチュウなの!?
観れば納得、舞台は廃校の校庭に設けられた非公認教習所でした。
適当に選んだわりにはかなり好きなタイプの作品。
監督は誰かと思いきや豊島圭介。『ヒーローマニア―生活―』より断然エエぞ。
夏休みを迎えた能天気な大学生、佐藤清高(野村周平)。
(おそらくコクられてつきあいはじめた)松田千恵子(岸井ゆきの)とドライブインで向き合う。
これまで何十回とデートを重ねたが、どうしてもムリ。
正直にそう告げると、キレた千恵子からヒドイとなじられる。
なじりながらも牛丼特盛りをがっつく千恵子に、車の免許を取りたいと話すと、
「なんでも最後までやり遂げたことのない清高くんには無理」と断言される。
その帰り道、自転車で走っていた清高はいきなり車に撥ねられる。
乗車していたのはヤクザの組長(光石研)と組員(音尾琢真)で、
運転手は下っ端で無免許の轟木信夫(賀来賢人)。
地面に伏してピクリとも動かない清高はトランクに投げ込まれる。
「人を殺さなくて済むように運転を覚えさせなくては」と、
組長は信夫に免許を取らせることに。即、教習所へと向かう。
夜も更けているというのにまだ営業中のその教習所は、
廃校になった中学校を利用した、家族経営の非公認教習所“森山中教習所”。
オーナーの上原一家は主(ダンカン)とその妻(根岸季衣)、娘のサキ(麻生久美子)という家族構成。
トランクの中で突然意識を取り戻した清高は、信夫に気づいてビックリ。
ふたりは偶然にも高校の同級生だったのだ。
死んだとばかり思っていた清高の復活に組長たちも驚き、口封じを画策。
免許を取りたがっている清高に教習所の費用を出してやると約束する。
こうして教習所にかようことになった清高と信夫。
対照的な性格のふたりだが、一緒に運転を学ぶうちに友情めいたものが深まる。
やがて清高は教官を務めるサキにほのかな恋心を抱くのだが……。
だらだらした男子ふたりの映画といえば『セトウツミ』が大当たりでしたが、
本作の主役のふたりも非常にカワイイ。しかもセツナイ。
能天気に見える清高だけど、帰宅すると家族に流れている不穏な空気。
信夫はワケありでヤクザになっています。
ところどころに挟まれる高校生のときのふたりのシーンがとても良くて、
これが繋がる終盤にはクスッと笑ったり胸がキュンとしたり。
自分が教習所にかよっていた頃も懐かしく。
青春っていいなぁ。