『暗殺』(英題:Assassination)
監督:チェ・ドンフン
出演:チョン・ジヒョン,イ・ジョンジェ,ハ・ジョンウ,チョ・ジヌン,チェ・ドクムン,
イ・ギョンヨン,オ・ダルス,チョ・スンウ,キム・ヘスク他
たぶん8カ月ぶりのシネマート心斎橋。
久しぶりに行ったら、なんだかんだでポイントが貯まっていて、
区切りのポイントだったおかげでドリンク券をいただきました。
せっかくなのでコーヒーを。ちょっと嬉しい。
韓国が日本の植民地下にあった1930年代の物語。
本国で大ヒットを飛ばし、国民の4人に1人が観た計算になるそうです。
みんなで日本を憎みましょうという作品なのかとも思いましたが、
決してそんなことはなく、抗日が前面に押し出されているわけでもありません。
抗日はあくまで本作のひとつの要素。
こんなリーダーを得て独立したかったのだという意思を感じます。
1933年、日本からの独立を目指す韓国臨時政府は、ある暗殺を計画。
ターゲットは日本政府の要人カワグチと親日派の実業家カン・イングク(イ・ギョンヨン)。
臨時政府の警務隊長ヨム・ソクチン(イ・ジョンジェ)は、暗殺チームに3名をスカウト。
1人目は韓国独立軍のエキスパートで狙撃手のアン・オギュン(チョン・ジヒョン)。
2人目と3人目は収監中の囚人であるチュ・サンオク(チョ・ジヌン)とファン・ドクサム(チェ・ドクムン)。
しかし、実はヨム・ソクチンは日本政府の密偵。
3人を暗殺チームに抜擢するかたわら、殺し屋(ハ・ジョンウ)を雇うと3人の殺害を依頼。
そんなことだとは夢にも思わない3人は、使命を果たすために京城へと渡るのだが……。
杭州、上海、京城と、最初はあちこちの地名に飛ぶので混乱してしまい、
これはもしかするとまた眠気に襲われるパターンかと懸念。
しかし一通り場所が移るとあとは簡単、意外にシンプルなストーリー展開でした。
大戦争において植民地化に置かれ、自ら戦うことができなかった韓国が、
本作の中では前線に出て戦う。
登場人物のいずれも人間的に非常に魅力があり、
こういう人物がリーダーとして存在してくれていたら……というのが
韓国の人たちの切なる願いだったのでしょう。
暗殺チームの隊長は美人の凄腕スナイパー。
隊員ふたりには非常に愛嬌があり、とくにサンオクには笑わされ泣かされます。
ちょっとチャラそうな殺し屋とそのお付きの爺や(オ・ダルス)にも人間味あり。
日本人役も韓国人俳優が演じているため、片言っぽいのはかなり残念。
この点で日本人が観るとリアルさには欠けます。
それを差し引いても、人を惹きつける物語となっています。
監督:チェ・ドンフン
出演:チョン・ジヒョン,イ・ジョンジェ,ハ・ジョンウ,チョ・ジヌン,チェ・ドクムン,
イ・ギョンヨン,オ・ダルス,チョ・スンウ,キム・ヘスク他
たぶん8カ月ぶりのシネマート心斎橋。
久しぶりに行ったら、なんだかんだでポイントが貯まっていて、
区切りのポイントだったおかげでドリンク券をいただきました。
せっかくなのでコーヒーを。ちょっと嬉しい。
韓国が日本の植民地下にあった1930年代の物語。
本国で大ヒットを飛ばし、国民の4人に1人が観た計算になるそうです。
みんなで日本を憎みましょうという作品なのかとも思いましたが、
決してそんなことはなく、抗日が前面に押し出されているわけでもありません。
抗日はあくまで本作のひとつの要素。
こんなリーダーを得て独立したかったのだという意思を感じます。
1933年、日本からの独立を目指す韓国臨時政府は、ある暗殺を計画。
ターゲットは日本政府の要人カワグチと親日派の実業家カン・イングク(イ・ギョンヨン)。
臨時政府の警務隊長ヨム・ソクチン(イ・ジョンジェ)は、暗殺チームに3名をスカウト。
1人目は韓国独立軍のエキスパートで狙撃手のアン・オギュン(チョン・ジヒョン)。
2人目と3人目は収監中の囚人であるチュ・サンオク(チョ・ジヌン)とファン・ドクサム(チェ・ドクムン)。
しかし、実はヨム・ソクチンは日本政府の密偵。
3人を暗殺チームに抜擢するかたわら、殺し屋(ハ・ジョンウ)を雇うと3人の殺害を依頼。
そんなことだとは夢にも思わない3人は、使命を果たすために京城へと渡るのだが……。
杭州、上海、京城と、最初はあちこちの地名に飛ぶので混乱してしまい、
これはもしかするとまた眠気に襲われるパターンかと懸念。
しかし一通り場所が移るとあとは簡単、意外にシンプルなストーリー展開でした。
大戦争において植民地化に置かれ、自ら戦うことができなかった韓国が、
本作の中では前線に出て戦う。
登場人物のいずれも人間的に非常に魅力があり、
こういう人物がリーダーとして存在してくれていたら……というのが
韓国の人たちの切なる願いだったのでしょう。
暗殺チームの隊長は美人の凄腕スナイパー。
隊員ふたりには非常に愛嬌があり、とくにサンオクには笑わされ泣かされます。
ちょっとチャラそうな殺し屋とそのお付きの爺や(オ・ダルス)にも人間味あり。
日本人役も韓国人俳優が演じているため、片言っぽいのはかなり残念。
この点で日本人が観るとリアルさには欠けます。
それを差し引いても、人を惹きつける物語となっています。