夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『シネマ歌舞伎 京鹿子娘二人道成寺』

2020年08月15日 | 映画(か行)
『シネマ歌舞伎 京鹿子娘二人道成寺』
演出:坂東玉三郎
出演:坂東玉三郎,尾上菊之助他
 
最新作を次々と先にUPしたもんだから、
これは観てからすでに1カ月近く経っています。
ほかに観るものがなかった日、半年ぶりにシネマ歌舞伎
109シネマズ箕面にて。
 
『娘道成寺』というのは歌舞伎舞踊の大曲。
それをふたりで踊るのが『二人道成寺』なのだそうです。
 
恋人・安珍のことを想うあまり大蛇と化した清姫は、
紀州道成寺の釣鐘を焼いてしまう。
新しい釣鐘が奉納され、今から供養がおこなわれるところ。
そこへ白拍子花子が現れて、鐘を拝みたいと言う。
舞うのならば参列を許可するとのこと、花子は踊りはじめる。
けれども花子は実は清姫の怨霊。安珍を匿った釣鐘に恨みを残していて……。
 
これ、ちょっぴり予習をしてから行ったので、なんとかついて行けましたが、
予習なしで観たら睡魔に襲われたかもしれません。(^^;
これまで観たことのあるどのシネマ歌舞伎よりも台詞自体は少なく、
すべて舞と唄によって話が進められて行きますから、
唄の内容も耳の穴かっぽじって聴いてなあきません。
 
このタイプの歌舞伎は生で観るほうがずっと良さそう。
スクリーンで観てもじゅうぶん美しいですが、良さは伝わりにくい。
唄ってはる人の中に寝てる人とかおらんか探してしまった。
もちろん、そんな人はいてはりません。(^O^;

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