夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ダークナイト』

2020年08月18日 | 映画(た行)
『ダークナイト』(原題:The Dark Knight)
監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベイル,ヒース・レジャー,アーロン・エッカート,ゲイリー・オールドマン,
   マイケル・ケイン,マギー・ギレンホール,モーガン・フリーマン,エリック・ロバーツ他
 
12年前の公開当時、超話題作だったのに、劇場で観ていないどころか、
DVDですら観ていないことに気づきました。
2008年を振り返ってみると、劇場で観ていたのはたぶん50本ほど。今の5分の1。
1年の映画の鑑賞本数としては今とあまり変わりませんが、
ほとんどをDVDで鑑賞していたのですよねぇ。
 
なぜ本作をそのDVDですら観ていないのかといえば、
クリスチャン・ベイルの顔があまり得意ではないということと(すんません)、
“バットマン”にほぼ思い入れがないうえに、上映時間152分。長すぎる。
鑑賞中も自由に動き回れる家で観るには集中力が保てない長さ。
シネコンで観るものがなくなるぐらい観まくっている今とちがって、
“アイアンマン”以外のスーパーヒーローはどうでもいい気がしていました。
 
そんなふうにあまりにも興味がなかったせいで、これを書く段になってから知りました。
“ダークナイト”の“ナイト”が「騎士」であることを。ずっと「暗い夜」やと思ってた。(>_<)
109シネマズ大阪エキスポシティにて、IMAXレーザーGT2D版を鑑賞。
 
ピエロのマスクをかぶった一団がゴッサムシティの銀行を襲う。
一団は仲間同士だったはずなのに、金を盗み出した後に裏切り合い、
結局残ったのはただひとり、それがジョーカー
 
バットマンの正体が億万長者で慈善家のブルースであると知っているのは、
彼の幼なじみの女性検事レイチェルとゴッサム市警の警部ジムだけ。
レイチェルの恋人で熱き検事のハービーは、ゴッサムから組織犯罪を一掃したい。
そのひたむきさに感銘を受けたブルースは、陰でハービーを支えると決める。
 
ゴッサムに巣食うマフィアにとっては、バットマンが鬱陶しい。
マフィアのボスたちが集う場に姿を現したジョーカーは、
巨額の報酬を条件にバットマンを殺してやると宣言するのだが……。
 
凄い役者だと思いつつも苦手意識のあったクリスチャン・ベイルですが、
これ、カッコイイなぁ。
それになんですか、この豪華キャスト。
出てくるオジサンたち皆シブイ。ジム役のゲイリー・オールドマン
ブルースの両腕となるマイケル・ケインモーガン・フリーマン
レイチェル役のマギー・ギレンホールは美人とは思わないけれど、なんか好き。
 
ジョーカー役のヒース・レジャーが本作の公開前に亡くなったことを思うと
今でも悲しくなります。こんな役に没頭したら、イカレても不思議じゃない。
そんなジョーカーよりも怖いのは、どんな人間でも復讐心に駆られれば、
道義心なんてどこへやら、すぐに怪物になってしまうということ。
 
エキスポシティの109シネマズのIMAXシアターはやっぱりド迫力。
たまに自分の真下に画面がある錯覚に陥る。
自分がどっちを向いているのかわからないような気分になりました。オススメ。

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