夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』

2024年12月25日 | 映画(は行)
『映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』
監督:中田秀夫
出演:天海祐希,大橋和也,伊原六花,平澤宏々路,伊礼姫奈,白山乃愛,番家天嵩,
   今濱夕輝乃,山本未來,渡邊圭祐,田中里衣,じろう,上白石萌音他
 
前述の『クレイヴン・ザ・ハンター』の次に、同じくTOHOシネマズ伊丹にて。
 
廣嶋玲子作、jyajya画の人気児童書“ふしぎ駄菓子屋 銭天堂”シリーズを中田秀夫監督が実写映画化。
 
小学5年生のクラス担任となった新米教師・等々力小太郎(大橋和也)は、
児童の間で“銭天堂”という駄菓子屋が噂になっていることを知る。
 
願い事を携えて銭天堂へ行くと、店主・紅子(天海祐希)が最適な駄菓子を選んでくれるらしい。
たとえば、女子にモテたい、勉強しなくても勉強できるようになりたい、など。
実際、銭天堂で買った菓子を食べた児童たちは願いが叶ったが、
菓子の使い方を間違えるととんでもないことが起こるようで……。
 
小太郎が想いを寄せる後輩・相田陽子(伊原六花)は念願の出版社に就職したものの、
希望とは異なるファッション雑誌編集部に配属となり、おしゃれのセンスがなくて悩んでいる。
小太郎の妹・まどか(平澤宏々路)は美大進学を目指しているけれど、最近上手く描けない。
そればかりか、やはり美大を目指す親友・如月百合子(伊礼姫奈)が急に上手くなったうえに意地悪に。
 
紅子は願いが叶うようにはしてくれるけれど、その後はその人次第。
上手く行かなくなったときに楽をしようとすれば、たたりめ堂の店主・よどみ(上白石萌音)に狙われます。
 
まどかの願いは予想されたものではありますが、やっぱり和む。
友だちより上手く描けるようになりたいとかではなく、そんな気持ちを持たない自分になりたい。
そう願える人ばかりなら、温かい毎日を送れるはず。
 
いろいろとダメ出ししたい点もあるにはあるけれど、大人も子どももフツーに楽しめる作品です。

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『クレイヴン・ザ・ハンター』

2024年12月25日 | 映画(か行)
『クレイヴン・ザ・ハンター』(原題:Kraven the Hunter)
監督:J・C・チャンダー
出演:アーロン・テイラー=ジョンソン,アリアナ・デボーズ,フレッド・ヘッキンジャー,
   アレッサンドロ・ニヴォラ,クリストファー・アボット,リーヴァイ・ミラー,ラッセル・クロウ他
 
TOHOシネマズ伊丹にて。
席に着こうとしたら後方から呼ばれたような気がする。振り返ると飲み友だちの兄さんがいらっしゃいました。
来られるとわかっていたらお貸しする予定だった本を持ってきたのに~と思いつつ、
そうそう、この頃ご連絡をいただいても私はいつも別の劇場に行っていたのでした。
代わりにその日読み終わったばかりの本をリクエストもされていないのにお貸しすることに(笑)。
 
“クレイヴン・ザ・ハンター”はマーベル・コミックで“スパイダーマン”の宿敵として登場するヴィランなのだそうです。
ヴィランだけど、今の時点では正義の味方という感じがします。
 
それよりも何よりも気になるのは、クレイヴン・ザ・ハンター役のアーロン・テイラー=ジョンソンでしょ。
めっちゃイケメンの34歳なのですけれど、ハタチそこそこのときに結婚しているんです。ふた回り近く年上の、自分の出演作の監督と。
うぶなイケメンがバツイチ子持ちの四十路半ばにさしかかった女にロックオンされたとしか思えなくて、いつも震える(笑)。
 
クレイヴンとディミトリ兄弟の父親は、裏社会に君臨するギャングのボスであるニコライ・クラヴィノ。
もっとも、ディミトリはニコライの愛人の子で、クレイヴンとは腹違い。
ふたりは大の仲良しだが、クレイヴンが賢く強く逞しい一方で、ディミトリは軟弱。
ニコライは自分の跡継ぎとしてクレイヴンを考えており、ディミトリにはほとんど目を向けない。
父親の所業に疑問を持つクレイヴンは、後継者になるつもりなどない。
 
ある日、ニコライに連れられて狩りに出かけたふたり。
伝説のライオンを狩って自らが伝説になろうとしていたニコライだったが、そのライオンがクレイヴンの前に現れる。
銃で狙いを定めたクレイヴンは、やがてその銃を置き、ライオンと見つめ合う。
武器など持たずともライオンを抑えることに成功したかのように見えたとき、背後からニコライが撃つ。
 
怒ったライオンはクレイヴンを攻撃して傷を負わせ、そのまま咥えて走り去ってしまう。
ライオンの血が1滴、クレイヴンの身体の中へ。
瀕死のクレイヴンを助けたのは、たまたまその場を通りかかったアフリカのとある部族の娘カリプソ。
彼女は祖母から受け取った秘薬をクレイヴンに飲ませると、救急車を呼ぶ。
 
法的には3分間の死を経て息を吹き返したクレイヴンは、百獣の王の力を宿していた。
その力を用いて、動物の密猟で稼ぐ裏社会の権力者たちを狩りはじめて……。
 
この兄ちゃんの嫁がアラ還って。という思いに終始つきまとわれながら観ました(笑)。
 
冷酷な父親ニコライ役にはラッセル・クロウ
そして驚いたのはアレッサンドロ・ニヴォラ。エンドロールを見るまで彼とは気づかず。
昔はかなり色っぽいイケメンだったのに、いつのまにこんな変態の似合うオッサンに!?
クレイヴンと対決する本作のヴィラン、ライノを演じていたのが彼だったなんて。
 
弱っちいディミトリが強くなりたくて妙な医者に頼るのは予想どおり。
いずれ兄弟が憎み合い、バトルすることになるのでしょうね。
 
とっても面白かったです。続編にも期待。

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