『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(原題:The Super Mario Bros. Movie)
監督:アーロン・ホーヴァス,マイケル・ジェレニック
声の出演:クリス・プラット,アニャ・テイラー=ジョイ,チャーリー・デイ,ジャック・ブラック,
キーガン=マイケル・キー,セス・ローゲン,フレッド・アーミセン,ケヴィン・マイケル・リチャードソン他
封切り日だった一昨日、109シネマズ箕面にてレイトショーを鑑賞。
説明するまでもない、任天堂の世界的人気ゲーム“スーパーマリオ”。
任天堂と“ミニオンズ”や“SING/シング”シリーズのイルミネーションが共同制作でアニメ映画化。
吹替版を上映している劇場のほうが多そうですが、
幸いなことに家からいちばん近い劇場のちょうど良い時間に字幕版の上映あり。
そのうち吹替版も観るかもしれないけれど、とりあえずは洋画は字幕で観たいから。
このたびテレビで店のCMを流しはじめ、売り上げ増を期待しているがイマイチっぽい。
両親をはじめとする家族もふたりのことを否定してばかり。
そんなある日、街の下水管に問題が発生したことを知り、
ヒーローになるには今しかないと出動した兄弟だったが、不思議な土管に飲み込まれてしまう。
マリオがたどり着いたのは、ピーチ姫が統率するキノコ王国。
ルイージは世界征服を企むクッパが支配する恐ろしい場所へと放り出されて逃げ回る。
ピーチ姫に恋焦がれるクッパは、キノコ王国を襲撃してピーチ姫と結婚しようとしている。
マリオはピーチ姫と協力し、キノコ王国を守り、ルイージを助け出そうとするのだが……。
もちろんゲーム自体は知っています。
最初のシリーズ発売当時は、私もファミコンでさまざまなゲームをしたものですが、
私が興味を持っていたのはRPGのみだから、スーパーマリオにはハマらず。
ゆえに、本作のキャラクターで知っているのはマリオ、ピーチ姫、ドンキーコングぐらいです。
ルイージの名前すら本作を観て「あぁ、そうだった」と思い出しました。
その程度にしか本ゲームの知識がなかったものの、じゅうぶん楽しめます。
だけど、ゲームに没頭した人たちのほうが何倍も楽しいでしょうね。
ゲームの知識はないぶん、字幕版で観た甲斐があって、マリオ役のクリス・プラット、
ピーチ姫役のアニャ・テイラー=ジョイ、クッパ役のジャック・ブラックなどの声優ぶりが嬉しかった。
ところで、私が20年以上前から気になっていること。ハリウッドは謝らない。
本作でも、マリオ&ルイージをほとんど無視していた両親が、
ふたりがブルックリンを救った英雄になった瞬間、「私たちの息子よ!」と周囲に自慢しますが、
アンタら、息子らに一度でも「信じていなくてごめん」「馬鹿にしていてごめん」と謝ったか。
それから(ゲームをしていないので誰だかよくわからんけど)元の上司なのかしら、
さんざんふたりを小馬鹿にしておきながら、いきなり親友とでも言いたげに。
宝くじが当たったら親戚や友だちが増えるとは常々言われていることですが、
その状況を目の当たりにしたような終盤のシーンに、ようそんな親ヅラ、友だちヅラできるわなと思い、
それを喜んでいるマリオとルイージの姿を見て、善人なんだねぇと思いました。
悪い奴に利用されたり騙されたりしないでね。