『映画 クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』
監督:橋本昌和
声の出演:小林由美子,ならはしみき,森川智之,こおろぎさとみ,
川栄李奈,岩井勇気,澤部佑,高垣彩陽,花江夏樹他
川栄李奈,岩井勇気,澤部佑,高垣彩陽,花江夏樹他
先週は丸々1週間、元気が出なくて劇場に行きませんでした。
ここいらで一念発起して(って大げさな(^^;)、私の元気の源、“クレしん”に行っておきましょうか。
イオンシネマ茨木にて、一昨日日曜日の朝イチ、8:35の回を鑑賞しました。
なお、イオンシネマは今でも座席の間をひとつずつ空けてチケットを販売しています。
だから、客数は2分の1ということになりますけれども、
休日のこんなに朝早い上映だというのに、あと数席を残すのみの盛況ぶり。
劇場版第30弾です。原作者の臼井儀人さんって、51歳でお亡くなりになっているのですよね。
ご病気ではなく、趣味だった登山の途中で滑落された模様。
そんなニュースが飛び込んできてから12年と半年が経ちましたが、
今でもこうして“クレしん”が続いているのは嬉しいこと。
しんのすけとかすかべ防衛隊の面々は、アクション仮面が来場するイベントに向けて大はりきり。
野原家の庭で踊る練習をしていると、見知らぬ親子が来訪する。
その親子の母親のほうは屁祖隠ちよめ。子どものほうは珍蔵という5歳の少年。
ちよめは、野原みさえと同じ産婦人科で同じ日に息子を出産したらしい。
そして、医者によって息子たちを取り違えられ、しんのすけこそ自分の本当の息子で、
珍蔵は野原ひろしとみさえの息子であると主張する。
にわかには信じられない話だが、ちよめには医者も同行して平謝り。
家族なのだから一緒に住むのが当然だとちよめにゴリ押しされ、
困惑しつつもその晩はちよめと珍蔵を泊めることにするひろしとみさえ。
ところが朝目覚めると部屋には珍蔵がいるのみで、ちよみとしんのすけの姿が見えない。
彼女を追ってきた忍者軍団により、珍蔵と勘違いされたしんのすけも連れ去られたのだ。
こうして忍びの里で暮らすことになってしまったしんのすけは……。
やっぱり私は断然“クレしん”のほうが好きですね、“ドラえもん”よりも。
しんのすけの決して悲観的にならない能天気ぶりに救われるというのか。
能天気ではあるんだけれど、困ったときのドラえもん頼みののび太より、
自ら道を切り開いている頼もしさがあります。
何でも前向きに考えれば、こんなオチがあるかもしれないと思わされる。
てか、しんのすけの場合は何も考えていないというふうでもあるのですが。(^^;
忍びの里には地球のエネルギー“ニントル”を封じ込める「地球のへそ」があって、
ニントルが漏れて地球が破壊されないように「へそ」に栓をする役目を果たしてきた屁祖隠家。
父親の血を引いて「もののけ」に変身をする術を持つはずの珍蔵がその術を会得できないせいで、
珍蔵を失ってしまうと悲観したちよめが考えたのが、野原家に珍蔵を預けるということ。
息子を産まねばならず、息子を産んだら産んだでその息子の能力が問われるなんて。
忍者と野原家、どちらが繰り出す技もまったくもってお下品です(笑)。
でもこれは嫌にならないんだなぁ。屁だらけでも笑ってしまう。
しんのすけが忍びの里で好き放題しながらもふと寂しげな表情を見せるシーンはグッと来ました。
永遠の5歳、しんちゃんをこれからも見たい。