雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

御用納め

2019-12-27 20:10:30 | 日々これ好日

       『 御用納め 』

     
官庁や多くの企業は 今日が仕事納めで
     明日から 年末年始の大型休暇が始まる
     もっとも 最近は「御用納め」という言葉は一般的でなく
     「仕事納め」という方が 主流だそうな
     いずれにしても 早くも高速道路の一部では 交通量が増えており
     明日あたりは すべての交通手段が 大混雑の見込みとか
     移動する人も 家に籠る人も 年の瀬を 
     どうぞ 穏やかに

                        ☆☆☆

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生命連鎖の責任

2019-12-27 08:23:23 | 私の好きなフレーズ

   『 生命連鎖の責任は二十五年を以って終えるともいえます。 』

ある本で、動物の心臓が拍動する回数はみんな同じだという記事を読みました。
その記事には、どんな動物でも一生の間に心臓が拍動する回数はおよそ十五億回だとありました。( 一部 略 )一般的に小さな動物の心拍数は早く、大きな動物の心拍数は遅いそうです。
例えば、ゾウなどは三秒に一回くらいだそうです。
さて、そこで人間の心拍数ですが、個人差はあるとしても、大体一秒に一回くらいです。つまり、心拍数からみれば、人類の寿命はゾウの三分の一だという計算が成り立ちます。この計算からは、人類の寿命は大体二十五年くらいになるそうです。
そうなりますと、すべての動物が・・・、という記事に矛盾が出てきます。というより、人間は例外ということなのかもしれません。遠い昔、初期人類が登場した頃には、私たちよりはるかに短い寿命だったと考えられています。もしかすると、二十五年くらいだったのかもしれません。
     ( 中略 )
現在、日本人の平均寿命は八十歳を超えています。本来与えられたと思われる命より五十年以上も長い命を得ていることになります。
なるほど、それがゆえに、老後の心配をしたり、年金制度がどうとかこうとか言わなくてはならないし、足腰が痛んでくるわけです。子供ばかりか孫の心配までしなくてはならないのは、天賦の定めを超えた命の代償なのかもしれません。
しかし、考えようによっては、生命連鎖の責任は二十五年を以って終えるともいえます。後は、まあ おまけみたいなものです。
おまけだからどうでもいいというわけではありませんが、もう少し ゆったりゆったりと行きましょうよ。

                  
( 「小さな小さな物語」第三部 NO.155 より )

 

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