『 ほんとうに良かった 』
ドーピング問題の渦中にある ワリエワ選手が
個人競技に 出場できることになった
ほんとうに良かった と思う
スポーツ界が ドーピング問題を重視するのは
選手の健康のためだと思う
競技の公平性などは 付随的なことに過ぎず
選手を守るためだと思う
今回のように 十五歳の少女の責任を問うのは
本来の目的ではないと思う
もし 今回の件に問題にするべき点があれば
コーチなり 団体幹部なりの 責任を問うべきだと思う
ワリエワ選手が 実力通りの演技が出来ることを 祈りたい
☆☆☆
『 出でて生き入りて死す。』
( 『老子』第五十章冒頭部分の読み下し文です )
「出でて生き入りて死す。生の徒(ト)、十に三あり。死の徒、十に三あり。人の生、動いて死地にゆくもの、十に三あり。それ何ゆえか、其の生を生にするに厚きを以てなり。・・・ 」
文意は、「万物は、道よりこの世に現れて生き、道に帰って行って死す。世間には寿命の長い者が十人のうち三人いる。寿命の短い者もまた十人のうち三人いる。本来は長い寿命を得ていながら、下手に動き回って死地に向かって短命に終る者がまた十人のうち三人いる。それは一体なにゆえか。あまりにも生きることを満ち足らせようとする生活をするからである。・・・
( 「ちょっぴり『老子』」 NO.56 より )