『 可能性は低くとも 』
ウクライナとロシアの 外相会談が始まっている
停戦への可能性は あまり期待できないというのが
多くの見方だが
可能性が いくら低くても
今は こうした接触を 重ねるしかないのかもしれない
両国の折衝も さることながら
トルコの努力に 感謝と期待をしたい
☆☆☆
「 真に善き士という者は、見た目は猛々しくはない。真に善く戦う者は、感情に任せて怒るようなことはない。真に善く敵に勝つ者は、相手と争ったりしない。真に善く人を使う者は、へりくだっているものである。これを不争の徳といい、これを人を用いる力といい、これをその徳が天に匹敵するものという。
古の道の極地である。」
( 以上は『老子』第六十八章の全文です。)
( 中略 )
「吠える犬は噛まない」という言葉があります。『老子』の高邁な思想と並べるのはどうかとは思いますが、何かにつけて、「オレが、オレが・・・」「わたしが、わたしが・・・」と前に出たがるのは、あまり感心出来ることではないようです。
身の丈に合った生活態度と、謙虚の心は、かえって私たちの生活を豊かなものにするのかもしれません。
( 「ちょっぴり『老子』」NO.75より )