『 電力がピンチ 』
東京電力管内の 電力が逼迫
午前中には 使用量が供給量を超える状態に至った
現時点では やや落ち着いているが これからまだしばらくの時間は
危機的な状態になる可能性が続くとか
さらに 東北電力管内も 危険な状態になっているようだ
原因としては 先日の地震の影響で一部の火力発電が停止していること
天候が悪く太陽光発電が低調なこと 季節外れの寒波の到来
さらに 蔓延防止等重点措置が解除された初日であること などと
見事なほどに 悪条件が重なったためだ
とりあえず あと数時間は 家庭でも節電に努める必要があるが
さて 一番の方法となれば
皆さんが少しでも早く寝ることでしょうねぇー
☆☆☆
『 初めての生命が誕生するということは、奇跡を奇跡的な数で掛け合わせた程の偶然があったのではないでしょうか。 』
鳥や虫には、とても美しい姿をしているものがいます。あるいは、とても良い声で鳴くものもいます。これらは、間違いなく、他のものより目立つためであって、種を繋いでいくためには目立ちたがり屋は絶対に必要な才能なのかもしれません。
太古の昔に、この地球上に一つの生命が誕生しました。
あるいは、殆ど同時にたくさんの生命が誕生したのかもしれませんが、初めての生命が誕生するということは、奇跡を奇跡的な数で掛け合わせた程の偶然があったのではないでしょうか。
あるいは、それは、生まれるべくして生まれた必然的なものかもしれませんが、その原始の生命体は、厳しい環境の中を、これも奇跡的な数の奇跡に助けられて生き延び、子孫を増やし、進化し、ついには人間にまで辿り着いたのではないでしょうか。
そして、その進化の過程には、多くの偶然や奇跡的な好運に護られてきたのでしょうが、生き抜いてきた生命体には、目立ちたがり屋という進化に絶対必要な類い稀なる性質をもっていたような気がするのです。
( 「小さな小さな物語」第十部 NO.555より )
『 彼岸の中日 』
今日は 彼岸の中日
「暑さ寒さも彼岸まで」と言うが
当地は この数日は肌寒く
今夜も間もなく雨となり 明日は寒いそうだ
海外でも 春分の日に関わる行事は たくさんあるようだが
わが国の仏教行事としてのお彼岸は かなり独自のものらしい
一度立ち止まって 足下をしっかりと見直して
来し方行く末を 考える日でありたいと 切に思う
☆☆☆
『 失われていく命 』
ウクライナ侵攻中の ロシア軍の攻撃が激しさを増している
停戦協議や仲裁努力が 行れているとの情報の中で
戦闘は激しさを増しており 長期化の懸念も増している
ロシア軍の攻撃は 民間施設も無差別に攻撃しており
戦争犯罪とのウクライナ大統領の発言が 信憑性を増している
正義・不正義の追求も 重要ではあるが
刻一刻 人命が失われている事実に
世界は あまりにも無力だということが
突きつけられている・・・
☆☆☆
『 選抜高校野球 開会 』
春の選抜高校野球大会が 甲子園球場で始まった
入場行進は 本日試合があるチームだけという 異例のものだった
開会直前に コロナで出場辞退のチームもあり
波乱含みの大会だが 厳しい世界情勢の中での開会は
大いに意味があると思う
スポーツが平和を生み出すということには 疑問を感じるが
平和でなければ スポーツの大きな大会など 開催できないことを
味わう大会になりそうな気がする
選手の方々の 存分の健闘を 期待したい
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『 被災地に雪 』
今日は ほぼ全国的に 気温が下がった
当地も しっかりと雨が降り 風も強かったが
地震直後の被災地の辺りには 雪が降っていた
応急手当が間に合わない 被害を受けた屋根に
雪や いかにも冷たそうな雨が降っていた
あの大震災から 十一年が過ぎたという ニュースを見たばかりなのに
再び被災された方々の ご苦労はいかばかりか
ただ ただ お見舞い申し上げます
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『 愛子さま記者会見 』
愛子さまの 記者会見の様子が 報じられていました
成人になられたことによる 会見で
昨年十二月に 二十歳の誕生日を迎えられていらっしゃったが
学業を優先して 今日になったそうです
その会見でのお話しぶりは
爽やかで 知的で ユーモアもあり 実にすばらしいものでした
何かと 目をそらしたいようなニュースが多い中で
実にすばらしいお姿を 見せていただきました
学業と ご公務との兼ね合いもあるようですが
素敵なお姿を 公的な場にお出になる機会が 増えそうで
明るく 温かなニュースが楽しみです
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『 勇気ある人々 』
ロシアによる ウクライナへの侵略は
無差別攻撃の様相を 呈してきている
それどころか 病院を占領し
患者などを 人質にしているとの報も
こうした 惨憺たる状況の中で
敵国の戦車や軍用車両に 素手で抵抗を示している市民たちがいる
この状況下のキエフに
ポーランド・チェコ・スロベニアの 三か国の首相が入って支援を表明
ロシアでも テレビのニュース番組放送中に
反戦を訴えた 女性ディレクターがいる
いずれも 生命への危険が心配だが
多くの勇気ある人々に 世界は 応えることが出来るのだろうか・・・
☆☆☆
『 暁ばかり 』
作者 壬生忠岑
有明けの つれなく見えし 別れより
暁ばかり 憂きものはなし
( 巻第十三 恋歌三 NO.625 )
ありあけの つれなくみえし わかれより
あかつきばかり うきものはなし
* 歌意は、「 有明の月が 素知らぬ顔をして空にかかっているように見えた朝 あの人は私を拒んだので別れたが あれからは暁ほど 辛く悲しいものは無くなった 」といった、「逢えない恋」として、訳しました。
但し、古来、この和歌は、つれなく見えたのが、月なのか、女なのか、その両方なのか、といった論争があり、受け取り方で歌意は変わってきます。
藤原定家は、月を支持して、同時に大変高い評価がなされました。それ以来、この和歌は、古今和歌集における第一等の名歌とされているのです。
* 作者の壬生忠岑(ミブノタダミネ)は、古今和歌集の撰者です。当然、当代一流の歌人と考えられますが、その出自などは今一つはっきりせず、身分も低い人物だったようです。
父は、従五位下壬生安綱とされているようですが、異説もあり、不詳としている資料もあるようです。壬生氏は甲斐の地方豪族ともされていますが、京においては身分の低い扱いであったようです。
* 忠岑の生没年は不詳ですが、生年は 860 年前後、没年は 920 年頃と推定できます。
官位も、六位摂津権大目とされている資料が多いようですが、あまり確証はないようです。ほぼ間違いないとされるのは、「右近衛府生」に就いていたことのようです。文官というより武官として務めていたようですが、「府生」というのは雑務にあたる下役ですから、とても六位相当の職務ではないようです。
* ただ、歌人としては、当時ばかりでなく、後世においても高い評価を受けいます。古今和歌集には34首、勅撰和歌集全体では81首採録されており、一流の歌人と評価されるべきと思われます。
その中でも、次の和歌は、第三番目の勅撰和歌集である「拾遺和歌集」の巻頭歌に選ばれているのです。
『 春立つと いふばかりにや み吉野の 山も霞みて けさは見ゆらむ 』
そして、忠岑から80年ほど後の時代に活躍した藤原公任は、この歌を最高位の和歌と評価したことから、「古来秀歌中の秀歌」とされたようです。
* このように、忠岑は低い身分にありながら、歌人として高い評価を受け、存分の活躍をしたと思われます。同時に、この時代は、身分制度の厳しい社会と考えられますが、才能ある者に対しては、少なくともその分野においては、相応の評価をする社会だったように思われるのです。
それは、もしかすると、絵画や工芸、あるいは技能や武術などにおいても、官位などに繁栄されないまでも、相応の評価がなされる社会であったのかもしれない、と思われるのです。
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『 止められるのは 一人だけなのか 』
ロシアによるウクライナ侵略は
ウクライナ国民の頑張りで ロシアの思惑に狂いが出ているようだ
しかし 戦乱が 一日延びるごとに 多くの死傷者を出している
停戦に向けて 各方面の人が尽力しているようだが
残念ながら 目立った変化は出て来ていない
結局 戦争を止められるのは ただ一人 プーチン大統領だけだとか
そんな馬鹿らしいことがあって良いのか
現代の人間の知恵は たった一人に牛耳られるほど 乏しいのか
暗澹たる気持ちが 増している
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