村の売り子さん

通りがかったときに目についた売り子さんの姿。

この日から始めた野菜売りだ。

自宅で栽培した秋の実りを通りがかる人たちに買ってもらおうと始めた売り場である。

当初は家の作業場で採れた作物を奇麗にしていた。

その様子を見ていた甥っ子が作業シートごと前庭に移した。

なにをするんやと怒った婦人。

どうせ作業するなら人目に立つほうがいい。

それ見た人が買ってくれるのやと言って道路際に移動した。

そこは長安寺町を往来する車道。

最初は「顔が赤くなるほど恥ずかしくて慣れんかった」と話すＮ婦人。

一人、一人が買うようになって、それを聞きつけた人もやってきた。

美味しいと評判になった長安寺町の売り子店。

その姿が微笑ましくて撮らせてもらったこの日はヒラタネカキ、紅東のサツマイモ、サトイモ、丹波黒豆、小豆などを売っている。

いずれも一袋で３００円。



近くに住む人たちも次々と訪れる。

（Ｈ２３．１０．１７　ＳＢ９３２ＳＨ撮影）