市の施設で知りえた写真家。
DANプランニング・フォトサークルDANの代表である宮崎寿一郎氏とおつき合いをさせていただくようになって4年になる。
日本風景写真協会にも属している氏は同会が催す写真展に出展されている。
同会の奈良第1・第2支部が展示される案内状を受けとって、度々訪れる会場は奈良市内。
イトーヨーカドー5階にある「奈良市美術館」である。
自宅からはそれほど遠くない場は出かけやすい。
氏が単独で写真展を開かれた「写楽万遊」がある。
昨年の11月半ばに訪れた。
春から始まる季節感。
夏から錦秋へ繋げる作品に感動した余韻が頭の中に残っている。
年末には観覧のお礼に卓上カレンダーを送ってくださった。
カレンダーの写真は観覧した作品をあしらっている。
かーさんも喜んだカレンダーは我が家で一年間を飾る。
そのお礼も兼ねて伺ったフォトサークルDAN写真展は7回目。
着々と腕を磨いているやに聞く。
展示会場は移転された富士フォトサロンだ。
移転前は大阪市中央区備後町の富士フィルム大阪ビルだった。
いくつかの写真展を観覧したことがある。
わりあいこじんまりした場であった。
昨年の夏に移った富士フォトサロンは中央区本町の大阪丸紅ビル内。
電車で行きたいと思ったが、午後の取材に間に合わない。
そう思って有料の第二阪奈道路、阪神高速道路を利用した。
所定のビルはだいたいが判るが、阪神高速道路の降り口が掴めない。
ぐるり、ぐるりと回る大阪市内の街巡り。
心も時間も余裕がないというのに見つからない。
最寄りの「本町2」の信号が判り難いのだ。
かれこれ20分も彷徨ってしまった大阪の街。
短い区間に信号があるからなおさらだ。
奈良では味わえない大阪の道路は馴染めなくなってしまった。
会場近くの駐車場を探す。
目に入ったのが大阪市安土町駐車場だ。
「ヴィアーレ大阪」内の駐車場は大阪市営の施設。
1時間駐車で400円。
早めに切り上げればお得な料金である。
なんとか到着した大阪丸紅ビル。
展示会場は1階である。
フォトサークルの会員さんたちの作品を鑑賞する。
デキは良い方だと思った。
どのようにして作品を撮ったのか、考えさせる作品群に立ち止まる。
観覧されていた男性とともにあれやこれやの「思い」に意見交換。
こうした機会に刺激を受ける。
隣接会場にはもう一つの展示もあった。
それも鑑賞する。
「北緯20度ラインに活きる」を題した写真展だ。
北緯20度ラインが横切るインド、ミャンマー、タイ、ベトナムの街や農・漁村に生活する情景を映し出している。
写真慣れしているのかどうか判らないが笑顔で返す子供たちのアップ。
民俗衣装を着た村の人たち。
とらえるには当国で案内される担当者の承諾を受けて撮ったそうだ。
舟を出して漁をしている写真がある。
美しい景観である。
今ではそのような漁をすることはない。
それゆえ頼んでしてもらったというヤラセであると受付の人は話す。
それにしても「何故に北緯20度ラインに絞られたのか」という問いには答えてくれなかった。
ひと回り作品を観覧させてもらって氏と話す。
作品にはそれぞれの作者の思いを募ったキャプションがある。
なるほどと思える「思い」であるが、何故かキャプション後尾が「・・・撮影しました」である。
ほとんどの人がそう書いてある。
せっかくのキャプションにダメージを受ける私。
氏の個人展でもそうあった。
良い作品を鑑賞させてもらってこんなことを云うのも失礼だと思うのだが、穏やかな氏の表情につられてつい漏らした。
「それは気がつかなかった」と返す言葉に胸をなでおろす。
(H26. 1.31 SB932SH撮影)
DANプランニング・フォトサークルDANの代表である宮崎寿一郎氏とおつき合いをさせていただくようになって4年になる。
日本風景写真協会にも属している氏は同会が催す写真展に出展されている。
同会の奈良第1・第2支部が展示される案内状を受けとって、度々訪れる会場は奈良市内。
イトーヨーカドー5階にある「奈良市美術館」である。
自宅からはそれほど遠くない場は出かけやすい。
氏が単独で写真展を開かれた「写楽万遊」がある。
昨年の11月半ばに訪れた。
春から始まる季節感。
夏から錦秋へ繋げる作品に感動した余韻が頭の中に残っている。
年末には観覧のお礼に卓上カレンダーを送ってくださった。
カレンダーの写真は観覧した作品をあしらっている。
かーさんも喜んだカレンダーは我が家で一年間を飾る。
そのお礼も兼ねて伺ったフォトサークルDAN写真展は7回目。
着々と腕を磨いているやに聞く。
展示会場は移転された富士フォトサロンだ。
移転前は大阪市中央区備後町の富士フィルム大阪ビルだった。
いくつかの写真展を観覧したことがある。
わりあいこじんまりした場であった。
昨年の夏に移った富士フォトサロンは中央区本町の大阪丸紅ビル内。
電車で行きたいと思ったが、午後の取材に間に合わない。
そう思って有料の第二阪奈道路、阪神高速道路を利用した。
所定のビルはだいたいが判るが、阪神高速道路の降り口が掴めない。
ぐるり、ぐるりと回る大阪市内の街巡り。
心も時間も余裕がないというのに見つからない。
最寄りの「本町2」の信号が判り難いのだ。
かれこれ20分も彷徨ってしまった大阪の街。
短い区間に信号があるからなおさらだ。
奈良では味わえない大阪の道路は馴染めなくなってしまった。
会場近くの駐車場を探す。
目に入ったのが大阪市安土町駐車場だ。
「ヴィアーレ大阪」内の駐車場は大阪市営の施設。
1時間駐車で400円。
早めに切り上げればお得な料金である。
なんとか到着した大阪丸紅ビル。
展示会場は1階である。
フォトサークルの会員さんたちの作品を鑑賞する。
デキは良い方だと思った。
どのようにして作品を撮ったのか、考えさせる作品群に立ち止まる。
観覧されていた男性とともにあれやこれやの「思い」に意見交換。
こうした機会に刺激を受ける。
隣接会場にはもう一つの展示もあった。
それも鑑賞する。
「北緯20度ラインに活きる」を題した写真展だ。
北緯20度ラインが横切るインド、ミャンマー、タイ、ベトナムの街や農・漁村に生活する情景を映し出している。
写真慣れしているのかどうか判らないが笑顔で返す子供たちのアップ。
民俗衣装を着た村の人たち。
とらえるには当国で案内される担当者の承諾を受けて撮ったそうだ。
舟を出して漁をしている写真がある。
美しい景観である。
今ではそのような漁をすることはない。
それゆえ頼んでしてもらったというヤラセであると受付の人は話す。
それにしても「何故に北緯20度ラインに絞られたのか」という問いには答えてくれなかった。
ひと回り作品を観覧させてもらって氏と話す。
作品にはそれぞれの作者の思いを募ったキャプションがある。
なるほどと思える「思い」であるが、何故かキャプション後尾が「・・・撮影しました」である。
ほとんどの人がそう書いてある。
せっかくのキャプションにダメージを受ける私。
氏の個人展でもそうあった。
良い作品を鑑賞させてもらってこんなことを云うのも失礼だと思うのだが、穏やかな氏の表情につられてつい漏らした。
「それは気がつかなかった」と返す言葉に胸をなでおろす。
(H26. 1.31 SB932SH撮影)