前日の3日は節分。
午後の3時頃に飾ったと云うイラギイワシ。
天理市藤井町と同様にイワシはお頭だけである。
玄関・納屋などのいたるところの戸口に取り付けた。
それからフクマメを持って神明神社に出かけた。
その頃はもう夕暮れどき。
拝殿にフクマメをおまして戻った夜は玄関や囲炉裏場、座敷などに豆を撒いた。
雨戸も開けて一升枡に入れた豆を撒いていた。
昔しは田んぼまで撒いていた。
撒いた豆は歳の数だけ読んで(数える意)食べている。
山添村切幡の住民はいつもこうしていると話す。
ヒイラギイワシは何故に頭だけなのか。
「イワシの頭も信心から」の言葉がある。
辞典によれば「ヒイラキイワシ」は「柊鰯」と書いて「ヒイラギガガシ」と読む。
別名に焼いたイワシを刺すことから「ヤイカガシ」。
漢字は「焼嗅」を充てている地域もあるらしいが、県内事例の聞き取りでは「ヤイカガシ」の名は聞いたことがない。
平安時代に書かれた紀貫之の『土佐日記』にヒイラギイワシの習俗があった。
民間において、それが現代まで続いているヒイラギイワシ。
これこそ民俗ということだ。
(H26. 2. 4 EOS40D撮影)
午後の3時頃に飾ったと云うイラギイワシ。
天理市藤井町と同様にイワシはお頭だけである。
玄関・納屋などのいたるところの戸口に取り付けた。
それからフクマメを持って神明神社に出かけた。
その頃はもう夕暮れどき。
拝殿にフクマメをおまして戻った夜は玄関や囲炉裏場、座敷などに豆を撒いた。
雨戸も開けて一升枡に入れた豆を撒いていた。
昔しは田んぼまで撒いていた。
撒いた豆は歳の数だけ読んで(数える意)食べている。
山添村切幡の住民はいつもこうしていると話す。
ヒイラギイワシは何故に頭だけなのか。
「イワシの頭も信心から」の言葉がある。
辞典によれば「ヒイラキイワシ」は「柊鰯」と書いて「ヒイラギガガシ」と読む。
別名に焼いたイワシを刺すことから「ヤイカガシ」。
漢字は「焼嗅」を充てている地域もあるらしいが、県内事例の聞き取りでは「ヤイカガシ」の名は聞いたことがない。
平安時代に書かれた紀貫之の『土佐日記』にヒイラギイワシの習俗があった。
民間において、それが現代まで続いているヒイラギイワシ。
これこそ民俗ということだ。
(H26. 2. 4 EOS40D撮影)