マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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大江町の二ノ正月のとんど

2014年07月18日 08時21分48秒 | 大和郡山市へ
4年前のことである。

大和郡山市番条町の二ノ正月のとんど取材を終えて通りがかった国道24号線信号の大江町南。

そこより東へ数十メートルの地でとんど組みをしていた。

朝8時にとんど焼きをすると話していた。

場所は的場新池より南側の菩提仙川堤だった。

この年に立ち寄ったとんど場は工事中だった。

それより数十メートル離れた橋の南側で煙が上がっていた。

そこには男性がおられる。

もしやと思って近寄ればとんど焼きであった。

男性は大江町の住民。家で飾った注連縄を燃やしていたのである。

例年であればとんど場は南側の菩提仙川堤。

今年は吉野川分水を通している管の補修工事によって仕方なく場を替えたと話す。

老朽した管は何十年に一度は補修される。

今回は二重の管にするようだともう一人の男性が話す。

2月1日は二ノ正月。

大江町ではその翌日の2日の朝に燃やすのであった。

それより30分ほど前には大きな注連縄を折って燃やしていた人も居たと云う。

簾型であれば大晦日に拝見したN家のオシメサンに違いない。

簾型の注連縄は大江町に鎮座する大将軍(たいしょうぐん)神社の拝殿前に掲げられていた。

撮らせてもらった日は大晦日。

それより以前に掲げられたと思っていた。

男性の話しによれば30日か31日の年末大晦日。

今年は訪ねてみたい。

神社の注連縄はこの日の二ノ正月のとんどではなく前月であった。

27日辺りに燃やしていたと云う場は神社境内。

地域によれば各戸・神社とも同じ日にされる場合がある。

大江町のように別の日にされる場合もあることを知った。

雨も止んだこの日は、稗田町賣太神社の宮司が出仕されて神事が行われる。

とんどの場で火番をされていたのは宮守さん。

しばらくすれば神社の行事に出向くと話す。

(H26. 2. 2 EOS40D撮影)