マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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切幡の二月初午

2014年07月27日 09時20分45秒 | 山添村へ
雪が舞うこの日は寒い。

前日は穏やかな日であったことから一層厳しく感じる寒暖差。

昨年は成人の日に大雪となった山添村の切幡。

残雪で登ることも困難だったそうだ。

二月初午の日には村の人たちが参拝する山に登る。

そこに鎮座するのは稲荷大明神。

当番の人たちが道造りをされた山の階段を登っていく。

整備された階段は登りやすいが急な坂だ。

山頂から見下ろせば切幡の集落が見える。

稲荷社の前は小高い平坦の場。

そこにブルーシートを広げて座る村人たちは19人。

お供えはいなり寿司だ。

傍らには紙で包んだお供えもあるが、誰が供えたのか判らないと話す。



揃ったところで、供えたアズキメシとジャコを参拝者に配る。



風も冷たいこの日の場はとんどもなく寒い。

周囲に布を張って風を除けたときもあったそうだ。

お神酒をいただく村行事に平成3年、11年に寄進された正一位常森大明神・稲荷大明神の幟がはためく。



雪が舞う日になった切幡の二月初午。

しばらく歓談されていたが、たまりかねて僅かの時間を過ごした村人は散会した。

(H26. 2. 4 EOS40D撮影)