この日は3回目の通院診察日。
先に日程を決めていたのは4回目の心臓リハビリ運動だった。
前回の診察に決めた診察日。
心臓リハビリ運動前に検査を済ませておく。
運動を済ませたら丁度の医師診察になる計算だ。
退院日には診察の曜日は限定金曜日と聞いていたが、そうでもなかったようだ。
いつものように4本採取した血液検査を終えて心電図検査に移動する。
入院時も含めて心電図検査の所要時間はだいたいが短時間で終える。
検査士が云った。
「今日は3分間の検査ですのでじっとしていてくださいね」と優しく声をかける。
計測時間が長いのは脈拍を看るからだ。
前回検査(9月25日)より脈拍異常がみられる。
薬剤のアーチスト錠は増量服用。
あれから3週間が経ったが、脈拍は依然として下がらずの110拍辺り。
胸のドキドキ感は一向に収まらない。
寝ているときは身体が微妙に揺れ動くような感じで最悪だが、起きてしまえばそれほど感じない。
ドキドキ感はどこへ行ったのだろうか、と思えるほどだ。
検査を終えたらリハビリ室に向かう。
いつもの場所で血圧・脈拍を測定して問診票に記入する。
時間ともなればリハビリ者は8人になっていた。
限定の8人であるが、顔ぶれは毎回異なる。
退院後の毎日を記録している『わたしの生活習慣記録』を見たリハビリ療法士が云った。
「最近の体重はこれまでの最高ですね。増え方が早いのでは・・・」と云われた。
毎朝の起床時に測っているこの日の体重は68.2kg。
8月15日に退院した翌日の朝は60.5kgだった。
2カ月間に7.7kgも増えていたのだ。
顔はふっくら。
お腹の出具合はパンパンに近い。
退院1カ月後のズボンベルトは思いっきり締めてもゆるゆる。
それから1カ月後の9月15日の体重は65.4kgだった。
4.9kgの増加である。
そのころからベルトの締め具合がガッツリ状態。
腰回りの肉は丸みを帯びた。
腹が出てきたのがよく判る。
それからの1カ月後。
体重は2.8kgの増加だ。
グラフで現せばよく判るが、今後の進展具合は鈍化傾向になるであろう。
身体に装着する携帯型心電図器。
衣服を肌いて取り付ける。
リハビリ始めの脈拍は69-71拍程度に落ちていた。
自宅で計測してきた血圧・脈拍とは異なるほぼ正常値。
小型軽量のオムロン社製血圧器で測っているときの数値は100-110拍辺り。
どちらの計測が異常なのか、判らなくなってくる。
いつもの整備体操も慣れたもの。
身体の反応は2カ月前よりも格段早くなった。
体操時の脈拍は104-85拍。
運動によって幅がある。
それより超えた115-120拍に驚く運動はスクワット。
心臓が唸るぐらいのキツさだ。
運動を止めて深呼吸を吸えばどーんと下がった。
それからいつもの自転車エルゴメーターのペダル漕ぎ。
最初はいつものように10のワークから始まる。
1分ほど経ったころにペダルが重たくなった。
40ワークである。
ガツンとくるがすぐに慣れて軽快になる。
特に意識する脈拍数値。
自動的に検出された数値が計測器に表示される。
80-87拍からぐっと上がって104拍。
ハートマークはいつも通りに出現する。
不整脈である。
25分間のエルゴに感じる自己メータは楽くよりやや高めのキツイにしておこう。
少し汗をかいたこの日の心臓リハビリ運動にK循環器内科医師は心房がおかしいと云っているという。
脈拍異常の処置は薬剤服用してきたが効果は現れていない。
心房の処置を要するという。
体力状況を判断して入院、或は通院。
いずれも麻酔をかけてカテーテル治療をする。
その決断をするのは心臓外科医だ。
予定の受付は30分も超えた。
15時半、呼び出しを受けて診察室に入った。
検査結果もそうだが、脈拍異常が継続している状況に頭を抱えるM医師。
心臓手術した際にはメイズ処置をしている。
診断書にもそう書いていた。
問題もなく処置ができていた。
不整脈はややあるものの脈拍は75拍ぐらいだった。
薬剤でもっと落ち着くであろうと思われていたが、である。
脈拍の異常を感じるようになった時期は人命救助のヘリコプター映像が映し出されていたころだ。
それが引き金になったかどうか判らないが、そのころより脈拍異常値が続くようにになった。
ときおり脈拍が下がることがある。
ただ、計測器が不安定とも思えることから、そのとき次第になる。
増量服用したアーチスト錠の効果はやや落ちを認められるが、連れだって血圧が低くなっている。
うーんと唸る医師。
薬剤のワーファリンはずっと服用しなければならないようだという。
次回の診察も心臓リハビリ運動日に合した。
それまでは先に入院したS外科医師の見立てや心臓外科医師と相談の上で通院若しくは入院で処置をするカテーテル実施有無判断をするそうだ。
この日の診察に聞きたかったことがある。
手術に適用された血液製剤である。
輸血をしたことは診療明細で判っている。
血液製剤による感染症があるのか、ないのか。
それが気がかりなのである。
私の質問を待っていたかのように答える診察医師。
感染症の有無は手術をしてから3カ月を経過したころにするというのだ。
配布された説明文にそう書いてあった。
会計処理を済ませて入金自動支払い機の前で順番待ちをしていたときだ。
3人ほどの看護師さんが通り過ぎようとしていた。
立つ位置にすごく近いところである。
どこかで見たようなお顔はすぐに判った。
入院していたときにたいへんお世話になった看護師のMさんだ。
私の顔を見たとたんにハンドシェイク。
愛嬌のある顔で握手を求めるMさんが云った。
「退院のころは痩せていたけど、身体つきがふっくらしていたのでまさかと思いましたよ」。
そう、あれから7.7kgも増えていただけに顔つき、身体つきの変化で気がつくのに間があったのだ。
Mさんは退院の際に私に言っていた言葉がある。
「通院するときには6棟病棟に顔をだしてくださいね・・」だった。
前回、その願いを叶えたく伺ったが夜勤だった。
支払いを終えたらこの日も6棟病棟へ出向こうと思っていたら、ご本人と出合った。
約束を果たせたこの日の出合い。
久しぶりの状況確認で足を停めるわけにはいかない。
Mさんは仕事中、看護学習に行く途中だったので見送った。
(H27.10.15 SB932SH撮影)
先に日程を決めていたのは4回目の心臓リハビリ運動だった。
前回の診察に決めた診察日。
心臓リハビリ運動前に検査を済ませておく。
運動を済ませたら丁度の医師診察になる計算だ。
退院日には診察の曜日は限定金曜日と聞いていたが、そうでもなかったようだ。
いつものように4本採取した血液検査を終えて心電図検査に移動する。
入院時も含めて心電図検査の所要時間はだいたいが短時間で終える。
検査士が云った。
「今日は3分間の検査ですのでじっとしていてくださいね」と優しく声をかける。
計測時間が長いのは脈拍を看るからだ。
前回検査(9月25日)より脈拍異常がみられる。
薬剤のアーチスト錠は増量服用。
あれから3週間が経ったが、脈拍は依然として下がらずの110拍辺り。
胸のドキドキ感は一向に収まらない。
寝ているときは身体が微妙に揺れ動くような感じで最悪だが、起きてしまえばそれほど感じない。
ドキドキ感はどこへ行ったのだろうか、と思えるほどだ。
検査を終えたらリハビリ室に向かう。
いつもの場所で血圧・脈拍を測定して問診票に記入する。
時間ともなればリハビリ者は8人になっていた。
限定の8人であるが、顔ぶれは毎回異なる。
退院後の毎日を記録している『わたしの生活習慣記録』を見たリハビリ療法士が云った。
「最近の体重はこれまでの最高ですね。増え方が早いのでは・・・」と云われた。
毎朝の起床時に測っているこの日の体重は68.2kg。
8月15日に退院した翌日の朝は60.5kgだった。
2カ月間に7.7kgも増えていたのだ。
顔はふっくら。
お腹の出具合はパンパンに近い。
退院1カ月後のズボンベルトは思いっきり締めてもゆるゆる。
それから1カ月後の9月15日の体重は65.4kgだった。
4.9kgの増加である。
そのころからベルトの締め具合がガッツリ状態。
腰回りの肉は丸みを帯びた。
腹が出てきたのがよく判る。
それからの1カ月後。
体重は2.8kgの増加だ。
グラフで現せばよく判るが、今後の進展具合は鈍化傾向になるであろう。
身体に装着する携帯型心電図器。
衣服を肌いて取り付ける。
リハビリ始めの脈拍は69-71拍程度に落ちていた。
自宅で計測してきた血圧・脈拍とは異なるほぼ正常値。
小型軽量のオムロン社製血圧器で測っているときの数値は100-110拍辺り。
どちらの計測が異常なのか、判らなくなってくる。
いつもの整備体操も慣れたもの。
身体の反応は2カ月前よりも格段早くなった。
体操時の脈拍は104-85拍。
運動によって幅がある。
それより超えた115-120拍に驚く運動はスクワット。
心臓が唸るぐらいのキツさだ。
運動を止めて深呼吸を吸えばどーんと下がった。
それからいつもの自転車エルゴメーターのペダル漕ぎ。
最初はいつものように10のワークから始まる。
1分ほど経ったころにペダルが重たくなった。
40ワークである。
ガツンとくるがすぐに慣れて軽快になる。
特に意識する脈拍数値。
自動的に検出された数値が計測器に表示される。
80-87拍からぐっと上がって104拍。
ハートマークはいつも通りに出現する。
不整脈である。
25分間のエルゴに感じる自己メータは楽くよりやや高めのキツイにしておこう。
少し汗をかいたこの日の心臓リハビリ運動にK循環器内科医師は心房がおかしいと云っているという。
脈拍異常の処置は薬剤服用してきたが効果は現れていない。
心房の処置を要するという。
体力状況を判断して入院、或は通院。
いずれも麻酔をかけてカテーテル治療をする。
その決断をするのは心臓外科医だ。
予定の受付は30分も超えた。
15時半、呼び出しを受けて診察室に入った。
検査結果もそうだが、脈拍異常が継続している状況に頭を抱えるM医師。
心臓手術した際にはメイズ処置をしている。
診断書にもそう書いていた。
問題もなく処置ができていた。
不整脈はややあるものの脈拍は75拍ぐらいだった。
薬剤でもっと落ち着くであろうと思われていたが、である。
脈拍の異常を感じるようになった時期は人命救助のヘリコプター映像が映し出されていたころだ。
それが引き金になったかどうか判らないが、そのころより脈拍異常値が続くようにになった。
ときおり脈拍が下がることがある。
ただ、計測器が不安定とも思えることから、そのとき次第になる。
増量服用したアーチスト錠の効果はやや落ちを認められるが、連れだって血圧が低くなっている。
うーんと唸る医師。
薬剤のワーファリンはずっと服用しなければならないようだという。
次回の診察も心臓リハビリ運動日に合した。
それまでは先に入院したS外科医師の見立てや心臓外科医師と相談の上で通院若しくは入院で処置をするカテーテル実施有無判断をするそうだ。
この日の診察に聞きたかったことがある。
手術に適用された血液製剤である。
輸血をしたことは診療明細で判っている。
血液製剤による感染症があるのか、ないのか。
それが気がかりなのである。
私の質問を待っていたかのように答える診察医師。
感染症の有無は手術をしてから3カ月を経過したころにするというのだ。
配布された説明文にそう書いてあった。
会計処理を済ませて入金自動支払い機の前で順番待ちをしていたときだ。
3人ほどの看護師さんが通り過ぎようとしていた。
立つ位置にすごく近いところである。
どこかで見たようなお顔はすぐに判った。
入院していたときにたいへんお世話になった看護師のMさんだ。
私の顔を見たとたんにハンドシェイク。
愛嬌のある顔で握手を求めるMさんが云った。
「退院のころは痩せていたけど、身体つきがふっくらしていたのでまさかと思いましたよ」。
そう、あれから7.7kgも増えていただけに顔つき、身体つきの変化で気がつくのに間があったのだ。
Mさんは退院の際に私に言っていた言葉がある。
「通院するときには6棟病棟に顔をだしてくださいね・・」だった。
前回、その願いを叶えたく伺ったが夜勤だった。
支払いを終えたらこの日も6棟病棟へ出向こうと思っていたら、ご本人と出合った。
約束を果たせたこの日の出合い。
久しぶりの状況確認で足を停めるわけにはいかない。
Mさんは仕事中、看護学習に行く途中だったので見送った。
(H27.10.15 SB932SH撮影)