マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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新住地区丸尾垣内の巨大な藁積み

2016年07月25日 09時28分18秒 | 民俗あれこれ(干す編)
大宇陀本郷を離れて旧西吉野村に向かう。

五條市経由で行けば遠回り。

時間のロスはどれぐらいか判らないが、カーナビゲーションが示す案内通りのコースを走る。

宇陀市、吉野町、大淀町、そして下市町だ。

吉野川に架かる橋を渡って丘山の方に向かって進んでいく。

ここら辺りは大字新住(あたらすみ)。

丘下に見える集落で行われたオカリヤ立て神事を思いだす。

看板に新住区丸尾垣内の標識があった。

そうなんだ。ここも新住地区内なのだ。

地区はそうとうな広さであると思った。

そこから数キロメートル足らずの地。

右手に巨大な藁積みが二つ。

大きなものだけに勝手に目に飛び込む。

思わずブレーキをかけて道路際に一旦停止。

後方に車がついていればそうはしない。

パッシングライトをしながら停止する。このときは後方につく車はなかった。

安全を確かめて車を降りる。

巨大な高さの藁積みは3層、それとも4層積み。



私自身、奈良県内では見たことがない巨大なものだ。

テレビとかで拝見する東北辺りにこれと同じようなものがあったと思うのだが・・。

重さもそうとうな量であろう。

円形であればまるで古代の藁葺き家か。

そう思ったが入る口も窓もない。

手刈りした稲藁を積んでいる光景に圧倒される。

これほどの高さを確保するには数人の力が要る作業だと思った。

(H27.11. 7 EOS40D撮影)