マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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経食道心エコー図検査の3時間前にパンを食す

2016年07月23日 23時11分43秒 | むびょうそくさい
前日は心エコー検査。

ゼリー状のものを身体に塗って超音波器具で状態を検査する。

特に苦痛もない検査である。

この日の検査は苦痛そのものの経食道心エコー図検査。

7月31日に心臓手術をした。

その一週間前の24日に実施された。

とにかく苦しいカメラの飲み込み。

苦痛で辛いとしか言いようのない検査である。

この日の午前中は送迎の仕事がある。

検査が始まる時間は午後2時45分。

それまでに受付を済ませておかねばならない。

経食道心エコー図検査は食道にカメラを挿入して検査をする。

胃カメラと同じようなもので口内にしびれ薬が用いられる。

ということは食事をどうするか、である。

検査予定について書かれたシートがある。

それには検査の3時間前に飲食を済ませておくとある。

送迎の仕事が終えるのは、だいたいが午後1時ころ。

それから昼食すれば検査に引っかかる。

仕事中ではあるが、食事を摂らなければ腹が減る。

お腹がグウグウ云いだす。

というよりも、経食道心エコー図検査後の2時間は飲食できない。

となれば夕方近くになる。

お腹が減れば検査に対応する体力も維持できない。

そう思ってパンを送迎車に持ち込んだ。

食べる場所は車内だ。

別に車外でもいいのだが・・外は冷たい風が吹いて寒い。

金剛山も鳥見山も今年初の冠雪。

寒さが身に染みる。

毎度、僅かな時間が発生する送迎の合間。

いわゆる待機のときである。

都合、停車して送迎時間を調整する。

さぁて、食べるか。

二つのおかずパンは前日の帰り道に立ち寄ったビッグ・エクストラ天理店内にあるパン屋さん(パン工場)で買っておいた。

ビッグ・エクストラは度々出かける我が家の食材購入店。

安くて美味しいものがいっぱいある。

特に野菜の値段がすごい。

もっとすごいのはコロッケだ。

肉味、カレー味、すき焼き味、カボチャ味などなど十種類ほどのコロッケすべてが税抜き37円。

一度、食べてみたいと思って買ったコロッケ。

これといった特徴はないが、コロッケに違いない味だ。

それはともかく出入り口付近にあるパン屋さんは未だ買ったことがない。

この日が初めてだ。

いろんな菓子パンが並んでいる。

が、私の目当ては100円パン。

だいたいが150円前後に菓子パンには目がいかない。

商品棚を見渡してみれば、あった。

この日の100円サービスパンは3種類。

どれにするか迷うこともない。

選んだのは大きな菓子パン二つ。

一つはマーガリン、もう一つがシュガーだ。

一日寝かせて持ち込んだ菓子パンは11時に食べた。

時間はそれほどなく噛みしめる余裕もなく口に放り込む。

なんせ大きい菓子パンがなかなか減らない。

それどころが水分補給を要する、と思ったが、ミルクの持ち合わせもない。

いつも持参するペットボトルのお茶を飲んで胃袋に詰め込む。

味はどうかといえば、パンそのもの。

中心部に僅かな味がするだけだった。

午後1時過ぎに仕事を終えてかーさんが同乗する。

目指すは天理の病院だ。

受付を済ませた時間は丁度の一時間前。

ごたがいが最近の身体状況を伝えておく。

きっちり一時間後の午後2時45分。

検査医師の呼び出しがあった。

見慣れた待合室は入院中にときどき検査した部屋だった。

この奥にある部屋が恐怖の検査部屋。

始めにしびれ薬をもってきた。

ゼリー状の柔らかい液体がスポイドから口に入れられる。

ぽっとスマートに入れられたしびれ薬はブルーベリーのような味がする。

ごっくんと喉は通さない状態で5分間待つ。

しびれ薬が効いてきた。

では、お部屋に入りくださいと案内される。

カッターシャツは着たままで横になる。

徐々に思いだしてきた恐怖のカメラ飲み込み。

それを口から入れる前にまたもやしびれ薬の投入だ。

大きな口を開けて喉に落としたスポイド液。

数か月前にした状況を鮮明に思いだした。

心臓側を下にして横になる。

唾液、よだれが出ても飲み込まない。

受け皿を口元に添えるだけだ。

硬めのマウスピースは口、というよりも歯でがっちり嵌める。

胃カメラのような器具が目の前に現れる。

マウスピースに入れたカメラは喉元まで到達する。

「ごっくんしてください」と云われるが喉が動かない。

何度か「ごっくん」するも、喉が開かないのだ。

開かない場合はカメラを戻される。

何度かのトライに「ごっくん」の声に合わせて「ごっくん」と心に念じれば喉の奥に入っていった。

胸の中心部辺りだろうか、カメラがあることが判る。

痛みも感じる。

しびれ薬は喉だけである。

だから判るカメラの動き。

動くたびに吐き気をもよおす。

「ぐぇ、ぐぇ」というか「おぇ、おぇ」というか・・・堪らず嗚咽がでる。

何回か繰り返すうちに落ち着く。

画面を視ていた医師が告げる。

もう少し下、もう少し上・・・。

カメラはその都度動く。

動けば嗚咽の連続だ。

よだれは出ぱなっし。

鼻汁も出ぱなっし。

涙も出ぱなっし。

ビショビショのビチョビチョ濡れだ。

カメラが上下、左右に動かしたときは何度も嗚咽。

頭のなかで数えていた1、2、3、4、5・・・。

100まで行ったら1から数えなおし。

一体どれくらいの時間が経過しているのだろうか。

検査は上手く行っていますと云われても何時終わるのか、である。

苦しい状況が長く続けば続くほど辛いのだ。

終わりますの言葉を聞いたとたんに力が抜ける。

実際に身体から抜けたのはカメラであるが・・・。

起き上った診察ベッドのよだれ受け敷きシーツはビショビショ。

ビチョビチョの顔は集めのテイッシュペーパーで拭きとる。

何枚も使う。

口の中は検査が終わっても唾液がでてくる。

これは飲み込むわけにはいかない。

うぇっと流しに垂らして流す。

検査時間はきっちり30分間。

入院中は50分もかかった。

そのときはまだ手術前。

心臓下に横になるのはもっと辛かった呼吸困難。

息を吸い込むことができなかった。

今は手術をしたからそういう辛い症状はない。

違いがあるのはそれだけだ。

入院中の主治医だった循環器医師も途中で立ち会ったそうだ。

今回の検査では特に異常は認められない。

血塊も見られなかったそうだ。

ただ、2週間後になったカテーテル処置は実際にやってみて異常をしめす電気信号回路が多数ある場合もあるらしい。

その時の処置時間は4、5時間にもなると伝えられた。

患部麻酔をすると思うが長時間の処置は眠っていたい。

検査を終えて1時間は唾液を飲み込んではならない。

水は飲まないし、嗽もしない。

しびれ薬が切れるのは喉に投入してから1時間後である。

それまでずっと我慢の子である。

それが過ぎてから飲む飲料水。

違和感はなかった。

しばらくすれば、ぼやーっとしていた頭、

身体もすっきりした。

その後の数時間は辛かった検査さえも忘れていた。

(H27.11.27 SB932SH撮影)

心臓リハビリ終えたら心臓エコー

2016年07月23日 23時06分52秒 | むびょうそくさい
2週間前の診療で決まったカテーテル処置の方向性。

12月に入った2週目に入院・処置が行われる。

処置をする際の決め手になる検査はこの日が1回目。

明日の検査はもっと詳しい。

なんせ胃カメラのような器具を飲み込んで心臓を看るのである。

今日の検査日は予め決めていた心臓リハビリに合された。

リハビリが終わって直ちに該当するフロアに向かうのである。

それまではいつもの通りの心臓リハビリケーション。

場所は5階にある。

退院してから今回のリハビリで6回目になる。

慣れたものだ。

リハビリは3週間おきぐらいが丁度いいと思っている。

リハビリ当日に予約しておく次回の日程。

リハビリ療法士はそれに対して特に問題視はしない。

一か月間では間が空きすぎる。

2週間間隔では早すぎる、という考えは私の判断だ。

5階についたらすぐさま問診票に書く。

血圧、体重に問診。

そして次回の予約だ。

私の場合は、問診票にない項目も記載している。

それは脈拍数値である。

この日の心臓エコー検査もそれに係る。

入院・処置は脈拍異常を処置するのである。

提出しておけば何かと参考になるかも知れないと思って毎回記入している。

上半身の衣服や下着を捲り上げて携行心電図を身体にセットする。

始めに行われる準備体操前の脈拍は100拍。

しばらくして落ち着けば85~88拍ぐらいまでになるが、準備体操やスクワットをすれば元の木阿弥の脈拍数値。

根本的な治療は12月に入った2週目に期待する。

そして、いつもの自転車エルゴメーターのペダル漕ぎ。

血圧計を腕に装着して開始する。

動きだした血圧計が測った数値は113-73。

特に問題はみられないが脈拍は103拍。

何とかならんもんだろか。

今回のワークは40。

前回もそうだった。

57辺りの回転数を維持しながらペダルを漕ぐ。

最初の出足はややキツいと感じたが、数分も経たないうちに落ち着いた。

感じる値は「楽」である。

リハビリを終えて向かった先は4階。

受付を済ませて十数分後に呼び出し。

検査室に案内される。

この日の検査は心臓超音波検査。

略して心エコーだ。

身体に装着した器具は何度も体験している。

もしかとして造影カテーテルと思っていたが、そうではなかったので一安心。

心もち余裕がある。

医師が身体にあてる超音波検出器具。

撫でるように心臓辺りを検査する。

十数分過ぎたころだったか、医師が発した言葉。

「勢いよく鼻をすすってください」と云う。

鼻をすする行為は、老若男女問わず、誰でもしている。

呼吸がしにくい人では無理があるかもしれないが、健全な人であれば力をいれなくとも、すすることができる。

検査を終えた医師にすする目的を教えてもらった。

すする行為は血管を膨らませる。

膨らませることで血管の状態が見やすくなる、ということだ。

一つ、賢くなったと思った検査時間は20分。

これまでの検査の中ではイチバンの早さだった。

明日の検査は口内に麻酔薬を投入する。

胃カメラのような器具を心臓まで詰めていく。

とにかく喉を通らなければ検査にならない。

これが辛いのである。

麻酔薬の効き目が切れるのはおよそ1時間後。

遅い人であれば2時間後には復帰するそうだ。

(H27.11.26 SB932SH撮影)

心房粗動アブレーション処置入院通告

2016年07月23日 22時55分56秒 | むびょうそくさい
11月5日の受診の際に預けられたお手紙。

宛先は天理よろづ病院の循環器内科の医師である。

医師は特定されていないので決まった日に行くでもない。

が、だ。

脈拍数が異常に高い数値。

ワーフアリン錠剤で抑えているものの、鼓動も高い異常状態はいつまでも放置するものではない。

診察時間は平日の月曜から金曜まで。

受付時間は朝8時半から11時までだ。

先週は送迎の仕事や四十九日法要など多用であった。

16日も仕事がある。

行くならこの日と決めていた火曜日はフリー。

なにも朝8時半から行くこともない。

慌てず騒がずのゆっくり時間に起床して外来病棟に向かった。

いつも通りに診察券を挿入する自動受付機。

いつもなら予約診断なのですぐに発行される。

予約でもないこの日は画面に向かって循環器内科を選択する。

受付シートが発行されて総合受付へ。

指定されるフロアーの診療受付に提出すれば「今日は何ですか」と尋ねられる。

血管外科医師より受け取った封書を渡して診察に来たと伝える。

まずは血圧計で測ってくださいと指示が出た。

受付付近の待合室は診察を受ける人で溢れていた。

血圧計はどこにあると思って辺りを見渡す。

あった場所の前に座っていた男性と目が合った。

なぜに、ここで・・・。

行事取材で度々お世話になっている大塩のYさんだ。

受付を済ませた私を発見して視線を送っていたという。

男性の隣に座っているのは奥さん。

何度かお会いしているのですぐに判った。

ここに来たのは診療。

冠動脈が細くなって流れが悪くなった奥さんは同病院でステント治療を受けた。

薬剤を服用して現在に至っている。

期間を開けて診察、というわけだ。

筋肉が衰え身体の動きも芳しくない。

歩くにも体力的に難しくなってきたという婦人の送り迎え。

男性は前年まで宮総代を務めていた。

歳はいったが、いたって元気。

奥さんを乗せて走る運転手をしていると話す。

私は・・といえばこういう状態。

夏場に突然の発症で入院、手術、退院、リハビリをしてきた。

何年か前から男性にお願いしていたブトクスベ。

連絡できる身体ではなくなったと話せば、来年・・ということになった。

それはそれで、身体状況を理解された男性が云った。

「これまでは若かった、無理がとおりの身体だった、無理してきたから心臓が堪らんと云いだして破裂した。無理が利かん身体になった以上は、体力の衰えもあり、無理したらアカン、不摂生をせずに、動ける範囲で・・」と、言葉で気遣ってくれた。

男性は帰宅した夕方にも電話をくれた。

気遣いされる男性が云った。

奥さんの入院日が決まったという。

早めに決まった入院日に安堵したと話していたことを付記しておく。

話し込んで忘れかけた血圧測定。

この日の数値は最高が132で、最低が88。

普通であるが、脈拍は99拍。

回転数はまったく落ち着かない。

ご夫婦は呼び出しを受けて診察室に入った。

それからしばらくして受付に呼び戻された。

診察前には検査があるというのだ。

4本の採血、胸部立位の正面レントゲン撮影、心殿図の3セットメニューはいつもと同じだ。

心電図待ちに行列ができていた。

ドア傍に立ててあった看板に「只今、15分待ちです」と表示していた。

この日の検査は午前中。

人でいっぱい。

午後ではそのような情景を見たことがない。

検査技師曰く、今日は突然の申し込み患者さんが多かったという。

すべての検査が終わった時間は10時50分。

受付が9時10分だったから1時間40分もかかった。

循環器内科の受付を済ませて呼び出しを待つ。

待合室の席は満席だ。

入れ替わり立ち代わりの入室、診療、次回の案内に渡された別途書類に書き込む人もおられる。

診察は3番。

ドアを開けて入室すれば若い医師が座っていた。

お手紙をもってきた経緯にこれまでの状況を伝える。

医師が云うには心房と心室が流れる血液。

心臓が動くということは電気信号の発信がある。

それを受けた回路が働く。

それがおかしくなって不整脈を発生させているそうだ。

脈拍が高いのはその関係性。

就寝中が一番感じる症状は、いわゆる心房粗動。

右心房と心室間における粗動を解決するには電気ショックの手当てもあるが、再発する可能性が高い。

治すには電極カテーテルアブレーションの処置を要する。

心臓僧帽弁リカバリー手術をした際にはメイズ処置を行っている。

今回の発症はそれと違う箇所に発症し、電気回路がおかしくなっている可能性が高いというのだ。

処置をするには入院を要するということで日程が決まった。

3週間後の12月8日だ。

翌日の9日はカテーテルアブレーションの処置が行われる。

退院はその週末。

土曜か日曜辺りになるらしい。

あくまで順調にいっての話しだけに何かが起これば約束は果たせない。

入院は処置だけだ。

その前にしておかなければならない心エコーと造影を伴う経食道心エコーの両検査。

これも日程が決まった。

来週になる26日、27日の両日。

経食道心エコー検査は万が一におけるカテーテルアブレーション処置対応だ。

想定する発症欠陥位置が違う場合がある。

カテーテルアブレーション処置をしている際に発見されたら手遅れ。

複雑な処置を未然に防ぐ事前に確認する検査である。

検査、入院、処置が決まれば入院手続き。

待ったなしに、引き続いて同フロアーにある入院受付所で手続きを進める。

保証人や家族説明者も記載する「入院誓約書」、「病気、検査、治療の説明と同意、および家族への病状説明の同意書」、「実費徴収に関する同意書」の書類は事前記入して入院時に持ってくる。

それより先に申請しなくてはならないのが「入院される患者・家族の方へ」シートだ。

患者本人以外の連絡先を2カ所、今までにかかっていた病気やケガ、来院・入院に至った経緯、入院目的の理解、アレルギーの有無など多数の項目記入。

この内容は退院後の期間が長期に亘って開いたとか、他の病院より移転したとか、新たな病気の場合だと思った。

入院、手術、退院、リハビリ、通院診察などは同じ病院で診察を受けているのだから不要では・・と伝えた。

そういえばそうですと答える看護師。

血管外科から循環器内科から移っただけですべての診療結果はコンピュータ内部にある。

患者番号で照合すればすべての状況が判るのだ。

一考の余地あり、である。

会計・支払い処理など、すべてを終えて病院を出たら雨が降っていた。

駐車場までは若干の距離を歩かねばならない。

傘は必要としなかった午前中の診察。

時間はとうに過ぎて午後1時。

傘は持っていない。

急ぎ足になればふくらはぎがだるくなる。

坂道をのぼるときもそうである。

車についてしばらくは心臓を休める。

払った追加の駐車料金は200円だった。

2時間オーバーだったのだ。

帰宅してから数時間後。

同病院から電話が架かった。

本日、診察された医師が特別なことを伝えたいという。

それは何か。

正確な採血結果が得られたというのである。

診察時もある程度話されていた貧血数値。

症状に目まいはないが、検査結果に出ているという。

本日は間に合わなかった鉄分補給の薬剤服用。

薬は一般の市販薬でも構わないという。

「鉄」の文字があるサプリメントであれば問題はない。

それを買って入院日まで継続服用をしてもらいたいという。

了解して出かけた近くのドラッグストア。

薬剤師に伝えて商品棚の製品を選ぶ。

そうそう、薬剤師に伝えておかなくてはならないワーファリン錠剤。

量はともかく鉄分摂取量が多ければ出血を伴う可能性がある。

薬剤師と相談して決めた鉄分補給剤は味が甘くて美味しいグミタイプ。



これに決めた。

(H27.11.17 SB932SH撮影)

決まったカテーテル処置の方向性

2016年07月23日 06時41分13秒 | むびょうそくさい
退院してから通算4回目の診察日。

診察カードを挿入して受付。

検査項目がズラズラ書かれたシートをもって総合受付を済ませてそれぞれの診察を受ける窓口に向かう。

この日も同じく4回に行く。

受付の始めは血液検査。

いつもなら1枚の番号シートが渡されるが、今回は2枚もある。

もう1枚は手術に施された血液製剤の検査である。

それがあるからこの日の血液瓶は6本になった。

続いて胸部レントゲン。

正面と左側面の2枚だ。

このころの時間帯は12時半。

お腹がぐうぐう言い出した。

元気な証拠である。

食事はまだ待て、だ。

受付窓口が替わって逆方向。

ここへくればいつも面食らう。

どの方角に居てるのか、判らなくなる迷い道に入り込む。

三つめの心電図を終えてようやく買っておいた弁当が食べられる

前回から3週間後の検査とリハビリ運動。

体重は68.2kg辺りをウロウロしている。

落ち着いた感である。

食後の運動も兼ねた心臓リハビリは5階。

受付30分前でもほぼ満員の該当者が来られていた。

リハビリ運動の定員は8人。

退院直後の人も居れば私のように何回目かの人もいる。

受付前にしておく血圧測定は106-73。脈拍は102だ。

血圧は落ち着きを取り戻したが、問題は脈拍だ。

毎朝、起床の度に計測する血圧と脈拍。

ほぼ毎日のように不整脈を示すハートマークも出現する。

当院に来て測定しても少なからずや出現する不整脈である。

リハビリ運動の始めはいつもの通りの準備体操。

携帯型心電図を装着する。

モニター画面に出る8人の状況。

脈拍数値はいつもの通りのトップ数値を維持する104拍。

若干の動きがあるが、だいたいが104~106拍間。

体操の中には初めて経験するものがあった。

スクワットの一例である。

割合感じたキツ目のスクワット時の脈拍は104~105拍。

変化はないが、高めの維持継続だ。

軸足を一本。右足を上げて10回。

左足をあげて10回。

腰が痛くなるスクワットだった。

そうこうして自転車エルゴメーターのペダル漕ぎに移る。

血圧計を装着してペダルを漕ぐ。

ワーク10が始めのペダル漕ぎ。3

0秒ほどでぐっと上がったワークは40。

一気にガツンとペダルに反応する重さを感じるが、数回転もすれば慣れて感じなくなる。

血圧は96-67。脈拍は107拍だ。

しばらくの数分間。

自動的に動きだす血圧計。

血圧は108-70で脈拍は105拍だ。

ペダル回転数はだいたいが51~53拍辺り。

しんどくもないが、ラクでもない。

その中間ぐらいだ。

漕いでから20分後の血圧は91-62。脈拍は106拍だ。

試しにとリハビリ療法士が伝えたワークは45。

ガツンとくるし、汗がじんわり吹きだした。

ワークが45になったからではなく、この日の気温で汗ばんだとリハビリ療法士や内科医師がいう。

25分間のペダル漕ぎはどちらかといえばしんどさがない。

自宅周辺を30分弱かけて歩くほうがしんどい。

しんどいのは登りの坂道があるからだ。

腰は痛くなるしふくらはぎなどがダルくなる。

自転車エルゴメーターには坂道がない。

しんどさが違うのだ。

脈拍状態を看ていたK循環器内科医師が云った。

寝ていても、起きていても、運動をしていても変わらない脈拍数。

数値が100代拍を維持している状態は一度リセットした方がいいという。

主治医と相談されて早めの対応が要ると伝えられた。

リハビリ運動を終えたら心臓外科診察に移る。

三つの検査結果が出ているはずだ。

受付を済ませて診察室にある血圧測定器で測る。

血圧は106―63。

実に安定している血圧だが、脈拍は104拍。

なんとかせねば、である。

検査結果を看るM心臓外科医師。

脈拍の状況に変化が見られない。

この状態であればワーファリン服用の停止はできない。

ただ、脈拍数が100拍以上の人はまあまあ居るらしい。

生活に支障はないと云えば特にない人も居れば、ある人も居る。

どう処置するかは医師の診断だという。

心臓にドンの衝撃を与える療法があるが、そのまま何も発症しない人も居れば、再び戻って脈拍異常になる人も居る。

復活するおそれはまあまああるらしいが、その場合の心臓カテーテルの効き目はどうかという。

心臓カテーテルはある部位を焼くということ。

手術の際にもその手当はされたが、どうやら私は復活したようなのだ。

始めに入院したS外科医師に相談される医師。

電話でやり取りして数分後。

当院で処置をすることになった。

循環器科のなかには不整脈科というのがあるらしい。

アブレーションを起こしている心臓。

つまり、心臓における指示命令系統回路の一部がおかしくなっているらしい。

ビジネスでいえば、社長命令を受けた部長が課長に指示をする。

課長は係長に命令する。

そういう組織の指示命令系統がおかしくなっているというのだ。

おかしくなった心臓回路の一本をカテーテルで焼く。

その処置をいつするかである。

循環器内科宛の紹介状を入れたと思われる手紙を預かった。

預かった手紙は自らの意思で当院受付をして循環器医師の診断を仰ぐということだ。

方向性は決まった。

受診は平日の月曜から金曜まで。

受付・診察時間は朝8時半から11時までだ。

早くにお願いしたいが、来週は仕事に家の用事が重なっている。

特に急ぐこともないと云われていたので翌々週を目標にする。

ちなみにこの日の血液製剤の検査結果は・・と尋ねたらHIVは特に問題はみられないと伝える。

HIV以外の検査結果は外部委託している関係上、一週間後になるそうだ。

次の診断日は1カ月後。

次回も血液検査をするが、循環器内科の診察・処置によって変化がある可能性が高い。



それはともかく3カ月間も胸を締め続けてきた胸帯だ。

手術後の身体を看ることもなく、外して良いえある。

苦しい毎日からやっと解放される。

こんなうれしいことはないが、創跡はくっきりはっきりと残る。



今後の方向性も決まったこの日の診察は開放感に浸りたい。

そう思いながら診察終了の受付を済ませて会計処理。

会計番号がモニターで表示される。

振られた番号をしっかり見つめて間違いないと思ってクレジット自動支払機の列に並ぶ。

支払機は東に3台。

西に2台がある。

いつも並ぶのは西の2台だった。

この日はそこへ行くまでもなく東の3台に並ぶ。

順番が廻って機械に診察カードを挿入する。

数秒後に戻ってくる診察カード。

画面には受付できないと表示がある。

あれぇ、である。

もしかとしたら裏面挿入と思って再度挿入するが、またしても返される。

表にして挿入。

それもこれも同じように受付できないと機械に突き返される。

もしかとして自動支払機の端末がおかしくなったのでは、と思って西の2台に並ぶ。

ここでも同じように突き返される。

端末機の問題ではなく診察券に問題ありと判断して総合受付で相談する。

かくかくしかじかこういう具合になると状況を総合受付窓口担当者に伝える。

会計番号は処理できる番号になっているから支払機で処理できる。

その番号に不信をもった担当者は待ってくださいと云って奥へ向かった。

しばらくして戻ってきて伝えた言葉は「渡したいものがあるので、本来の会計窓口の3番に行ってください」という。

それってどういうことなのか。

渡したいものっていうのは何だ。

会計窓口へ行けというのはどういうこと。

何個かのクエッションマークが頭の中に湧き出る。

私は診察券がおかしいと窓口に伝えた答えがこうなのだ。

あっちへウロウロ、こっちへウロウロさせる。

しかも渡したいものがあるってどういうことよ、である。

システムがおかしいでしょと訴える。

渡したいものがあるなら、最初に受け付ける総合窓口で渡すのが本来でしょ。

会計を済ませてから行ったり、来たりさせるのはおかしなシステム。

患者に不快感をもたせるシステムは上司へ伝えて早急に改善すべきと訴えた。

訴えてもすぐにはならんだろう。

何事なのか、渡したいものは何か・・。

そうして会計窓口に向かった。

順番待ちをする。

会計番号シートを提示する。

診察券を渡す。

担当者はそれを確認して渡したいものがあると云って奥にあった書類を持ってきた。

提示された書類は前回処置したときの会計伝票。

担当者曰く月末に会計処理をした際に心電図計測について二重支払いになっていたことが発見されたので差額を返金するというのだ。

それが渡したいものであった。

今回の支払い分から二重に支払った金額を差っ引いた金額にするという。

それはよく判るが、伝える方法がおかしいと思うのである。

何がおかしいか。

本人が会計処理をするまで判らないということだ。

今回の「ように会計処理をして2度、3度の廻り道をしてやっと辿り着く渡しものの授受。

おかしいのはそこだ。

総合窓口担当者にもお願いした事項を伝える。

上司に報告して早急に運用を替えることである。

駐車場を出る。

料金支払いは予想を超えて100円増し。

そんな細かいことは云わないが、通院することを前提に考えた渡し運用は破たんを起こす。

それは支払ってその後は当院に来ない患者さんだ。

二重支払いの返戻金はどう対応するのだろうか。

誰が考えても判ると思う。

電話連絡ではなくお詫びと手数をかける文書を親展文書で送付することだ。

(H27.11. 5 SB932SH撮影)