マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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冷たい風にフウセントウワタ

2017年08月06日 07時13分28秒 | 奈良市(東部)へ
晴れている時間帯は温かい。

防寒と思っていたボア的な服は脱いでしまった。

置いたままにしておいた服にしまった、と思っても、もう遅い。

平坦とは3度から5度も違うと云われている大和高原の地では曇り空。

日陰に風が吹けば桶屋は儲かるが、私は寒い、である。

奈良市茗荷町の郵便局に立ち寄った友人が畑地を指さした。

その先にある木材は竹であろうか。

何本もの木材を石垣塀に立てて並べている。

細いものもあれば、やや太いものも。

朽ちて落ちているものもある。

これは何をするものだろうか。

気になれば足が自然と動き出す。

家屋の傍にある畑地に婦人がいる。何かを収穫しているのであろう。

近寄って尋ねてみれば、それはカボチャ栽培に立てた道具。

ここら辺りはイノシシが多くなった。

夜間に出没しては作物を喰い荒らす。

それを避けるためにカボチャに支柱を立てた。

カボチャは瓜科の蔓性植物。

で、あれば地面に這っていく蔓は上にも伸びるだろうと誘った。

実際に登っていって実をつけた。

つけるにはつけたが味は旨くなかったからやめた、というのだ。

上空に揚がったカボチャは水分を吸い上げられなかったのだろう。

瑞々しさがなければ美味しくない。

そう思うのである。

その場所に生えていた植物に目が点になった。



薄い緑色の玉がある。

数は多い。

玉は大きめである。

この植物がどこかで見たことはあるが、名前は知らない。

奥さんの話しによればフウセントウワタ

充てる漢字は風船唐綿。

声をかけたら塀から顔を覗かせた旦那さんが云った。

貰ったタネを四月に植えたらどんどん成長する。

やがて実をつけたフウセントウワタに白い液体がつく。

それは毒だから触ってはいけないとネットに書いてあったという。

あんたにあげると云われて枝ごと伐ってくれた。

(H28.12. 1 EOS40D撮影)