マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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伊勢特有の笑門注連縄が全国に拡がる

2019年04月04日 10時13分46秒 | 民俗あれこれ(売り場の民俗歳時記編)
お店に出かけなくともお正月が益々近づいてきたことがわかるPOPチラシ。

目を疑ったのは注連縄である。

ただ、注連縄はかれこれ十云年以上も前から店頭に並ぶようになっていた。

当初は中小スーパーであったが、今では大手スーパーまでも。

商魂逞しいのはスーパーだけでなく一般小売店もあるが、DIYのお店までも・・・。

チラシを見て、えっと思ったのが「笑門」の文字。

とうとうここまで来たかとおもった「笑門」は伊勢で見られる注連縄。

それも一年中である。

昨今はその注連縄を買い求める人もあるようで集落民家にときおり見かけことがある。

入手先を伺った民家がいうには伊勢で手に入れたとか。

また、友人に頼んで入手したという人もいる。

注連縄もまた民俗の祭具。

伊勢までいかなくとも手に入る時代になった。

ちなみにこの写真のチラシは朝刊新聞に入っていたもの。

DIYのお店はロイヤルホームセンター奈良店であるが、関西一円どころか、関東店であっても九州店であっても皆同じ。

伊勢特有の「笑門」注連縄は日本全国に拡がってしまった。

それにしてもチラシにあるように注連縄に「謹賀新年」の文字がある商品も驚きの時代。

年神さんを迎える注連縄は今や飾りになった。

伊勢の代表的注連縄・・。

(H29.12.18 SB932SH撮影)