平成28年10月29日から12月11日まで開催していた奈良県立民俗博物館企画展の「私がとらえた大和の民俗」写真展。
今回で6回目になったテーマは「住」。
手ごわいテーマにカメラマンたちが実力を発揮し、それぞれが選んだテーマは多岐に亘るバラエテイな結果になったのはたまたまであろう。
博物館の仕事の関係で多少の遅れがあった二人の学芸員。
宴の前にしたかった打ち合わせ資料の整備に時間がかかった模様だ。
ご苦労さんなことだが、これも仕事のうち。
やむを得ず欠席された方は3人。
なにかと事情があるわけだ。
宴の料理である。
飲み放題の特別会席コース料は5千円。
なんとなく前年にいただいた料理と同じように思えるのだが・・・。
お通しの器に盛った3品。
お造りは品数の少ない5種盛り。
豚バラ肉の枚数が増えたような気もする陶板焼き。
厚揚げ、タマネギ、カボチャ、パプリカ、ニンジン、モヤシにカイワレ大根は味噌タレで食べる。
おっと、これは・・。
グロテスクな魚はソイ。
油で揚げたカリカリのソイの身は淡白で実に美味い。
決して外道ではありませぬ。
もう一品は鍋料理。
これは鮟鱇だな。
白菜、菜っ葉にシメジ。
煮えた食材はポン酢でいただく。
前回とは違っている料理なんだが、何年か前もこんなだったような気もするが・・・。
美味しい料理に生ビールがぐいぐい進む。
縁もたけなわに時間を忘れるのはいつもと同じ。
おかげさんで中生ジョッキは5杯も飲んでいた。
宴会終わりごろに地区の代議士を務めているK氏と出会う。
この場で話すこともできないから頭をぺこりと下げるだけ。
幹事が支払う今夜の宴の料理は飲み放題で一人5千円。
季乃庄が現金支払いしか受け付けてくれないのが残念だ。
みなと別れてから乗り込んだバス帰り。
仕事帰りのHさんとも出会った今夜の宴に、写真道に入った動機は・・・、カメラを持ちたいから始まるなんていうのはおかしいとか・・・、何かを撮りたいからが写真道の動機と言い張るが、私は・・動機なんてなんでもいいでしょと思うだけ。
で、次回のテーマ案である。
Sさんがポツリと云った。
「葬送」の儀礼。
そのことに反応した私は「送る」。
「贈る言葉」なんていう有名な唄がある。
「私がとらえた大和の民俗」写真展は今回で7回目。
目標は10回目の記念に写真家がとらえた大和の民俗を描く民俗写真の“本”を発刊する。
集大成でもある。
10回で10年。
事業会社やスーパーなどの店舗でも開店十周年記念事業、或いはイベントがある。
一区切りの〆に出版本。
それは当初、始めたときに鹿谷さんが描いていいた“夢”でもある。
実現するかどうかは、県立民俗博物館の存続もあるが、写真家の継続力もある。
目標感が定まれば10回目のテーマはどうするか。
私の考えは、一旦は幕締めして次世代を継ぐ写真家に繋ぐ。
行事でもそうだが、後継者に繋ぐということだ。
そういう意味を込めて私は次世代に送るということで「送」にしたい。
充てる漢字は「伝」、或いは運ぶという意味もある「便」でも良いし、「廻」も・・・。
さまざまな意見が飛び交って、仮決定した次テーマは「火」。
ただ、ローソクの火ばかり30枚もずらーっと並ぶのだけはやめてくれ、といいたい。
「火」そのものを扱う、或いは必然的に道具として登場するローソクばかりになっては、なんという体たらくな写真家と云われたらおしまいだ。
ただ、「足元を照らす」テーマで伝えるものならば・・。
或いはダイナミックに「火の粉」の様相を伝える行事であれば、と云いたいところだが、そればかりの写真では“民俗“にストーリーは薄っぺらい。
自宅に戻ったこの夜は夢の中でざわめく。
ストレートな「火」を描くのではなく、「くすぶる」とか、「燃えカス」、「火煙」・・から連想した「煤」がある。
「煤」とくれば「竃」である。
或いは「トーシミ」、「燭台」である。“火のない所に煙は立たぬ”である。
私は前回テーマの「住」に対して「火廼要鎮(火の用心)」を挙げた。
防火に住まいを守るというテーマであった。
消防バケツをもって住まいする町を守るということだ。
二匹目のドジョウを挙げるわけにはいかないが・・・今回は町を守る「火消し」にしたい。
「消防団」はどういうところで活動しているのか。尤も防火を目的とする自警団。
いざという時のために何をしているのか、である。
そうであれば、とんど火の後始末や火消しの道具がある。
消防車や消防ポンプの手入れとか消防用水場の検分などもある。
先日、お会いした村の役員が云った。
どこの誰なのか知らないが、村の貯水場の上に車を停めた人がいたので注意した。
駐車禁止の表示もしている防火用水槽の蓋の上に停めていた件であった。
火災類焼に繋がる行為は絶対にしてはならない。
村であっても町であっても駐車禁止にしているのは消防署の真ん前に停めることである。
真ん前の一般道路には停止しないように区切り表示をしている。
例え、信号待ちであっても、その区域は停めることならず、である。
テーマは決まったが、訴えるような写真になるかどうかは別問題。
ただ、意識しておれば、自然とシャッターを押すことになるだろう。
今回は仮であるが第8回目のテーマが「火」に決った。
開催月は11月になると想定できるが、出展の締め切りは7月。
7カ月も前に決ったのだから、チャレンジ期間は長目。
いつも早くテーマ決めをしてくれと云われるが、こんなけの期間があれば大丈夫だろう。
それとも締め切り間際になって“お尻に火がついた”ってことはないようにしてもらいたいものだ。
(H29.12.22 SB932SH撮影)
今回で6回目になったテーマは「住」。
手ごわいテーマにカメラマンたちが実力を発揮し、それぞれが選んだテーマは多岐に亘るバラエテイな結果になったのはたまたまであろう。
博物館の仕事の関係で多少の遅れがあった二人の学芸員。
宴の前にしたかった打ち合わせ資料の整備に時間がかかった模様だ。
ご苦労さんなことだが、これも仕事のうち。
やむを得ず欠席された方は3人。
なにかと事情があるわけだ。
宴の料理である。
飲み放題の特別会席コース料は5千円。
なんとなく前年にいただいた料理と同じように思えるのだが・・・。
お通しの器に盛った3品。
お造りは品数の少ない5種盛り。
豚バラ肉の枚数が増えたような気もする陶板焼き。
厚揚げ、タマネギ、カボチャ、パプリカ、ニンジン、モヤシにカイワレ大根は味噌タレで食べる。
おっと、これは・・。
グロテスクな魚はソイ。
油で揚げたカリカリのソイの身は淡白で実に美味い。
決して外道ではありませぬ。
もう一品は鍋料理。
これは鮟鱇だな。
白菜、菜っ葉にシメジ。
煮えた食材はポン酢でいただく。
前回とは違っている料理なんだが、何年か前もこんなだったような気もするが・・・。
美味しい料理に生ビールがぐいぐい進む。
縁もたけなわに時間を忘れるのはいつもと同じ。
おかげさんで中生ジョッキは5杯も飲んでいた。
宴会終わりごろに地区の代議士を務めているK氏と出会う。
この場で話すこともできないから頭をぺこりと下げるだけ。
幹事が支払う今夜の宴の料理は飲み放題で一人5千円。
季乃庄が現金支払いしか受け付けてくれないのが残念だ。
みなと別れてから乗り込んだバス帰り。
仕事帰りのHさんとも出会った今夜の宴に、写真道に入った動機は・・・、カメラを持ちたいから始まるなんていうのはおかしいとか・・・、何かを撮りたいからが写真道の動機と言い張るが、私は・・動機なんてなんでもいいでしょと思うだけ。
で、次回のテーマ案である。
Sさんがポツリと云った。
「葬送」の儀礼。
そのことに反応した私は「送る」。
「贈る言葉」なんていう有名な唄がある。
「私がとらえた大和の民俗」写真展は今回で7回目。
目標は10回目の記念に写真家がとらえた大和の民俗を描く民俗写真の“本”を発刊する。
集大成でもある。
10回で10年。
事業会社やスーパーなどの店舗でも開店十周年記念事業、或いはイベントがある。
一区切りの〆に出版本。
それは当初、始めたときに鹿谷さんが描いていいた“夢”でもある。
実現するかどうかは、県立民俗博物館の存続もあるが、写真家の継続力もある。
目標感が定まれば10回目のテーマはどうするか。
私の考えは、一旦は幕締めして次世代を継ぐ写真家に繋ぐ。
行事でもそうだが、後継者に繋ぐということだ。
そういう意味を込めて私は次世代に送るということで「送」にしたい。
充てる漢字は「伝」、或いは運ぶという意味もある「便」でも良いし、「廻」も・・・。
さまざまな意見が飛び交って、仮決定した次テーマは「火」。
ただ、ローソクの火ばかり30枚もずらーっと並ぶのだけはやめてくれ、といいたい。
「火」そのものを扱う、或いは必然的に道具として登場するローソクばかりになっては、なんという体たらくな写真家と云われたらおしまいだ。
ただ、「足元を照らす」テーマで伝えるものならば・・。
或いはダイナミックに「火の粉」の様相を伝える行事であれば、と云いたいところだが、そればかりの写真では“民俗“にストーリーは薄っぺらい。
自宅に戻ったこの夜は夢の中でざわめく。
ストレートな「火」を描くのではなく、「くすぶる」とか、「燃えカス」、「火煙」・・から連想した「煤」がある。
「煤」とくれば「竃」である。
或いは「トーシミ」、「燭台」である。“火のない所に煙は立たぬ”である。
私は前回テーマの「住」に対して「火廼要鎮(火の用心)」を挙げた。
防火に住まいを守るというテーマであった。
消防バケツをもって住まいする町を守るということだ。
二匹目のドジョウを挙げるわけにはいかないが・・・今回は町を守る「火消し」にしたい。
「消防団」はどういうところで活動しているのか。尤も防火を目的とする自警団。
いざという時のために何をしているのか、である。
そうであれば、とんど火の後始末や火消しの道具がある。
消防車や消防ポンプの手入れとか消防用水場の検分などもある。
先日、お会いした村の役員が云った。
どこの誰なのか知らないが、村の貯水場の上に車を停めた人がいたので注意した。
駐車禁止の表示もしている防火用水槽の蓋の上に停めていた件であった。
火災類焼に繋がる行為は絶対にしてはならない。
村であっても町であっても駐車禁止にしているのは消防署の真ん前に停めることである。
真ん前の一般道路には停止しないように区切り表示をしている。
例え、信号待ちであっても、その区域は停めることならず、である。
テーマは決まったが、訴えるような写真になるかどうかは別問題。
ただ、意識しておれば、自然とシャッターを押すことになるだろう。
今回は仮であるが第8回目のテーマが「火」に決った。
開催月は11月になると想定できるが、出展の締め切りは7月。
7カ月も前に決ったのだから、チャレンジ期間は長目。
いつも早くテーマ決めをしてくれと云われるが、こんなけの期間があれば大丈夫だろう。
それとも締め切り間際になって“お尻に火がついた”ってことはないようにしてもらいたいものだ。
(H29.12.22 SB932SH撮影)