丸一カ月間も展示してくださった大岩・喫茶きまぐれやさん。
お店に行く度にオーナー店主のMさんと話すことがある。
お客さんはいつも多く来てくださるので手を休めてお話しするのも難しい。
若いときはスポーツウーマンだった。
特にスキーが得意だった、というーナー。
得意なスキーだったが断念した。
話題は当時患った病い。
疾患はほぼほぼ私と同じ心の臓。
実弟の次男と同じ心臓肥大症。
私は僧坊弁破損。
病後に併症した心拍異常。
その症状は私とまったく同じ。
同じ効き目のある薬を服用。
激しい運動ができない身もまったく同じ。
お店を終えたあとの時間は自分のための時間。
飼い犬の散歩が日々日常の暮らしにゆったり寛ぎ。
健康だった当時の愉しみはバードウオッチングに明け暮れていた日々。
鳴き声でわかるくらいに覚えた野鳥の種類。
今もその気持ちがあって店外に野鳥の餌台を設けている。
今は枝に挿しているだけなので、いずれ大工さんに依頼する予定にあるそうだ。
自然観察に湯目、野草、獣に野鳥観察。
二十歳代から興味をもった私もそうである。
体験が一致するオーナーに親しみを感じた日だった。
今日は写真展の最終日。

閉店時間までに展示した写真など、すべてを撤収する。

そんな日でないとゆっくり話したいこともできそうにないから、今日、行くからと伝えてくれた高取町に住むNさん。
先日に行われた「民俗行事を語る会」も来てくださったが、落ち着いて話すのは今日しかない、と判断され、合流した。
撤収、片付けに支援してくれたNさんとともに摂った食事は、きまぐれやさんが提供する美味しいセット。
Nさんに食べてもらったスペシャルランチ。

飲物一杯付きの500円。
ワンコインで美味しいランチ。
本日はトーストサンドだった。
私は、ずっと食べたかったモーニングの小倉トースト。

予想していたよりも、もっと美味い小倉トースト。
毎日食べられる名古屋の人たちが羨ましいと思うくらいに美味しい。
オーナーの話によれば、小倉トーストの小豆餡は、2カ月に1度は名古屋に出かけるので、そのときに合わせて知人から分けてもらっているそうだ。
本場の小倉餡だったんだ。
名古屋まで行かなくとも済むきまぐれやさんのモーニング・小倉トーストは350円。
来店、お待ちしております。
閉店時間を迎えたきまぐれやさん。
支援してくださったNさんと別れ、お礼に出かけた。
区長のK家に向かう。
午後もKさんは忙しく外出中。
お家におられた奥さんに差し上げるお礼の図録。
これまで何度も県立民俗博物館展示の写真展にもお越しいただいたKさんは不在だったが、ガレージに吊るして保管した藁巻きに、もしやカンピョウ干しをしているのでは、と尋ねたら、今年は20個くらいも作って干していた、という。

来年も、カンピョウ干しはしているから撮りに来て、逆にお願いされた。
では、カンピョウ玉(※ユウガオの実)の皮はどう処理されているのか、とこれもまた質問したら、奥から探してくれた道具は・・・・。
カンピョウの皮を剥くのカンナのような道具だという。
ナタ切れ具合はガタガタ。
皮剥き包丁だから不細工なデキになっているという道具。

餅搗きに搗いたネコモチ。
そのネコモチを一枚、一枚にカキモチ用途に切る餅切り道具がある。
その餅切り道具の形は、カンピョウの皮を剥くカンナのような道具。

両サイドの端を両手で持つ。
手前に引いて、薄く、剥くようにして切る。
この道具は「カキモチスキ」といえばいいのだろうか。
帰宅してからネット探し。
ネットに見つけた道具は「カキモチカンナ」若しくは「カキモチ引き」と呼ぶようだが、K家にあった道具も、カンピョウの皮剥きに両手引きで使っていたのだろう。
道具を見せてくれた奥さんの出里は、奈良市・帯解地区内の(上)村。
行政町名でいえば山村町。
当地でえびすさんの縁起物を作るようになったのはおじいさんの時代のようだ。
今から100年くらい前の時代に、大阪の今宮戎に出かけたことがきっかけに作るようになった。
縁起物の俵は短めに成長した稲で作る。
作った縁起物は、入れ物に収めてオーコの前と後ろに吊るして担いだ。
下駄履きの姿の格好で、遥か遠く、西の方角に見える生駒山。
生駒市西畑町から大阪・東大阪市枚岡(※ひらおか)を結ぶある国道308号線にある暗峠(※くらがりとうげ)を越えて大阪に向かった。
暗峠付近は、車でさえなかなか登り難いとてつもない急坂道。
テレビで度々紹介される国道を下駄履きで登った、というから昔の人は、それこそすごかった。
縁起物を納めた神社はもちろん、今宮戎。
福を求めて大勢の参詣者で溢れる。
山村で、縁起物をつくっていると知ったのは、ずいぶん前。
村中を巡って該当するお家を探したが、見つからなかった。
つくっているお家は個人宅。
目印なく途方に暮れたことだけが記憶にあった。
が、やっと関係者と出会えて嬉しく思ったこの日に尋ねた民俗。
正月前の大晦日。神社に通じる道。
場所は神社から集落に一本の砂の道は・・・なかった。
また、お盆の際にサシサバを食べたことがあるか・・・に、聞いたこともない。
帯解地区内では、そうした習俗はなかったようだが、叔母さんが暮らしていた大和郡山市筒井の町でカンピョウ作りをしていたそうだ。
筒井でカンピョウ干しをしていたという事例は、知人のNさんが話してくれた。
一例、二例となれ三例目も期待したいところだが・・・
カンピョウの話題に、奥から持ってきた綺麗なカンピョウ。

K家がつくられたカンピョウでなく、知り合いのUさんがつくったもの。
なんでも道の駅軽トラ市に売っていたので思わず買い占めたそうだ。
生産者の名前も付記されている地産地消のカンピョウ。
隣村の岩壺に暮らしているUさんを訪ねて、カンピョウ干しを取材したいものだ。
畑してないんなら持って帰りと云われて袋にいれてくれたお家栽培の2品。

一つはまるまるごろごろに肥えたドロイモ。
もう一品は、これまで見たことあるような、ないような新種のカリフラワー。

帰宅して調べた植物は、たぶんにロマネスクダ・ビンチ。
数日後に、我が家の食卓にあがったロマネスクダ・ビンチサラダ。

サラダチキンをスライスのせ。
旨味はこれ、サクサク感のロマネスクダを味わうドレッシングは、我が家で飛び切り人気のオークワが販売するくらしモアのナタリーおばさんの和風ドレッシング。
野菜特有の苦みもなく美味しくいただいた。
それから1カ月後。
やっと食卓に登場したごろごろドロイモ料理。
コンニャクにちくわ。
牛蒡に揚げさんも入れて炊いてくれた芋煮。

これが旨いんだなぁ。
とろっとろの口あたりが大好きなドロイモ料理。
掘り起こしてからも日持ちするので、ついつい寒いに食べたくなって・・・。
と、いうよりも、ほんまは毎日食べたいのだが・・・
(R2. 2.28 SB805SH撮影)
(R2. 3.23 SB805SH撮影)
お店に行く度にオーナー店主のMさんと話すことがある。
お客さんはいつも多く来てくださるので手を休めてお話しするのも難しい。
若いときはスポーツウーマンだった。
特にスキーが得意だった、というーナー。
得意なスキーだったが断念した。
話題は当時患った病い。
疾患はほぼほぼ私と同じ心の臓。
実弟の次男と同じ心臓肥大症。
私は僧坊弁破損。
病後に併症した心拍異常。
その症状は私とまったく同じ。
同じ効き目のある薬を服用。
激しい運動ができない身もまったく同じ。
お店を終えたあとの時間は自分のための時間。
飼い犬の散歩が日々日常の暮らしにゆったり寛ぎ。
健康だった当時の愉しみはバードウオッチングに明け暮れていた日々。
鳴き声でわかるくらいに覚えた野鳥の種類。
今もその気持ちがあって店外に野鳥の餌台を設けている。
今は枝に挿しているだけなので、いずれ大工さんに依頼する予定にあるそうだ。
自然観察に湯目、野草、獣に野鳥観察。
二十歳代から興味をもった私もそうである。
体験が一致するオーナーに親しみを感じた日だった。
今日は写真展の最終日。

閉店時間までに展示した写真など、すべてを撤収する。

そんな日でないとゆっくり話したいこともできそうにないから、今日、行くからと伝えてくれた高取町に住むNさん。
先日に行われた「民俗行事を語る会」も来てくださったが、落ち着いて話すのは今日しかない、と判断され、合流した。
撤収、片付けに支援してくれたNさんとともに摂った食事は、きまぐれやさんが提供する美味しいセット。
Nさんに食べてもらったスペシャルランチ。

飲物一杯付きの500円。
ワンコインで美味しいランチ。
本日はトーストサンドだった。
私は、ずっと食べたかったモーニングの小倉トースト。

予想していたよりも、もっと美味い小倉トースト。
毎日食べられる名古屋の人たちが羨ましいと思うくらいに美味しい。
オーナーの話によれば、小倉トーストの小豆餡は、2カ月に1度は名古屋に出かけるので、そのときに合わせて知人から分けてもらっているそうだ。
本場の小倉餡だったんだ。
名古屋まで行かなくとも済むきまぐれやさんのモーニング・小倉トーストは350円。
来店、お待ちしております。
閉店時間を迎えたきまぐれやさん。
支援してくださったNさんと別れ、お礼に出かけた。
区長のK家に向かう。
午後もKさんは忙しく外出中。
お家におられた奥さんに差し上げるお礼の図録。
これまで何度も県立民俗博物館展示の写真展にもお越しいただいたKさんは不在だったが、ガレージに吊るして保管した藁巻きに、もしやカンピョウ干しをしているのでは、と尋ねたら、今年は20個くらいも作って干していた、という。

来年も、カンピョウ干しはしているから撮りに来て、逆にお願いされた。
では、カンピョウ玉(※ユウガオの実)の皮はどう処理されているのか、とこれもまた質問したら、奥から探してくれた道具は・・・・。
カンピョウの皮を剥くのカンナのような道具だという。
ナタ切れ具合はガタガタ。
皮剥き包丁だから不細工なデキになっているという道具。

餅搗きに搗いたネコモチ。
そのネコモチを一枚、一枚にカキモチ用途に切る餅切り道具がある。
その餅切り道具の形は、カンピョウの皮を剥くカンナのような道具。

両サイドの端を両手で持つ。
手前に引いて、薄く、剥くようにして切る。
この道具は「カキモチスキ」といえばいいのだろうか。
帰宅してからネット探し。
ネットに見つけた道具は「カキモチカンナ」若しくは「カキモチ引き」と呼ぶようだが、K家にあった道具も、カンピョウの皮剥きに両手引きで使っていたのだろう。
道具を見せてくれた奥さんの出里は、奈良市・帯解地区内の(上)村。
行政町名でいえば山村町。
当地でえびすさんの縁起物を作るようになったのはおじいさんの時代のようだ。
今から100年くらい前の時代に、大阪の今宮戎に出かけたことがきっかけに作るようになった。
縁起物の俵は短めに成長した稲で作る。
作った縁起物は、入れ物に収めてオーコの前と後ろに吊るして担いだ。
下駄履きの姿の格好で、遥か遠く、西の方角に見える生駒山。
生駒市西畑町から大阪・東大阪市枚岡(※ひらおか)を結ぶある国道308号線にある暗峠(※くらがりとうげ)を越えて大阪に向かった。
暗峠付近は、車でさえなかなか登り難いとてつもない急坂道。
テレビで度々紹介される国道を下駄履きで登った、というから昔の人は、それこそすごかった。
縁起物を納めた神社はもちろん、今宮戎。
福を求めて大勢の参詣者で溢れる。
山村で、縁起物をつくっていると知ったのは、ずいぶん前。
村中を巡って該当するお家を探したが、見つからなかった。
つくっているお家は個人宅。
目印なく途方に暮れたことだけが記憶にあった。
が、やっと関係者と出会えて嬉しく思ったこの日に尋ねた民俗。
正月前の大晦日。神社に通じる道。
場所は神社から集落に一本の砂の道は・・・なかった。
また、お盆の際にサシサバを食べたことがあるか・・・に、聞いたこともない。
帯解地区内では、そうした習俗はなかったようだが、叔母さんが暮らしていた大和郡山市筒井の町でカンピョウ作りをしていたそうだ。
筒井でカンピョウ干しをしていたという事例は、知人のNさんが話してくれた。
一例、二例となれ三例目も期待したいところだが・・・
カンピョウの話題に、奥から持ってきた綺麗なカンピョウ。

K家がつくられたカンピョウでなく、知り合いのUさんがつくったもの。
なんでも道の駅軽トラ市に売っていたので思わず買い占めたそうだ。
生産者の名前も付記されている地産地消のカンピョウ。
隣村の岩壺に暮らしているUさんを訪ねて、カンピョウ干しを取材したいものだ。
畑してないんなら持って帰りと云われて袋にいれてくれたお家栽培の2品。

一つはまるまるごろごろに肥えたドロイモ。
もう一品は、これまで見たことあるような、ないような新種のカリフラワー。

帰宅して調べた植物は、たぶんにロマネスクダ・ビンチ。
数日後に、我が家の食卓にあがったロマネスクダ・ビンチサラダ。

サラダチキンをスライスのせ。
旨味はこれ、サクサク感のロマネスクダを味わうドレッシングは、我が家で飛び切り人気のオークワが販売するくらしモアのナタリーおばさんの和風ドレッシング。
野菜特有の苦みもなく美味しくいただいた。
それから1カ月後。
やっと食卓に登場したごろごろドロイモ料理。
コンニャクにちくわ。
牛蒡に揚げさんも入れて炊いてくれた芋煮。

これが旨いんだなぁ。
とろっとろの口あたりが大好きなドロイモ料理。
掘り起こしてからも日持ちするので、ついつい寒いに食べたくなって・・・。
と、いうよりも、ほんまは毎日食べたいのだが・・・
(R2. 2.28 SB805SH撮影)
(R2. 3.23 SB805SH撮影)