マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

月ヶ瀬・月瀬の冷たい雨

2020年11月10日 10時01分18秒 | 奈良市(旧月ヶ瀬村)へ
万寿寺本堂で行われる慰霊祭、続いて大般若転読法要をすると知って出かけた奈良市月ケ瀬月瀬。

お寺の場所はわかったが法要はすでに始まっていた。

閉じた扉の向こう側から聞こえる読経。



檀家総代の許可取りはまだ。

法要中に扉を開けることはもっての他。

しばらくは本堂の前で佇んでいたが、雨に濡れた身体は冷たくなるばかり。

場を離れて、眼下の月ケ瀬梅まつりに賑わう高山ダム(※別称月ケ瀬ダム)を眺望する。



撮影地の高台に何本かの梅の木がある。

初めて来た高台の見晴らしに浸っていたいが、降り続ける冷たい雨に根負けして下山。



本日がラストの写真展に落ち着いていた

(H31. 3.10 SB932SH撮影)
(H31. 3.10 EOS7D撮影)

ペヤングのたこやき風焼きそば

2020年11月09日 10時53分15秒 | あれこれインスタント
やっとこさの出番を迎えたまるか食品ペヤングのたこやき風焼きそば。

スーパーサンデイの特売棚に並んでいた焼きそばのデザインに、こりゃ美味そうと思って買っておいた。

当時の特売価格は99円。

試し買いであるが、買った日は昨年の平成30年11月22日。

それから3カ月半。

いつでも食べられると思っていたが・・・。

パッケージ表記の賞味期限は平成31年2月20日。



なんと20日も過ぎていた。

慌てて湯を沸かす。

蓋を開封して同封の液体ソース、かやくの後入れかやくを除く。

お湯入れしてから3分待ってお湯捨て。

液体ソースをたらたら垂らしたが、香りはまったくない。



焼きそばソースであるのに香りがない。

たこ焼き風はどこにあるのだろうか。

後入れかやくは揚げ玉に細かく刻んだ紅生姜。

どっさりあった揚げ玉で麺が見えなくなる。

このときも香りはない。



麺に絡んだ揚げ玉、それとも変化するソースに感じるのではと思って一口食べた。

たこ焼きの「た」もない「こ」もない。

焼きそばソースもソース味がない。

色はあるが、味は薄っぺらい。

底に沈んだソースに浸かった揚げ玉に期待したが、それも外れた。

うーーん、唸るばかりのペヤングのたこやき風焼きそば、家にある焼きそばソースでもかけたろか、と思ったくらいに味のないカップ麺。

しかも、である。

味を引き締める紅生姜でさえ味がない。

気の抜けたカップ麺だったのは賞味期限切れだからか・・・。

(H30.11.22 SB932SH撮影)
(H31. 3. 9 SB932SH撮影)

一週に3度も食すかっぱ寿司南津守店の創作中華一之船入監修肉味噌辛辣ラーメン

2020年11月08日 09時29分33秒 | 食事が主な周辺をお散歩
歯の治療が終わったら昼食であるが、前回同様に堅いものは避けて柔らかいものにしてくださいと歯科医が云っていたようだ。

この日もまた被せのない状態の奥歯に悩ませるおふくろ。

なんとかしたってくれと叫びたい。

それでも我慢するおふくろ。

50年以上のお付き合いをしてきたおふくろの口からは歯科医を批判する言葉はない。

なんとかしてでも食べたい。

食欲はあるが、食べられるものは極めて限定的。

この日の要求はかっぱ寿司のうどんにまぐろである。

とうとう1週間に3度目の来店になったかっぱ寿司南津守店。

入店時間は前回より少し早い午後1時40分。

慣れた注文に座った途端に操作するタブレット端末。

以下、発注順に並べた家族3人が食べたいもの。

始めに平日150円のかけうどん、100円のまぐろにぎり×3、390円の肉味噌辛辣ラーメン、肉味噌辛辣ラーメン専用の100円追いシャリ、310円のまぐろの赤だしあら汁、100円の赤貝、100円のつぶ貝、100円の紅白ネタの春包み、100円のやまかけまぐろ、一貫50円のとろ〆さば(おろし)、一貫50円の〆いわし、一貫50円のいかおくら軍艦、100円の揚げたてえび天にぎり×2、100円の鮮極生えび、一貫50円のこれぞデカネタのさより、一貫50円の大葉のせえんがわ、一貫50円のほたて、280円の一貫富山湾産白えび、一貫50円のまぐろ漬け炙り、一貫50円のはまち直火炙り、200円の手作りプレミアムホイッププリン×2、200円の鶏唐揚げ、100円の揚げ餃子だった。

おふくろはかけうどん。



さすがにもう麺は要らないとまぐろの赤だしあら汁に切り替えにおいおい。

私は相も変わらず肉味噌辛辣ラーメン。

3度目になればさすがに飽いてきようなものだが・・・。



一口目のラーメンに慣れを感じる。

最初に食べたときの衝撃的な味わいはぐっと落ちた。

落ちたと思うのだが、二口、三口を食べていくうちに蘇る辛さ、痺れ具合。

コクある旨さはスープが決めている。

麺も美味いがスープに惚れこむ。

本日の追いシャリは前回とちょと違う。

それは飯の量。

はっきりと個数はわからないが、寿司めしに違いない。



ざっと目分量で数えた個数は4っつ。

最初に三つを入れてガツガツ食べる。

あっというまに胃袋行きに残した一つも投入。

痺れがぐいぐい。

病みつきになってしまった創作中華一之船入監修肉味噌辛辣ラーメンの赤葱醤使用特製スープ。

完食してから思いだすあの味。

スンドゥブチゲ系の味である。

特に似ていると思ったのは業務スーパーに売っている「韓国直輸入の2倍濃縮タイプの「スンドゥブチゲの素(キムチ味)」。

麺は違うが、菊水の札幌生ラーメンとの相性が実に良い。

これも辛いが、中華一之船入監修肉味噌辛辣ラーメンもまた辛い。

喉の奥に引っかかるような辛さがたまんなく美味いのである。

さて、本日のおふくろはかけうどんにまぐろにぎりが3皿。



それ以上のご希望はないと思ったがプリプリ揚げたてのえび天にぎりに満足していた。

かーさんはまぐろの赤だしあら汁、赤貝、つぶ貝、紅白ネタの春包み、やまかけまぐろ、いかおくら軍艦、えび天にぎり、ほたて。

一貫富山湾産白えび、〆におふくろも食べたいと云った手作りプレミアムホイッププリンに大満足。



私は肉味噌辛辣ラーメン+追いシャリ、とろ〆さば(おろし)、〆いわし、鮮極生えび、デカネタさより、大葉のせえんがわ、まぐろ漬け炙り、はまち直火炙り。



いつもと違うネタを食べたいと選択したがいずれも一貫ばかり。

皿は倍になる。

美味いと思ったネタはとろ〆さばにはまち直火炙り。



濃い目の味もあるが脂がのっていた。

逆にこりゃあかんと思ったデカネタさより。



魚臭いのである。

さよりはもともと臭みのある魚。

よほどに美味い調理をしないと不味さが浮き彫りになる。

他、鮮極生えび、大葉のせえんがわはもうちょいの努力を要する。



ところでおふくろが本日3皿も食べたまぐろ。

いつもよりネタに厚みを感じてとても美味しかったと評価した。

ネタに満足しないものだからこれが最後と思って注文した鶏唐揚げ。



四つもあるからおふくろ、かーさんに1個ずつ。

サクサク唐揚げのジューシーなこと。

下味がしっかりついていてとても美味しいと高評価。

天ぷらもそうだが揚げた油が美味いのだろう。

ならば揚げ餃子は・・・・。



味もなけりゃ、うま味もない。

ソースもかけて食べてみたが味はない。

(H31. 3. 8 SB932SH撮影)

一週に3度目も三休橋筋界隈を巡回③

2020年11月07日 09時56分12秒 | もっと遠くへ(大阪編)
この日もまた大阪・伏見町にある歯科医院通い。

治療をしてもらっていても歯が痛くて柔らかい食事しかできない。

尤も治療を終えた歯科医もそういって送った。

5日、6日、7日はおふくろを乗せていけない、こちらの都合もあるから我慢してもらうしかなく、それが申しわけない。

治療は午前11時半から始まった。

その間に駐車場を探してぐるぐる。

この日の駐車場は満杯。

一歩先を越された場合は空を求めて彷徨う。

ようやく見つかった大阪府公安委員会のパーキング。

歯科医院から徒歩ですぐ近く。

日差しが当たってぽっかぽか。

うとうとする車内から出るのもなんだかなぁと思っていたら雲の切れ間から晴れ間が覗く。

前に駐車していた車の後ろ。

リアガラスに写り込んだ白い雲に青い空。



街路樹の枝が造形的に見える斜光に輝いて撮ったが、やや垢離っぽい点々が目立つ。

レンズ絞りができないケータイ画像ではここまでか。

駐車時刻を過ぎるから場を離れて再び巡回。

懐かしいビルに懐かしいビル館を繋ぐ橋。



当時、務めていた仕事を思いだした。

都会の光と影にもう春はすぐ。

若いビジネスマンは街中を闊歩。

天気が良いとウキウキ感が高揚するのだろう。

(H31. 3. 8 SB932SH撮影)

柳本町・新町中薬師堂の十二薬師

2020年11月06日 11時21分21秒 | 天理市へ
天理市柳本町・新町中に五智堂が建つ。

東の山麓下にある長岳寺の飛び地境内に建つ五智堂

太く丸い(※上部は角形)心柱構造から傘堂(※傘塔とも)、或いは眞面堂とも呼ばれている建物。

明治41年4月23日に指定された国の重要文化財である。

形態が珍しいことから五智堂を訪れる人たちは多く、ブログに取り上げる数も多い。

その五智堂のすぐ傍、同敷地内に建つ小堂はあまり意識されていないように思う。

私もそのうちの一人であるが、1年に2度の開帳、法要をされていたとは・・。

何のキーワードであったのか、まったく覚えていないが、ネットに引っかかったPDFシートに書かれていた情報で、「薬師さん」の存在を知った。

シートのタイトルは「やまとし美し(※うるはし) 柳本」。

柳本町の略歴史に年中行事や観光施設を案内する観光マップ。

柳本町自治連合会町づくり推進委員会と奈良県地域デザイン課が共同作成したマップは平成27年3月に発行したとある。

さて、そのマップに書いてあった年中行事。

7月8日、7月12日は「薬師さん」。( )表記に「五智堂」とある。

五智堂敷地内に建つ薬師堂で行われる「薬師さん」行事は、柳本もてなしのまちづくり会が調査しまとめた『柳本百選』によれば、「薬師如来の縁日に、長岳寺本堂の薬師如来を五智堂に移して祈願する。200年ほど続けてきた行事である。」、とあった。

どなたが祈祷され、どのような形態であるのか、見聞きしたいと思って出かけた

行先は、五智堂の所在地。

近くにあるお店の人に尋ねてわかったことは、毎年の7月8日と12日は薬師さんの縁日であること。

その日は、たくさんの露店が出店。

子どもたちが大勢やってきて愉しんでいたそうだ。

ところが、行き交う車が増えたことによって、子どもたちが危険に晒される。

安全重視、トラブルに巻き込まれるようなことのないように、という配慮から、夜店には行かないように、と教員指導が出たのは昨年だった。

薬師さんが盗まれてはたいへんなことになるから長岳寺に預かってもらい、8日と12日の両日だけに限って、薬師さんは元のお住いの薬師堂に移し、祈願してもらっている、と話してくれた。

だいたいの時間を推測して訪れた12日。

8日に続く縁日の二日目である。

早めに着いて、長岳寺住職を待っていた。

縁日に露店が数店舗。

聞き取りした店主が話していた通りの寂しい縁日。

子どもたちの安全を見守っていると推定される教職員やPTA役員が立ち止まって状況伺い。

薄暗くなる前に、交通整理員を配置するようだ。

予め、薬師如来座像を移していた薬師堂。

幕を張り、蝋燭を立て、提灯を吊るしていた。



大きな西瓜に黄マッカやトマトの他、パンも盛ったお供えも準備済。

薬師さんの縁日に当番の人が供えていたのであろう。

法要前であろうと手を合わせて姉弟仲良く拝む子たちも居る。



じいちゃん、ばあちゃんに両親の教えがわかる幼い姉弟の作法に思わずシャッターを押した。

そのころにやってこられた長岳寺住職に取材主旨を伝えて法要のあり方などを撮らせていただく。

7月8日と12日は薬師さんの縁日

12日は、十二薬師さん。

12日の“12”は、1200年に亘って薬師如来を守ってきた十二神将にちなんでいるが、8日は八日薬師であるが、8日の“8”は、さて・・・と北川慈照住職が話してくださった代わり身の札。

それが何であるのか聞きそびれた。

あらためて調べたネットの情報によれば、「※薬師如来を信仰し、徳を講讃する“薬師講”法会に由来すると考えられおり、薬師経を百座に分けて、講説し、仏讚歎(さんだん)する」ことのようだ

そういえば、奈良県内に薬師さん行事がたくさんある。

1月8日の初薬師を年初に、当該月の8日、12日。

私の知る範囲であるが、1月8日の八日薬師行事は、★東吉野村木津川・薬師堂の八日薬師、上北山村河合・景徳寺の八日薬師、大和郡山市長安寺町・薬師堂の初祈祷、★平群町久安寺・薬師堂のオコナイ、桜井市三輪・薬師堂の初薬師、田原本町唐古・養福寺の初薬師講、★大和郡山市矢田町・東明寺の薬師祈願会、奈良市高畑・新薬師寺の初薬師、東吉野村小・天照寺薬師堂のオコナイ、五條市中之町・草谷寺の八日講などが。

また、1月12日の★奈良市月ヶ瀬嵩・薬師寺の初薬師講がある。

他にもあるので、参考までに列挙しておく。

3月8日は、奈良市奈良阪町・西福寺の薬師如来祈願会。

花祭りが多くみられる4月8日は、★川上村高原・福源寺の薬師観音大祭、桜井市三輪・薬師堂の八日薬師、高取町清水谷・冷水寺西室院の薬師講の薬師如来祈願会。

5月8日は、★天理市楢町・薬師堂の薬師講法会

7月8日は、天理市楢町・薬師堂の初成りかぼちゃ薬師(※法会なし)、★大和郡山市長安寺町・薬師堂の夏の薬師さん、天理市柳本町新町中・薬師堂の八日薬師。

9月8日は、★奈良市南田原町・南福寺薬師堂の八日薬師さんのイセキ(会式)、桜井市脇本・妙楽寺の薬師会がある。

10月8日、桜井市三輪・薬師堂の八日薬師、奈良市西ノ京・薬師寺天武忌(※十二神将練供養)。

毎月8日に講中が営む田原本町唐古・養福寺の薬師講、大和郡山市豊浦町・薬師堂の薬師講もある。

7月12日に、★奈良市中院町・薬師如来の縁日、★天理市柳本町新町中・薬師堂の十二薬師。

9月12日が、宇陀市大宇陀栗野・十二薬師堂の十二薬師さん、★天理市山田町下山田・薬師寺の薬師さんの六日会式(※地蔵会式と合祭されたが元々は12日)、宇陀市大宇陀本郷・薬師寺の十二薬師、★山添村桐山・薬師堂の薬っさんのボタモチイセキ(会式)、★桜井市瀧倉・薬師堂の薬師さん会式、★奈良市都祁相河・薬師さんの薬師ごもり、桜井市修理枝の薬師さん、★奈良市都祁南之庄・歓楽寺のボタモチ籠り薬師会式、★奈良市都祁藺生町・青龍寺の薬師会式、★桜井市小夫・秀円寺の薬師籠り、奈良市月ヶ瀬嵩・薬師寺の薬師会式。

また、県外であるが、大阪府能勢町天王・長杉寺では「八日薬師のトウ(塔)」がある、と聞いている。

存知しないだけで、他にもたくさんの行事があろうかと思う。

さて、長岳寺住職による十二薬師さんの法要がはじまった。



後ろに就いた参拝者。

親子連れなのか、それとも夜店に来ていた子どもたちなのか・・・。



法要の営みを見ていた子どもの親は別だった。

狙いはりんご飴なのか、冷たい氷。それとも当てもん、いや射的なのか。

ごくごく数店舗になった露店の夜店にあれもこれもという愉しみは多くない。



法要を終えた住職は、しばらくの時間は椅子に座って参拝者を待っていた。

参拝に来られる人もまた少ないが、30分ほど経ったころ。



腰をあげた住職は、東に向かって歩いていった。

これより始まる檀家参り。

お家、1軒ごとに出向いて法要をするという。



檀家さんのお家まではついていくわけにはいかず、しばらくは私も参拝者を待っていたが・・。

(※ ★印は取材・ブログ公開中)

(H30. 7.12 EOS7D撮影)

今夜のおかずに明石魚の棚産のやわらか煮蛸など

2020年11月05日 10時16分29秒 | あれこれテイクアウト
甘いタレが口にあうから食べたくなる兵庫県明石・魚の棚のやわらか煮蛸。

写真はタレをかける前の状態。

一匹丸々買ったやわらか煮蛸は2800円。

半分は今夜のおかず。

残りの半分は翌日に廻す。

後方にあるのが子持ちのイカ煮にあかにし貝煮。

あかにし貝は噛み応えのある貝。

鮑のような柔らかさはない。

ぐにゃガツという感じで噛んだ歯が跳ね返される。

その感触が好きだからつい買ってしまう。

一方の子持ちのイカ煮は旨味。

子持ちというが姿は卵。

プチプチ感が楽しめる一品。

それぞれ1個しっかないから包丁を入れて分ける。

蛸はこれまでも食べたことのある味。

これが食べたくて有馬帰りに立ち寄る魚の棚。

高速道利用であっても片道2時間もかかる距離。

渋滞がなければ1時間半くらいなんだがなぁ。

(H31. 3. 7 SB932SH撮影)

明石魚の棚・うお佐衛門の天ぷらお造り定食

2020年11月04日 10時31分30秒 | 食事が主な周辺をお散歩
明石市立文化博物館で講義をしてくれた本日公休日の学芸員のYさんを誘って昼めし旅。

行先は博物館からすぐ近くにある魚の棚。

お土産に買っておきたい旨さ抜群の味よし本店の蛸のやわらか煮。

店前でいつも立ち売りしている売り子さん。



本日も元気よく訪れる観光客に味見に試食品を差し出す。

それむちゃ美味いんですと思わず口がでる。

どれが良いと云われれば間違いなく蛸のやわらか煮を指さす。

他にもイイダコ煮、子持ちのイカ煮にあかにし貝煮もある。

どれもこれも美味すぎるから酒の肴。

今夜に食べたいから買いに来ましてんで・・といっても覚えているわけがない。

その4品を詰めた1500円のパックは夫婦連れのお客さんにYさんも購入。

みなさん、今夜の楽しみができたようで。

魚の棚を歩いてもう1軒にもあったやわらか煮蛸。

試食でいただいたが味はもちろん違う。

Yさんが云うには味よし本店の味は旨みがあるという。

試食の店はやや辛いようで舌が馴染まなかったようだ。

ちなみにその並びにある明石焼きのお店。

テレビによく登場するたこ磯は人気店。

そこより少し離れたところにあった元祖明石焼きの発祥とされるよこ井はシャッターが下りていた。

よこ井の定休日は木曜日。

本日3月7日も木曜日ということでシャッターは閉まっていた。

前日にいかなご解禁のニュースがあった。

魚の棚に見られる春の風物詩。

いかなごを美味しく煮たくぎ煮があちこちにあるお店で販売中。



もちろん、この日に揚がった浜の新子は鮮度がギラギラ。

いかなごの新子である。



量り売りするお店もある。

かつては各家が家のお味で炊いて食べていたくぎ煮

昔からあった漁師家の料理が、広まって大々的に販売されるようになったのは戦後のことである。

本来は郷土料理であったわけだ。

さてさてお昼はどこにするか。

たしかこの通りに何軒かの食事処があるはず。

数店舗あったなかにここですとYさんが云った。



お酒をいただくことはできないが、新鮮な味を提供しているというから入店したうお佐衛門

表に揚げていたメニューの看板を先に見て品定め。



税抜き899円の春の名物料理であるいかなご釜揚げ丼を注文したYさん。

私はどうも苦手なので、手ごろ価格の税込み980円の天ぷらお造り定食に決めた。

実は海鮮丼にするか、海鮮天丼にするか、迷っていた。

いずれも定食であれば1099円。

超えるのはちょっとと思って躊躇った結果が、2品の小鉢が付いているという天ぷらお造り定食。

お品書きに本日入荷のお魚もあるある。

地元の明石産だけでなく、愛媛、対馬、坊勢、岡山、広島に北海度からも。

手ごろ価格で美味しさが味わえるのだが・・酒が飲みたくなるので、ハイここまで。



メインのお造りは生カツオ、ハマチにぶつ切り蛸。

天ぷらは海老天に野菜天。

まぁこんなものだ。

小鉢の煮肴はまぐろの煮付け。

濃い目の味で〆た煮付けだけでもご飯が進む。

意外といえば失礼だが実に美味い。

一品買ってお持ち帰りにしたいと思ったくらい。

生蛸は噛み応えたっぷりの明石蛸。

カツオ、ハマチの旨いこと。

すごく新鮮に味わえるのが嬉しい。

サラダはコールスロー。

和食に合うサラダだった。

味噌汁はわかめ汁。

これまた美味いねぇ。

特に美味いのがご飯。

なんとお代わり一杯頼んだが無料サービスである。

意外とお腹がパンパンにならんかったのが嬉しい。



支払はなにかとこれまでお世話になったのだからと云って引き下がらないYさんに甘えることになった。

逆に奈良に来られたときのお礼は何にするか・・・。

お店を出て再び魚の棚商店街をぷらぷら。

お店の名前は、憶えてないが、ここはとっても野菜が安いお店。



以前に立ち寄ったときにも買ったお店。

小さいけど多数盛った筍。

こんだけで800円だって。

大きな筍1本よりもこの小さな筍の方が断然に美味い。

春野菜で一番旨いのが新玉ねぎ。

甘くて柔らか新玉ねぎ。

もっと美味しのはこの新玉の葉。

つまり葉玉ねぎ。見つけたら絶対に買い。

葉玉はすき焼きに良し、炒め物にも良し。

ラーメンにも良し、煮ものにも良し。

和風から洋風、中華にも合う葉玉ねぎ。

私はいつも“葉たま”と言っている。

玉ねぎの葉ものがイヤだという人多いらしく、買い手の希望にわざわざ葉を切って捨てる。

それ、欲しいんですけど・・と思わず口に出そう。

そんなことはともかく大きい新玉ねぎが4個盛で150円って安いがな。

蓮根も200円って、あり得ない。

思わず、我が家用の土産に買っていた。

あぁー、魚の棚が近くだったら、毎日のように、買い物に来ているだろうな。

(H31. 3. 7 SB932SH撮影)

くらしのうつりかわり展―これ何でできているの?素材と技―in明石市立文化博物館

2020年11月03日 09時38分34秒 | 民俗を観る
明石市立文化博物館企画展<くらしのうつりかわり展―これ何でできているの?素材と技―>の展示写真に協力する。

なるほどと思える素材活用・・・民俗テーマの探し物に出かけてみよう、と思い立ってから1カ月半。

いつ、行けばいいのやらと思いつつ3月7日に決めた。

お世話になった学芸員に都合もあるから打診をした。

当日は仕事休みの回答。

むしろその日が自由な身。

4年ぶりにたっぷり解説をお願いしたいと車を走らせた。

奈良から出発する行路は第二阪奈有料道路を出発点。

大阪・石切からは阪神高速道路に切り替わる。

道路は西へ真っすぐな道であるが、ところどころの箇所で渋滞が発生する。

毎日のことである自然渋滞の状況に当たれば予想時間が大幅に狂いを生じる。

そう判断してセットしたカーナビゲーションが伝える予想時間よりも、30分も早めた出発時間。

行程に2時間は十分にかかると読んだが、トイレはどこで・・。

この行程にあるサービスエリアは1カ所。

神戸の京橋SAしかない。

利尿剤を服用している関係もあって1時間に1度はもよおす難儀な身体。

直前に発生する渋滞に泣かされる。

奈良を出発した時間帯は午前8時半。

京橋SAに着いた時間は9時50分。

手遅れにならなくてよかったトイレ休憩に辺りを見渡してみたらビル群ばかりで、海の眺望は望めない。



京橋SAにある施設は神戸6番館。



ベーカリー&カフェとあったが、いろんなカレーライスにトースト若しくはサンド。



麺類提供がないから寂しい。

後半の行程もまま時間がかかって明石市立文化博物館の到着は午前10時30分。

トイレ休憩もあったがジャスト2時間で着いた。

冷たい風が吹く。



ときおり雨が降るとの予想は大当たり。

入館してから横殴りの雨に雨宿りするハイカーらしき人たちで玄関ホールがいっぱいになっていた。

ところで博物館駐車場の利用方法がとんとわからない。

ゲートがあるわけでもないし、一般的にみられるタイムパーキングでもない。

無人の駐車場に有料としか表記していない取り扱いは・・・。

館に入らなければわかり得ない駐車場の入出庫支払いだった。

受付に座っていた男性に駐車の件を尋ねてみてはじめてわかる仕組み。

つまり自己申告制なのだ。

申告しなけりゃ発行されない駐車時間スタンプシート。

お帰りの際に精算しますというシステムであるなら、通知せずに出館してもわかりようがない。

ウソはかましたくないが、そんな人もいるのでは、と思ってしまう旧態のシステムである。

入館者の私を見ておいくつですかと問う受付者。

65歳以上であれば入館料200円が半額になるという。

明示できる免許証を以って確認できたら100円である。

さて、観覧について制限事項がある。

展示物の写真撮影は禁止。

ペーパーにメモを掻きこむことさえ許可できない。

ただし鉛筆なら許可とあるが、めんどくさいからそこまでしてまでもと思って頭に焼き付けようか。

展示会場は撮影不可ですが、玄関ホールに展示している実物の神輿や舟は構わないというから、明石の民俗は何かの折に役立つことがあるだろうと携帯電話の画像に残した。



この日の主目的は、Y学芸員による企画展の「くらしのうつりかわり展―これ何でできているの?素材と技―」を観覧することだ。

併せて4年ぶりに合うYさんである。

以前、奈良県立民俗博物館の写真展などでお世話になったYさん。

退かれてからも継続開催してきた「私がとらえた大和の民俗」写真展図録をさしあげたく持参した。

懐かしい写真家のプロフィール写真を見てあれやこれやと思い出し。

小林町のあの人たちは・・と、これまた懐かしく現況を伝えてあげた。

企画展の「くらしのうつりかわり展」は毎年に開催されるテーマ企画展。



過去の生活民俗を振り返り、地域の小学校の3・4年生の社会科および総合学習の一環として学びの場である。

学習する子たちにかつての生活体験をお持ちのボランテイア高齢者が支援。

昭和世代から平成生まれの子どもたちに文化を受け継ぐ交流の場でもあると図録に書いてあった。

たいへん素晴らしいことであるが、この日も体験学習にきていた子供たちのどれほどが記憶に残せるであろうか。

三世代が暮らす住居であれば、直に、しかも身をもっておうちで体験、そして育っていくのだが、いかんせんそのようなお家はごく僅かになった時代に日々の体験は望めない。

県立民俗博物館も同じような地域小学生に観覧・体験する学習会はあるが、一時だけ。

先にすべきことは、付き添いする先生たちへの支援であると常々思っている。

身近にいる人たちに体験してもらいたいことは多々あると思っている。

生きた字引でもある高齢者が支援する対象年代は壮年、若年層。大阪万国博や東京オリンピック以降に生まれた新しい生活文化に馴染んだ人たちが対象だと思っている。

私がこの日に拝見したいと伝えた学芸員のYさん。

仕事休みのところをお邪魔してしまったのだが、そのほうが自由に立ち回れると喜んでくれた。

勤務の日であれば特別な計らいは不可。

個別的に対応する解説に就くことはできないから、その方が良かったと言って同館にやってきた。

早速、館内の展示物を案内してくださる。

メモがないので提供してくれた図録を参照、できる限り思い出してここに記載しておく。

自然の素材にどのような道具があるか。

一つは木や竹素材。

二つ目に土や石素材。

三つ目に鉱石素材。

石と鉱石の違いは加工である。

観点を替えて家を作る職人とか井戸周りの道具に屋内、土間、台所などをどの場で使う道具かを素材でみること。

また、道具の時代文化に伴う変遷とか修理、再利用、大量生産に関することも学ぶ企画展である。

まずは藁草履である。

一般的な藁草履を見ることは度々あるが、竹で作った草履はみたことがない。

竹を割いて細くした竹を編んで作った草履に艶がある。

藁製と竹製の違いはそれでわかる。

藁縄がある。

奇麗なロープ造りの藁縄は粗くない。

機械で結ったように思えたからそう伝えたら、その通りだった。

昨年の平成30年11月11日に訪れた大阪・豊能町にある豊能町郷土資料館。

施設管理人のOさんが丁寧に教えてくださった足踏み体験。

佐藤農機社製・サトー式製縄結い機の操作である。

数本の稲藁を突っ込む。

突っ込む穴は2カ所ある。

突っ込んで供給する際に、ミシンのような足踏みペダルを踏む。

そうすることでどんどんと藁縄ができあがる。

その機械を使えば奇麗な藁縄が簡単にできあがる。

貴重な体験に感動したのだが、明石市立文化博物館にもほぼ同型の機械があるらしく、Yさんも同じような体験をしていたそうだ。

千葉県いすみ環境と文化のさとが、発行する「さとのかぜ195号」に載っている足踏み式製縄機は農機具。

小学生の稼働体験に活動しているのだが、破損したときに修理できる部品がない。

いつ壊れてもおかしくない農機具は農機具遺産に指定されてもよかろうと思うのだが・・。

調べてみたら、既に2014年度の機械遺産に大正時代の足踏み式製縄機が世界初として指定されているようだ。

また、ネットオークションに出ていた「岐阜 サトー式製縄機(せいじょうき)縄ない機 足踏み式F-3型」の全型があったので参考にされたい。

藁作品に牛の草鞋がある。

ナベツカミとよく似た形状であるが、牛の草鞋は鼻緒のようなものがある。

一方のナベツカミは構造的にシンプル。

左右の手で掴めるようにしているナベツカミ。

離れてしまわないように直線的な藁紐で繋いでいる。

次の展示物は石臼。

どのようにして使うのか、写真で解説

私が提供した亥の子のクルミ餅を作る際に茹でた大豆を挽いている姿をとらえた写真である。

二人はYさんもよく存じているO夫妻。

奈良市・田原の里に住む夫妻にはずいぶんとお世話になったものだ。

展示の場に炮烙がある。

粘土で作った器であるが、釉薬をかけずに焼いた器。

炮烙焼きで作る料理は蓋をしたら蒸し焼き。

なぜかこの炮烙焼きを、私は「焙烙(ほうろく)焼き」と呼んでいた。

ほうろくでなくほうらく焼き、であるが、どちらが正しいのだろうか。

40年以上も前のこと。

職場仲間と出かけた淡路島。

民宿だったか、旅館だったか覚えていないが、晩食に食べた料理はほうらく焼き。

淡路島では古くから伝わる料理に宝楽焼きがある。

読みはほうらく焼きである。

宝楽焼きに使う蒸し鍋道具は焙烙製。

ほうろくが訛ってほうらくになったと伝えていた。

また、ウエブ辞書では豊楽焼きとして「ほうらくやき」と解説していたから、強ち訛りでもないような気もするが・・。

屋根を葺く屋根職人の展示に写真がある。

映像はY学芸員が前任していた奈良県立民俗博物館の付属施設である文化財指定の茅葺民家の写真である。

奈良県の茅葺家は廃れていく一方である。

茅を採取できるカヤ場の減少。

茅葺きするための原料が消えてしまえば、どうしようもない。

茅葺職人の技術継承も難しい時代。

後継者のこともあるが、所有者の負担が重荷になっているのも事実。

やむなく建て替えた家は新建材という場合も少なくない。

次のコーナーは井戸周り。

展示会場に木製の井戸枠があった。

釣瓶もあるし、手押しポンプも展示しているが、数年前から気になりだした井戸神さんである。

手押しポンプのある井戸に井戸神さんを祭ることはなかったのだろうか。

奈良県内で見た井戸神さんを取材した2地区。

1軒は桜井市小夫の元庄屋家。

もう1軒は明日香村大根田の元庄屋家である。

両方とも井戸神さんを祭っていた。

明石にも井戸神さんがあったのか、それともなかったのか・・。

また、大根田の元庄屋家では未確認だが、桜井市小夫の元庄屋家や宇陀市榛原柳の元庄屋家には井戸とも関係する消防バケツである。

現代的なポリバケツでもなく、さりとて輸入でまかなった銀メッキのブリキ製や亜鉛製のトタン製に移った明治20年ころの輸入の消防バケツでなく、竹で編んだ手桶け式消防バケツ。

和紙を貼り合わせて、柿渋を塗って強固な形にした、さも江戸時代を彷彿する消防バケツであるが、ネットを駆使して探してみるが同等のものは見つからない

ようやく見つかった1件は貸出写真だった。

コリヤナギで作った柳行李(やなぎこうり)がある。

一般的に柳行李といえば衣服などを収納する道具。

大きさはそれなりにあるが、なんと小型にしたものを展示していた。

その道具は持ち運びのできる弁当箱である。

また、杉板で作ったワッパも展示してあった。

かつての弁当箱は懐かしいというよりも手に入れたい代物である。

外側が木製。

内部の壁が亜鉛金属製でできている氷冷蔵庫は実に懐かしい。

大阪・住之江の居住地に小型トラックに乗ってやってきた氷屋さんは荷台で氷を伐っていた。

伐る道具は大きな鋸だった。

地区の子供たち、誰もがしたくなる氷。

鋸で伐ったときに派生する伐り屑的な氷である。

その欠片が欲しくて両手で受けられるよう鋸の下に手を出していた光景を思い出す。

昭和30年代の懐かしい風景もさることながら、その氷冷蔵庫は住んでいた木造民家の旧市営住宅にあった。

やがて木製の冷蔵庫は機械化された。

機械化というのはガスの威力である。

今のような白物家電の電気冷蔵庫でなく大阪ガス製の冷蔵庫だった。

もっと懐かしい道具があった。

ガスストーブである。

鉄製のガスストーブは中央にある白い耐火粘土にストーブ火をあてて温める。

今のような構造ではないからガスストーブ付近しか温められなかった。

火を点けたガスストーブ。

真っ赤な白い耐火粘土に重たい土台が懐かしい。

懐かしい鋳掛け屋さん。

金属鍋などの修繕にやってきた鋳掛け屋さんに近所の奥さま方が集まっていた。

張り板に伸子針が懐かしい。

うちのおおばあさんは着物を塗っていた。

裁縫手伝いはよくしたもんだ。

洗いもしていたから張り板に竹ひごのような伸子針があった。

おおばあさんにおふくろがしていた洗い。

屋外に吊るして乾かしていたな。

1階ロビーに展示していたテレビと冷蔵庫は撮影可。



左側は丸型のチャンネルが懐かしい白黒テレビ。

昭和28年に日本初のテレビ放送が始まった。

我が家にも懐かしいほぼ同型の白黒テレビがあった。

私が8歳くらいのころだった昭和34年4月10日

当時皇太子殿下だった今上天皇が正田美智子さまがご結婚されたときである。

白黒テレビが放映していた映像に近所の人たちがどっと我が家に集まって見ていた。

ご成婚のパレードに馬車移動していた映像を思い出す。

また、当時はプロレスが大人気。

リングで勝負する力道山に鉄人ルーテーズの姿をとらえるテレビ中継。

このときも近所の人たちが見に来ていたが、風呂屋さんでも見ていたような気がする。

我が家にあった白黒テレビは特注。

東芝とかのメーカー品ではなかったと記憶する。

親父はなんせ新しもん好きだった。

なんでもそろえることはなかったが、地域でテレビがあったのは我が家だけ。

自慢だったような気がする。

もう一つの展示品は手回し式ローラー付きの洗濯機。

洗いは洗濯槽で洗うが、水絞りは手動。

ローラーに挟んで手で回す。

詰め込みすぎると負荷がかかる。

子どもの力では無理があるから一枚、一枚の洗濯物を挟んでいた。

暮らしに関わる展示は懐かしさもあって実に飽きない。

生きてきた暮らしそのものが民俗。

生活文化の発展にともなう変遷を知る。

暮らしに役立てた道具の成長具合や過程も学びであるが、体験者だからこそ道具を語ることができる。

別部屋では紙芝居を現代の小学生に話していた。

語りや子供たちに対する話し言葉もさることながら、昔の体験を持ち合わせない子供たちに上から目線的な話法。

当たり、外れの接し方も受けから目線的言葉。

なぜに子ども目線に落として話せないのか・・・傍で聞いていて、思わず顔を顰めた。

常設展も案内してくださるY学芸員。

ここも記録のできない会場に、これはと思った民俗行事。

メモもできない展示に地区名も記憶に残らないが、初祈祷のような行事に惹かれたことだけは確かだ。

明石は漁港の町。

漁に関する民俗が多々ありそうだ。

平成27年度登録の明石市指定文化財。

いくつかある無形民俗文化財を見る機会があれば、是非とも伺いたいものである。。

ちなみに1階ロビーに大きな船を展示している。



有形文化財の「ケンサキミヨシ」。



明石を代表する漁船である。



船首材である水押の先端が剣のように尖がっている形態から名がついた「ケンサキミヨシ(剣先水押)」である。

船の向こう側にある展示物は布団太鼓台。



明石市二見町・西二見で使用されていた「屋台(太鼓)」。

明治時代の後期に新調された西二見の屋台は同町東二見の御厨神社の祭りに担がれていた。

屋台は地面に投げ落とすなど荒々しい担ぎ方であったため損傷が激しくなり、平成12年の明石千年の夢まつりを最後に当館で保存することにしたようだ。

(H31. 3. 7 SB932SH撮影)

明星の一平ちゃん夜店の焼きそば麻辣味

2020年11月02日 08時32分05秒 | あれこれインスタント
久しぶりに味わう明星の一平ちゃん焼きそば。

賞味期限は一週間前に過ぎていたから優先的に食す。

買った日は前年の平成30年9月25日。

売っていたお店はスーパートライアル大和小泉店。

総量が128gもある麻辣味の一平ちゃん夜店の焼きそば

辛みが好きだからつい買い物かごに入れた。

価格は特値の99円。

安価であるが高目の設定。

食べよう、食べようと思って早や5カ月も過ぎた。

食べるチャンスがなくてとうとう3月に突入。

そして期限が切れた。



熱湯注いで3分間。

添えつけの液体ソースをタラタラ落とす。

箸で強く挟んで絞り出す。

絞り出しは3回繰り返す。

向きを入れ替えて繰り返せばすっからかん。

垂らした液体ソースはどろどろの真っ黒け。

麺に落とせばその色がわかるが、カップの縁に外れたソースは真っ赤っか。

見た目は赤いが写真にすれば濃い目のオレンジ色。

特製ふりかけに一平ちゃん特製のとうがらしマヨビームをかけるからソースが麺全体に広がるように混ぜこぜする。

トロっと底に流れたソースの色も赤い。



黄色い麺と絡む場合は黒になるが、味は・・・。

液体ソース袋を絞った箸にちょこっと付着したソースを舐めてみれば、辛―――いっ。

これは満足できる味に期待が食べる前に心が躍る。

混ぜて、混ぜてふりかけを落とす。

これもまた真っ赤な粉。

香味の粉の薫りが鼻の中に吸い込まれていく。

とうがらしマヨビームをピューっと飛ばしてハイできあがり。



箸で摘まんで口に放り込んだ味は・・あぁーたまらん。

この味、この薫りは大好きな味。

食が進む以上に箸が止まらない。

麺はややパサパサ麺だが特に気にするほどでもない。

麻と辣は、花椒と唐辛子辣油。

ピリピリ、ヒリヒリに甘さも旨みも絶妙な味具合はバラエテイな相乗効果を発揮する。

消費者の口を愉しませてくれるのであれば何だっていいのだが、焼きそばは焼きそば。

ラーメンはラーメン。

それなりの工夫が要るのだろうな、と思う。

ちなみに食後も残る強烈なピリピリ、ヒリヒリ感。

唇も舌もピリピリ、ヒリヒリ。

この刺激感がたまらない。

なお、食塩含有量は4g。

心臓に優しい塩分量が嬉しい。

ところで笑える話題を一つ。

昨日のことである

タブレットに会計とあるから、それを押すことでレジ清算ができる。

表示は「プレートをレジまでお持ちください」である。

そうか、このタブレットをレジに持っていけばいいんだ、と思ってレジ支払いに並ぶ。

えっ、とびっくりした顔の店員さん。

お客さん、それでなくて、プレートです・・と。

プレートはタブレットでなかったんだ。

こんな重たいタブレットを持っていって、つるっと滑った手から離れて床落ち。

落としら間違いなく破損する精密装置。

そんなわけないと思うってはみたものの、家族がそれを・・・と。

いやはや恥ずかしいことであるが、プレートってどこにあるのか。

会食していたテーブルを見つめてもない。

ここにありましたと店員さんが示す場所は、なんと箸置きの下に隠れていた。

入店時にプレートを受け取った家族がしでかしたプレート隠しが笑う事件を作ってくれた。

(H30. 9.25 SB932SH撮影)
(H31. 3. 6 SB932SH撮影)

2日連続味わうかっぱ寿司南津守店の創作中華一之船入監修肉味噌辛辣ラーメン

2020年11月01日 10時56分06秒 | 食事が主な周辺をお散歩
痛みのある歯の治療が始まった前日。

時間は大幅にずれ込んだ。

食事処は帰りの途中路。

うどんに寿司を食べたいと申し出たおふくろの願いを叶えたかっぱ寿司南津守店。

実に半年ぶり。

いや、もっと期間があったはずだ。

して、この日も治療。

一日では治せなかった92歳の歯。

入れ歯もなく、よくまぁこの歳までを差し歯で済ませたものだ。

総入れ歯にする考えもない大ベテランの歯科医院。

前日治療の消毒と云われていたが、なんのその。

痛みに逆らうこともできない事態に柔らかいものを食べたいという。

そりゃそうだ。

杵屋のうどんと云えば、それは堪忍と却下された麺食。

コシのなき柔らか麺は浪速うどん。

そこまでいかなくとも前日に食べたかっぱ寿司のうどんが良いという。

何故に、かっぱ寿司のうどんかといえば、細くてつるつるしているから食べやすい。

堅くもないのでありがたいから、それにするという願いにまたしてもこの日もかっぱ寿司南津守店。

2日連続に同店舗で食べるとは想定もしていなかった。

何でも食べられる歯にしてくれれば、と思ってもなんせ超後期高齢者。

ほぼ同じ時間帯に入店した。

席に着くなり早速選んだおふくろの好み。

いくつか注文をして次はかーさんの・・、それから私。

それぞれの食べたい思いを叶えてくれるかっぱ寿司メニュー。

この日は春のフェア。

美味いもんがたくさんあるが、好みになるのは一握りなんだ。

この日の発注順に並べた家族3人の食べたいものは次の通りだ。

はじめに平日が一杯の150円のかけうどん、300円のあっさり醤油ラーメン、100円のまぐろにぎり、100円の鮮極生えび、100円の真イカにぎり、390円の肉味噌辛辣ラーメン、100円の山かけまぐろ軍艦巻き、一貫50円のししゃもっこ、次も一貫50円のフォアグラあん肝、肉味噌辛辣ラーメン専用の100円追いシャリ、100円の中とろにぎり、100円にぎりの赤貝、280円の三貫盛り(牛カルビ、ローストビーフ山わさびのせ、牛タン直火炙り)牛Kingの肉三昧、一貫50円のいなり寿司、一貫50円のやまかけ、100円の一日数量限定海鮮うま辛和え軍艦巻き、280円の冬のうまネタ三昧(北海道産ぼたん海老・ほたていくらのせ・本ずわい蟹)、一貫50円の豪快イカ天マヨ、100円の揚げたてえび天にぎり、280円の一貫富山湾産白えび・・・〆にかーさんが選んだ手作りプレミアムホイッププリンは200円だ。

一年前の一人当たり勘定よりも増えている支払い額。

財布は悲鳴を揚げているが、美味しさがそうしてしまう注文方式である。

美味けりゃあれもこれもと指がついつい動く。

食べてからしまったと思うときは体重計に乗ったとき。

あっさり醤油ラーメン、鮮極生えび、赤貝、牛Kingの肉三昧で一旦は〆たものの、美味さに負けたかーさんは最期に選んだ手作りプレミアムホイッププリンの味にびっくらポン。



甘くて美味しい。

こんなプリンは味わったことがない。

その声を聞いたおふくろも手が伸びる。

スプーンに少し分け分け。

おふくろもこんなん初めてや、というくらいに美味しいという。

滅多に頼むことのない甘党。

若い女性ならなおさらであろう。

おふくろが食べた品々は、かけうどん、まぐろ、中とろ、一貫いなりで満足、と云いたいが、治療中の歯ではこれが限界。



前日は難なく食べられたうどんのきつね揚げは遠慮したが、かけうどんのカマボコに難義した。

いなり寿司の揚げさんを食べて、昨日のきつね揚げを思いだしたようだ。

私といえば、肉味噌辛辣ラーメンの味に惚れ惚れ。



痺れる辛さに、甘さ旨みのあるスープに大満足。

これなら何度でも食べられるし、2杯目も、と思ったほどに美味しい。

食べれば食べるほどに食をそそる味にぞっこんである。

スープはたっぷり余る。

スプーンですくって口に。

止まらなくなるところをなんとかセーブして追いシャリの出番。



刻みネギに三つ葉。

間違ってもパクチーではありませんように・・・。

ところで追いシャリはにぎり寿司のにぎり飯そのもの。

形でわかったにぎり飯を数えてみれば6個もある。

えっ、そんなに多いの・・。

半分の3個をスープに落とす。



丁度いい位の量。

混ぜはせずに、箸でガツガツ。

これまた辛みスープが利いてむちゃ美味しい。

スプーンで食べるのが一般的のようだが、そこはガツガツ感で。

食べ終わってもまだまだス-プがたっぷりある。

残りの3個を入れてガツガツ。



こりゃもうたまりまへん、と云いたいが・・・。

6個はあかん。

半分の3個でお腹が丁度いい。

どうか、追いシャリの半ちゃんを用意して欲しいと願うばかり。

にぎり寿司を一貫で提供できるようになったのだから、追いシャリも半ちゃんの50円。

是非とも検討をお願いする。

お腹がパンパンなのに何故かタブレットに指がピッ。



とろとろ食感の山かけまぐろ、プチプチ感がたまらない魅力のししゃもっこ、味がこってりのフォアグラあん肝。



見た目の色が気持ち悪いが味は抜群だった。

前日は美味しくいただいた海鮮うま辛和え。



これもまた見た目が悪い。

味は違うだろうと思ったが、そうではなかった。

軍艦にのっている魚介類の味がわかんね。

前日は醤油をかけて失敗した本ずわい蟹をちゃんとおふくろに食べてもらおうと思って注文した冬のうまネタ三昧。



前日の本ずわい蟹はほぼ冷凍状態だったようで、冷たいから美味くなかったというおふくろ。

この日は何もかけずにそのまま口に。

美味しかったと云ったのが嬉しい。

私は、残りの北海道産ぼたん海老にほたていくらのせを味わう。

ぼたん海老はとろとろ。

甘くて美味しい。

ほたては少しだけ海の味を感じた。

〆に選んだ富山湾産白えびは絶品味。



甘くてとろとろ食感はぼたん海老とも違った旨さを愉しんだ。

ここまでの会計は、税込み3271円。



一人当たりにしたら1091円。

千円でこんだけ美味しいネタを味わせてくれたかっぱ寿司に完敗。

で、今回の支払いは・・。



案内表示のとおりに「プレートをレジまでお持ちください」に従って、お客さまの座席番号26プレートを手にした。



前回は、注文していたタブレット端末そのものをレジに持っていった、こっぱずかしい失態に大笑い。

学んだことはすぐに実行である。

(H31. 3. 5 SB932SH撮影)