MT-DRACO

My Last Summer Wine
-『少年』の心を持つクルマ趣味人へ-

MT-DRACO TUNING

2011-12-23 16:33:01 | 汎用パーツ

 

MT-DRACOが考えるチューニング(調律)は決して奇をてらったものではありませんがクルマ趣味人に本当に心地よい琴線に触れるチューニングを肝と考えています。

「走る・曲がる・止まる」の3要素のなかで特に「止まる」ジャンルは非常に重要な部分です。

足回り同様にブレーキングパーツの選定は非常に重要なのは皆さんご存知と思いますがともすると安易ななんちゃってパーツと比較して価格重視でお安いパーツを装着して失敗される例が見受けられるのも事実です。

 

ブレーキパーツ開発にあたって当初は価格を抑える為にも既存パーツ流用を基本としていたのですがLOTUSやABARTH向けの場合、機能と剛性を確保しながら如何に軽量に仕上げるかで試行錯誤の試作を繰り返すことに・・・

過酷な使い方をされると発生するパッドの剥がれ現象、エンドレスさんでは見えないこんな部分にもオリジナルコンセプトのモノつくりをしています。

 

 純正置き換えパッドも当初は既存品流用で考えていましたが低ダスト仕様でありながら初期制動からのブレーキングタッチとコントロール性を重視しながら更にはスポーツ走行でも十分な耐フェード性を追求するとMT-DRACO専用オリジナルコンパウンドとなりました。   因みに対応温度は0~630℃です。

この純正置き換えブレーキパッドのラインナップはFIAT500 1.2L & 1.4L用・ABARTH500用をラインアップ。

TwinAir用に関しては現在開発中です。

又、2ZZ LOTUS ELISE/EXIGE用も受注生産にて対応させて頂いてます。

このLOTUS ELISE用純正置き換えブレーキパッドの実走テストには同じく純正置き換え2ピースローターにて行ってます。

 

 

ローターの選定に関してもなかなか奥が深く色々と検討しましたが現状のMT-DRACO鍛造6ポットキャリパーでは

Φ332×32サイズのスリットをチョイスしていますが使用目的によってはΦ324×30もしくはΦ294×24の3種類を設定しています。

他社アフターパーツのローター肉厚は24~28mmが多いように見受けられますが32mm厚ローター、本来はコンペティション用です。

   

通好みのオーナー様からのご依頼で現在この鍛造6potキャリパー&2ピースローターキット、TwinAirにも装着出来るよう取り付け確認中です。

そして・・・

番外編ともいえる鍛造モノブロック4potキャリパー!

因みにこのモノブロックキャリパー、それまでの0-100-0テスト連続100回に対して倍の200回にて耐久テストしたりしてます。

本来の目的はオリジナルコンプリートカー向けに開発を進めた逸品ですがほぼ仕様も煮詰まりましたので年明け以降

ご希望がありましたらビスポークにて受注生産にて対応したいと思ってます。

従って、LOTUS&ABARTH専用というわけでありませんのでハイパフォーマンスカーにお乗りで現状のブレーキパーツにご不満のオーナー様でご興味ありましたら遠慮なくお問い合わせ下さい。

 

そして一応検討事項としましてはFIAT50016インチホイール対応の4potキャリパー&ローターも検討中ですので此方もご興味あるオーナー様からのご要望次第かと思います。

 

 

 

 

左側が鍛造モノブロックキャリパー専用ブレーキパッド。

更なる軽量化と冷却目的のクーリングチャネルの軽減抗をパッドサイド部分に追加工してますがこれが又非常に手間暇が掛かる為製造現場では大変な苦労をしてます・・・

鍛造6potにしても鍛造モノブロック4potにしても初期投資は掛かるかもしれませんが将来他のハイパフォーマンスカーに乗り換えたとしてもオーバーホールして移設する事も可能ですのである意味賢い選択と思います!!

 

コメント
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