約2年程前に患った胆嚢炎
胆嚢摘出手術後位から始まったメタボ・・
この2年でぽっかりお腹にておよそ10kgは体重増・・・
自身の重量増を車両の軽量化にて補うという安易なコンセプトにて
超軽量鍛造ホイールのラインナップも着々と増えてきましたので
更なる軽量化案・・・・・
MT-DRACO with THUNDER BOLT
Ti / Stud Wheel Bolt Conversion
<64鍛造チタン素材説明>
Thunder Boltのベース素材であるチタンは、宇宙技術や軍事、航空機、フォーミュラー1、競技向けスポーツ用品やレーシングカー、サイクリング、生体インプラント、打楽器など多岐にわたって使用されています。しかし、強固な素材ゆえ加工には大変高度な技術と設備を要し、また材質そのものが非常に高価な為、これまで用途はごく限られた狭い領域での使用に限定されていました。
私達はチタンの中でも、ASTM国際規格 B348 Gr,5 6Al-4V材(TAB6400)に着目しました。これは質量分率で、アルミ(Al)が6%、バナジウム(V)が4%含まれている事を意味する鍛造チタン合金です。
品質の良いチタンをフォージング(鍛造)化した素材は、最新鋭旅客機であるボーイング787型機において全てのファスナー(ネジ)に同素材を使用するように指示されているほど航空宇宙分野においては定評のある素材です。
代表的な特性として、まずは大変軽量である。(比重は4.51と小さく鉄の約60%である)また、引張強さは高張力鋼とほほ同等でありながらも一般スチール材の約190%の強さを誇ります。更にGr,5は耐食性に大変優れ、これはチタン表面に形成される酸化皮膜(Ti02)が強固で安定しているとされ、熱膨張率、熱伝導率が小さく、比熱は、SUS304と同等であるなど、環境に左右されにくい材質は安定したトルク管理を行うことが出来る為、まさに夢の金属と呼ぶにふさわしいα-β合金です。
そうなんです! 素材としての最大の魅力はその比重、
クロモリ7.85 ステンレス7.9 に対して、64鍛造チタン4.47~4.51
引張強度はクロモリ鋼と同じ980MPa ヤング率114GPa
そして表面硬度は クロモリ鋼285HV を上回る320HV
そして耐腐食性能と熱膨張と熱伝導に優れている点も見逃せないメリットです。
<鍛造製法>
私達の鍛造製法は業界内において特に定評があります。
Thunder Bolt製品の代表格であるBE-ZEROシリーズへ採用しているT80トルクスを見て解るとおり、直径17.5mmのトルクスを下穴も無しに10mm以上のプレス形成を行うこと自体が相当な高技術の現れなのです。
また、チタン合金は700~900℃という比較的狭い温度レンジの中で鍛造を行う必要があります。
温度が低いとクラックが生じ、反対に温度が高いと炭化してしまうため、チタン加工を行う上で処理温度コントロールが最も難しいと言われていますが、私達はFrequency Inductive Heater(高周波加熱誘導機)と言われる特殊な熱源管理機材を用い常に適正な状態で鍛造を行っています。
この温度管理が非常に重要なポイントで、ハード面の機械設備だけでなく
ソフト面の経験と知識が非常に重要です。
<仕上げ加工>
また、Thunder Boltは製造プロセスの最終仕上げとして、独自の厳しい検査基準を設定するとともにフィニッシュ工程を大切にしています。
P.V.D
次世代コーティングと言われるPhysical Vapor Deposition(物理蒸着法)を真空釜にて特殊処理を行なっています。主な特徴として耐摩耗性、耐腐食、耐酸化、焼付き防止などに優れ、より光沢が増すカラフルなコーティングですので、劣化を恐れること無くいつまでも美しい発色のまま使用し続けることが可能なのです。
Blue Gradation(Fire Burnt)
その名の通り、バーナーで炙った際に表現されるチタン特有の焼き色を陽極酸化技術にて再現しています。PVDとの大きな違いは着色を目的として行うコーティングとは異なり、酸化皮膜のコントロール次第で調節次第で実に100種類以上の発色を行うことができると言われています。 チタン素材そのものが保つ特性を活かした発色法を酸化チタンと呼びます。
Blasting
世界的には“ストーンウォッシュ”と呼ばれている製法です。切削加工を終えた後に細かな粗目をボルト/ナットへ吹付けを行う手法で、クルマの世界のみならず芸術の世界においても同様の手法を用いガラスエッチングへも応用されるほど幅広く活用されている加工法です。
ZERO Titanium
私達が持つ最高峰のフィニッシュプロセス。陽極酸化とブラスティングの双方を組み合わせたマイクロブラスティング工法で、光沢を抑えながらも美しい色を際立たせるThunder Boltの新技術です。マグノ仕上げには熟練した職人の技術を最も必要としていますが、仕上がった姿はため息が出るほど美しく、まさにフラッグシップモデルらしさを象徴しています。
PVDコーティングの真空炉です。
真空引きの上、素材を回転させながらプラズマ放電にてコーティング。
ある程度の製作ロットを要求されるのも頷けるかと・・・
スタッドボルト仕様からナット仕様に変換される
スタッドコンバージョンキット、装着ナットに関して3種類をラインナップしてます。
①19mm HEX(6角型)ナット
●LOTUS Elise/EXIGE 16本KIT ¥58,000(税抜)
●LOTUS EXIGE V6 20本KIT ¥72,000(税抜)
●ABARTH&FIAT500 16本KIT ¥58,000(税抜)
②Eトルクス(Torxデザイン)ナット
●LOTUS Elise/EXIGE 16本KIT ¥66,000(税抜)
●LOTUS EXIGE V6 20本KIT ¥82,000(税抜)
●ABARTH&FIAT500 16本KIT ¥66,000(税抜)
特殊な工具でのみ取り外しのできるようにデザインされたロックナットは、人工衛星や航空機向けへチタン、インコネル製のネジ加工を行う特別なラボにて、CNC加工を施し完成しています。
③Racing-Series ロングナット
●LOTUS ABARTH&FIAT500 16本kit ¥98,000(税抜)
Racing-Seriesではヘキサゴン形状チタニウム鍛造ボディを採用し、クローズドコースにてレーシングタイアを使い縁石を乗り上げるようなシーンにおいても、ハンドリングに悪影響を与えず高い剛性を保持できるように設計されています。
また、ヘッド部には放熱性と軽量化のための6穴の肉抜きを行う、まさにコンペティションモデル。
チタン特有のバーン・グラデーションで彩られたレーシングナットは、あなたの勝利を支えています。
因みに単体重量は スタッドボルト 34g
①19mm HEX(6角型)ナット 16g
②Eトルクス(Torxデザイン)ナット 14g
③Racing-Series LONGナット 34g
アバルト&フィアット500そしてLOTUS Elise/EXIGEの場合
スタッドボルト16本なのでナットの組み合わせにより前後しますが
4輪で約3kg程のバネ下軽量化になります。
その他詳細及び他車種向けKIT等ご興味ありましたらお問い合わせ願います。
mtakek9x1007@silk.ocn.ne.jp
Mobile 080-6689-9950