MT-DRACO

My Last Summer Wine
-『少年』の心を持つクルマ趣味人へ-

排気温度1,000℃ !!

2022-12-20 20:59:28 | スポーツマフラー

好評を博しております

保安基準適合2ZR LOTUS スポーツマフラー

2件程不具合?! が発生しました。

何れもサーキット走行オンリーのかなり厳しい走行を

繰り返しての不具合ですが

製品自体の問題かどうか早速マフラー内部を

切削分解チェックしました。

 

メイン太鼓内部からの異音という事だったので

パンチングパイプの破損を最初に疑ってましたが

内部構造及びTIG溶接の不具合は見当たらなかったのですが

驚愕の実態が明らかに!

な・な・なんと

ステンレスウールと超繊維アドバンテックスが

溶けてデブリ状態になっていました。

ステンレスウールが溶ける!

アドバンテックスウールの対応温度は1,000℃

過去20数年の経験で初めての現象。

通常のグラスウールですと600~800℃なんですが

マフラー内部が1,000℃を超えるという意味は

マフラーの問題ではなくエンジン側のセッティングと

そのレイアウトに問題があります。

もっとも、純正ノーマルエンジンなのである意味

サーキットでの全開走行での環境では排気系に関しましては

消耗パーツと割り切って頂くしかないのが現状です。

 

レギュレーション上、可能かどうか判りませんが

マフラーレイアウトをサイド出しに変更して

メインマフラー本体への冷却風の取り込み対策

が必要と思われます。

 

 

一般公道での使用であれば全く問題は無いと思いますが

LOTUS Elise/EXIGE の

スーパーチャージャー付エンジンは

NAと比べた場合

その排圧と排気温度はかなり高いという事を

熟知してそれなりの対策を考慮するのが良いと思います。

 

MT-DRACOのポリシーとしましては

製品自体に問題がある場合は基本的に対応しておりますが

サーキットでの限界使用はお客様の自己責任となります。

それにしましても、ドライバーさん

百戦錬磨の強者と思われます。

 

 

mtakek9x1007@silk.ocn.ne.jp

Mobile 080-6689-9950

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする