TI-6ALー4V
STM国際規格 B348 Gr,5 6Al-4V材(TAB6400)
64鍛造チタン合金
アルミ(Al)が6%、バナジウム(V)が4%含まれている事を
意味する鍛造チタン合金です。
比重は4.51と小さく鉄の約60%
引張強度は高張力鋼とほほ同等でありながら
一般スチール材の約190%の強さ。
更にGr,5は耐食性能にすぐれており、
これはチタン表面に形成される酸化皮膜(Ti02)が
強固で安定しているとされ、
熱膨張率、熱伝導率が小さく、比熱は、SUS304と同等であるなど、
環境に左右されにくい材質は安定したトルク管理を行うことが出来る為、
まさに夢の金属と呼ぶにふさわしいα-β合金です。
鍛造製法は業界内において特に定評があります。
Thunder Bolt製品の代表格であるBE-ZEROシリーズへ採用している
T80トルクスを見て解るとおり、
直径17.5mmのトルクスを下穴も無しに10mm以上のプレス形成を
行うこと自体が相当な高技術の現れなのです。
また、チタン合金は700~900℃という比較的狭い温度レンジの中で
鍛造を行う必要があります。
加熱温度が低いとクラックが生じ、
反対に温度が高いと炭化してしまうため、
チタン加工を行う上で処理温度コントロールが最も難しいと
言われていますが、私達はFrequency Inductive Heater(高周波加熱誘導機)
と言われる特殊な熱源管理機材を用い常に適正な状態で鍛造を行っています。
さてさて、
MT-DRACO with THNDER BOLT
アバルト&フィアット500用の
フロントメンバーKITのお問合せを頂きました。
こちらは THUNDERBOLT P47
細かなディテールに即反応してしまう私・・・
本題?! にもどりまして
フロントメンバーKIT
純正鉄チンボルトの置き換えになります。
使用工具はヘックスレンチ 5mmと6mm
今までの愛用PBから今回はニューブランド
Wera(ドイツブランドなので多分ヴェラ?!)
ステンレスレンチを使ってみました。
六角部分、ほんの少しコーンケーブしており
キッチリと嵌りまして安物の隙間ガタは全くなく
精度の高さを実感。
クオリテイー感 抜群。
間違いなくエンジンルームチェック頻度が
増えちゃいますね~
チタンボルト、様々なブランドがありますが
64鍛造素材仕様で工作精度の高さまで
考慮しますとMT-DRACO一押し
ナンバー1クオリティーです。
実際締め込んでいく時の
スルスルと締まっていく感触は通常品ボルトとは
次元の異なるスムースさです。
画像はTi Forged クラブスポーツM12のテーパー部。
JIS加工公差規定において±0.5°の容認差が基準として定められていますが、私達の製品は容認値を300%下回る、わずか16/1000の公差でした。
この16/1000公差は海外製品では
望めない精度と思います。
Ti / ABARTH&FIAT500 Front Chassis
*ABARTH&FIAT500フロントメンバーKIT
オーロラグリーン ¥27,500
バーンブルー ¥27,500
梱包送料別途
本日のギャラリー
微笑ましい井戸端にて
スポーツマフラーのサウンドは大好評でした。
mtakek9x1007@silk.ocn.ne.jp
Mobile 080-6689-9950
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