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NBCTVドラマ「ザ・ホワイトハウス THE WEST WING ’99~00」

2011-01-07 12:56:07 | 海外テレビ・ドラマ

              
 The West Wingは、大統領執務室のある西棟のこと。ここで大統領のスタッフが日常の仕事をこなしている。それを人間臭い味付けをして身近な群像劇に仕上げてある。
 バートレット大統領(マーティン・シーン)と、その主席補佐官レオ(ジョン・スペンサー)、次席補佐官ジョシュ(ブラッドリー・ウィットフォード)、報道官C.J(アリソン・ジャネイ)、広報部長トビー(リチャード・シフ)、その部下サム(ロブ・ロウ)、大統領私設秘書チャーリー(デュレ・ヒル)、ジョシュの秘書ドナ(ジャネル・モロニー)が様々な問題を提起し解決する。

 時に個人的な出来事も織り込まれる。大統領の指示やスタッフの提案も含めて、政策の立案、実現のための政界工作、外交問題や危機管理対策にいたるまで、幅広い分野を的確に処理しなければならない。

 この作品の製作者のコメントによると、実際に西棟では多くの人の出入りが多いという。したがって、人物が歩きながら報告したり指示を仰いだりしている。
 廊下から部屋へ、そして廊下へとめまぐるしく動く。しかも、会話は真面目なものからジョークまで、矢継ぎ早に放たれる。

 ここで使われる単語で多いのは、「Mr President」、「OKとOK?」、「Yes, sir」「Yes」、「Ya」など、イントネーションに様々な意味が込められている。

 個人的背景となると、大統領には持病があるし、レオのアルコール依存症、ロースクールの学費を稼ぐ高級コールガールと交際するサム、C,Jと新聞記者、ジョシュの失恋、チャーリーと大統領の娘という風にどこにでもある話がリアリティを添えている。

 特に、レオが大統領に厳しい注文をつけるくだりには、思わず日本の現菅政権に欲しい根本問題の気がした。
 そして大統領がスタッフに檄を飛ばす。「再選を気にしない。当面の機会に全力でぶつかる。われわれは壁にぶつかるかもしれない。この政権を失ってもいい。議論のレベルを上げ、それを遺産にしよう」このドラマは、エミー賞に輝いている。
          
          
          
          
          
製作総指揮
アーロン・ソーキン1961年6月ニューヨーク生まれ。

キャスト 
マーティン・シーン1940年8月オハイオ州デイトン生まれ。
          
ロブ・ロウ1964年ヴァージニア州シャーロットヴィル生まれ。
          
アリソン・ジャネイ1959年11月オハイオ州デイトン生まれ。
          
ジョン・スペンサー1946年12月ニューヨーク生まれ。2005年12月逝去。
          
リチャード・シフ1955年5月メリーランド州べセスダ生まれ。
          
ブラッドリー・ウィットフォード1959年10月ウィスコンシン州マディソン生まれ。
          
デュレ・ヒル1975年5月ニュージャージー州オレンジ生まれ。
          
ジャネル・モロニー1969年10月月ロサンゼルス生まれ。
          
コメント
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