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海外テレビドラマ「ダメージ DAMAGES シーズン1 ’07」

2011-01-24 09:21:46 | 海外テレビ・ドラマ

              
 パティ・ヒューズ(グレン・クローズ)は、エレン・パーソンズ(ローズ・バーン)を入るにはかなり難しいこの事務所に簡単な面接で採用する。この法律事務所が取り組んでいる大仕事は、倒産に絡む疑惑の解明だった。

 それはアーサー・フロビシャー(テッド・ダンソン)が相手だった。フロビシャーの弁護士レイ・フィスク(ジェリコ・イヴァネク)とパティは、火の出るような駆け引きを展開していた。
 
 そして、徐々にパティの正体が明らかになったいく。エレンを採用した裏には、エレンの恋人デービッド・コナー(ノア・ビーン)の姉ケイティ(アナスタシア・グリフィス)が重要証人であることを掴んだからだった。
 やがてケイティのボーイフレンド、グレゴリー(ピーター・ファシネリ)の死亡でケイティの価値がなくなると同時に、エレンの仕事は見習いがやるようなものになり、自発的な仕事の報告には、指示された仕事だけやればいいと怒鳴られる。口答えをすると「出て行け!」とクビを宣告されてしまう。

 グレゴリーは、重要な証拠物件として自らの告白をテープに残していた。それらはケイティのバッグに入れられた。パティにとっても、フロビシャーにとっても勝つか負けるかの最重要物件だった。

 両者はそのテープを血眼になって探し始める。ケイティからそのテープを受け取ったデービッドが内容を確認して、エレンの携帯にメッセージを残す。自宅浴槽でデービッドの死体を発見したエレンに殺人の嫌疑がかかる。

 保釈金を出したのはパティで、テープを要求されるがエレンは、自身の嫌疑を晴らしてくれればテープを渡すと約束する。パティは、見事にその約束を果たした。パティの事務所に戻らないエレンの前に現れたのは、FBIの捜査官だった。

 こうなるとシーズン2がどうしても観たくなるのが人情。裏切りや殺人、冷酷な仕打ち、自殺とおぞましい事件に絡め、パティの狡猾で意地悪な策士ぶりに怒りすら覚える。
 考えてみれば、これは製作者側の意図の勝利で、ドラマが順調に走り始める。それに加え、パティの着るファッションも垢抜けしていて60代の女性でも魅力的に見せることが出来ると思わせる。実にうまい計算だ。
 媚薬を飲まされたように魅了されてしまう。一級のエンタテイメントだ。
          
          
          
          
キャスト
グレン・クローズ1947年3月コネチカット州グリニッチ生まれ。
ローズ・バーン1979年7月オーストラリア、シドニー生まれ。
テッド・ダンソン1947年12月カリフォルニア州サンディエゴ生まれ。
アナスタシア・グリフィス1978年3月フランス、パリ生まれ。
ジェリコ・イヴァネク1957年8月スロヴァキア生まれ。
ノア・ビーン1978年8月マサチューセッツ州ボストン生まれ。
ピーター・ファシネリ1973年11月ニューヨーク、クイーンズ生まれ。