うーん、かなり古風なラブ・ストーリー。ジョン(チャニング・テイタム)とサヴァナ(アマンダ・サイフリッド)がほとんどの画面を占める。
アメリカ陸軍の特殊部隊兵士ジョンは、二週間の休暇で帰郷してサーフィンを楽しんでいた。そこで出会ったサヴァナと将来を約束する。しかし、2001年9月11日の自爆テロが暗い影を落とす。
外国に駐留するジョンとアメリカにいるサヴァナの離ればなれの関係は、やがて一旦は断ち切られるが……。物語は起伏の無い淡々とした様子を見せながら進んでいく。どうしてだろうと訝った。
私の感じでは、チャニング・テイタムとアマンダ・サイフリッドの、それこそ淡々とした演技なのかもしれない。演技論なんて偉そうなことは言えないが、画面から発散する俳優の気迫みたいなものが感じられなかったせいかもしれない。存在感みたいなものが感じられないし、全体に言えるのは強く訴えるものが見当たらない。単なる甘い恋のハッピー・エンドでしかない印象。
監督
ラッセル・ハルストレム1946年6月スウェーデン、ストックホルム生まれ。
キャスト
チャニング・テイタムアラバマ州生まれ。
アマンダ・サイフリッドペンシルベニア州アレンタウン生まれ。