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肉料理の付け合せといえばクレソンなんかが思い浮かぶが、ジャガイモもよく使われる食材だろう。そのジャガイモもマッシュポテトや角切りや細切りにして油で揚げたり、スライスしてバターで炒めたりするのもある。
今回は、一番簡単なベークトポテトをベースにしたものを作ってみた。「ロベールさんのジャガイモ」という一品。材料は、大きいベークトポテト、溶き卵、あさつきだけ。
まずベークトポテトを作る。フランス料理の本では、ジャガイモをよく洗い、水気を拭き取って塩をふる。アルミホイルに包んで160~170度のオーブン入れて焼くとある。が、この方法だとかなり時間がかかりそう。そこで、アルミホイルの代わりにラップで包みレンジで加熱した。
短時間でほこほこの茹でジャガが出来上がった。そのあと、上1/3ほど切りとって残りの2/3をスプーンでくり抜く。取り出したジャガイモに溶き卵とあさつきを混ぜる。私はあさつきがなかったからネギの青い部分をみじん切りにして入れた。それにアンチョビソースを小さじ一杯ほどたらした。それをくり抜いたジャガイモのケースにつめて180度のオーブンで焼き色をつけて出来上がり。私の作ったのは少し焼き色が不足しているようだ。味はくどくなく付け合せとしてはいいほうの部類に入る。
もし、私が若くて独身の男なら意中の彼女に上質のビーフステーキにこの手づくりの「ロベールさんのジャガイモ」を添えて出したい。彼女のハートが燃え出すのは確実。だってそうでしょ? ビーフステーキは誰でも焼けるが、手づくりの付け合せには心がこもっていると感じてくれるはずだ。
この料理に合う音楽?! そうね。陽気なのがいいかな! 「マック ザ ナイフ」がよさそう。この曲は、ボビー・ダーリンが1959年にヒットさせた。それをボビー・ダーリンの伝記映画に主演したケヴィン・スペイシーでどうぞ!
Mack The Knife - Kevin Spacey as Bobby Darin